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脳科学的見地からみた気功による偏差の弊害と対処法

気功の用語に「偏差」という言葉があります。一般的に偏差とは、ヒーリングや気功を受けた方が、頭痛やめまいなどの身体の不調や不安感や虚無感などの精神的な不調を訴えることです。

気功は、何千年も前からおこなわれていた素晴らしいものです。よく気功師が身体の痛みや病気、精神的疾患などを治したなどということを耳にしますが、本当にこうした例は多数存在します。

しかし、逆に気功やヒーリングを受けて、不調を訴える方もいます。なぜ身体や心の状態が良くなるための気功やヒーリングを受けて「偏差」という不調が起こるのでしょうか。

今回は、気功やヒーリングによる偏差の弊害と対処法について解説します。

気功と脳科学の関係

気功というと、気功を知らない一般の方は、何やら東洋医学であったり昔からおこなわれていた神秘的なものであったりするようなことを思い浮かべるようです。

気功という言葉は、中国文化大革命(1960年代後半~1970年代前半)時に作られた言葉です。元々中国には、気功の前身となる布気や導引、行気、按摩、吐納、内丹などの各流派がありました。

これらの気功流派は、道家の修行法や武術、養生法などとして古くから中国各地でおこなわれていたものです。

ただし、気功のような方法は中国だけでおこなわれていたわけではなく、インドやチベットなどはさらに古い時代からヨガやチベット体操などの方法がおこなわれていました。

ヨガの起源は、紀元前2500年前のインダス文明まで遡ります。これは、インダス文明の遺跡であるモヘンジョ・ダロの出土品から当時の修行法などが確立されていたことがわかりました。

ヨガは、ヨガ独自のポーズと呼吸法を合わせておこなうことにより、心身の安定やダイエットなどにも有効だといわれています。

現代でも、ヨガをおこなう人々はたくさんいます。チベット体操も同様です。

さて、気功の話しに戻りますが、気功の流派が中国文化大革命時に統合されたものが「気功」です。

気功は大きく分けると、「硬功(こうこう)」と呼ばれる武術系気功法と、「軟功(なんこう)」と呼ばれる養生法の要素が高い気功法に分かれます。

病気の予防や治療などに使われる気功法は「軟功」です。

欧米諸国で発達した西洋医学は、気功などの東洋医学に興味はありませんでした。

しかし、2000年頃から西洋医学でも気功の素晴らしさを理解するようになり、医学として見直されるようになりました。

日本では、脳科学の第一人者として知られる苫米地英人博士が気功の脳科学的実験をおこなっています。

苫米地博士がおこなった実験では、気功師が被験者に対して氣を送ったところ、さまざまな実験機器の数値に顕著な変化が現れました。

こうした実験からもわかるとおり、見えない「気」から人間の脳にさまざまな変化が見られることが実証されており、気功と脳(脳科学)は深く関係していることがわかります。

動物には、「恒常性維持機能(こうじょうせいいじきのう)」と呼ばれる生命維持機能があります。例えば、体温調節や血圧調節、脈拍などを常に一定に保つ機能のことを指します。

動物は、恒常性維持機能に乱れが生じる、病気になるといわれています。気功は、乱れた恒常性維持機能を、元の正常な状態に戻すことができるといわれています。

脳科学的レベルでは、脳の1箇所が活性化すると、脳神経ネットワーク全体に影響して活性化するといわれています。

ちなみに、恒常性維持機能も脳が司っていて、脳からの命令により生命維持機能が保たれているといわれています。

偏差の弊害

気功やヒーリングなどは、誰にでもできて誰にでも備わっている力です。気功を、普段の会話や文字の読み書きと同じようにできると考えるとわかりやすいでしょう。

ただし、ちゃんとした手順を踏んで気功などおこなわれなければ、偏差という弊害が起こることも確かです。

気功にはさまざまな方法がありますが、気功をおこなうことにより身体が元気になったり食欲が増したり、精力増強、脳が冴えるなどの素晴らしい効果が出るといわれています。

他にも、身体の痛みが解消したり病気が治ったり、精神的悩みから解放するといった報告もあります。その反面、気功によりさまざまな「偏差」といわれる弊害が生じることもあるようです。

偏差は、簡単に説明すると「氣の副作用」といわれることが多いようです。偏差の反応は、頭痛やピリピリ感、熱感や悪寒、めまい、胸が苦しい、疲労感、原因不明の不調などの身体的不調が生じます。

これらの身体的不調のことを「走火(そうか)」といいます。

ひどくなると、パニック障害や自律神経失調症、ノイローゼになったような衝動性が起き、前述した症状がひどくて居ても立ってもいられなくなるといいます。

また、精神的に不安になったり虚無感が出たり、不眠や幻想、幻覚、苛立ち、恐怖感などの精神的不安が生じることもあります。

これらの精神的不安のことを「入魔(にゅうま)」といいます。入魔による偏差の弊害が生じると、精神的に不安になるため自分の感情や思考がコントロールできなくなります。

すると、前述した入魔の症状が生じ、さらに耳鳴りや不眠、眩暈(げんうん、めまい)のような肉体的症状も現れます。眩暈は目眩(めまい)ともいいます。

ひどくなると、泣いたり叫んだり、異常に笑う、短気、悲壮感など喜怒哀楽が激しい躁鬱の状態になります。

また、幻覚や幻想がひどくなれば、脳内で作り出された神仏や悪魔などを本物と思い込むため、幻覚と現実の境がなくなり肉体的にも精神的にも危険な状態になります。

偏差の弊害は、走火にも入魔にも「陰と陽」の氣が増幅されて症状が生じます。陰の氣は「冷」にあたり、陽の氣は「熱」にあたります。

陽の氣は上方(頭の方)に上がりやすい性質があるため、なかなか下(足の方)に下りにくくなります。

氣の扱いに慣れていない初心者の人は、なかなか氣を下の方に下ろすことができないため、偏差の弊害が生じます。

そのため、陽氣が上方に上がったままの状態になると、脈拍や血圧の不安定や身体の緊張や弛緩、異常な発汗などが生じるために偏差の症状が生じます。

陰の氣がひどくなれば、身体が冷えたり悪寒が生じたりします。

氣の性質

「氣」は、性質的に温かい空気のような性質があり、軽くて上方に上がりやすいといわれています。そのため、気功をおこなうと頭の方に氣を感じるようになります。

一般の人は、普段気功などの鍛錬をおこなっていないので、いきなり気功を上げる練習をおこなうと偏差の症状が生じることがあります。

気功やヨガなどの鍛錬では、全身に氣を巡らすような方法をおこなうために、最初に氣を集めることを練習します。

体内では、氣が集まると同時に血液も集まるため、一箇所に氣と血液が集中して充血したような状態になります。

この状態が、偏差の原因になります。少しずつ正しく気功をおこなえば、偏差の弊害が起こることはありません。

また、気功を指導する指導者が注意して指導していれば、なんの問題も起こることはありません。

もし偏差のような症状が生じた場合には、軽く息を吐きながら氣が足の方(足の裏から氣を出す)へ下りるイメージや動作をおこなえば問題ありません。

誤った気功やヒーリングを受けて、偏差の走火や入魔の症状が生じたり、パニック障害になったりするなど、偏差の相談を受けることもあります。

こうした偏差の症状がひどくなると、命に関わることがあるため、信頼できる指導者の下で気功やヒーリングを受けたり習ったりすることが大切です。

また、あらかじめ気功やヒーリング、ヨガ、エネルギーワークなどのセミナーを受講する場合には、偏差などの弊害が起こる可能性があることを理解して受講することが大切です。

また、気功やヒーリングなどで生じた偏差は、西洋医学で治すことは難しいといわれています。

そのため、気功やヒーリングを受けたり学んだりするときには、少しずつ段階を経て安全にカリキュラムを進めることが重要です。

偏差の原因

偏差が起こる原因には、さまざまなものがあります。例えば、気功やヒーリング、ヨガなどを正しく理解していないのに、間違った状態や方法(精神的な状態や気功などの方法)でおこなうことです。

これは、気功やヒーリングなどの指導者にも受講者にも当てはまることです。

仏教用語では「無明(むみょう、avidya)」といって、邪見や俗念に妨げられて心理を悟ることができない無知のことです。

また、焦りや急ぎすぎ、無理をすることなども偏差の原因になります。

例えば、早く気功やヒーリングなどの特殊能力を身につけようとしたり健康になろうとしたりして、焦って無理なワークをおこなえば偏差の弊害が生じます。

無明に似ていますが、間違った呼吸法や意識状態(欲や怒り、悲しみ、迷いなど)で気功や瞑想、ヒーリングなどを続けておこなえば偏差の弊害が生じます。

勉強や仕事でもいえることですが、気功やヒーリング、瞑想なども正しい本質を理解して、少しずつ丁寧に取り組むことが大切です。

本質を理解しながら、気功などをおこなうことは初心者の人には難しいかもしれません。

しかし、正しく気功やヒーリングをおこなえば、素晴らしい結果を享受できることは数々の報告からもわかるとおりです。

偏差の予防法と解消法

偏差の弊害はある程度予防することは可能です。前述したとおり、正しい知識と指導ができる指導者の元で指導を受けることが大切です。

現代はインターネットやテレビなどのメディアで情報が溢れかえっていますが、実際に体験してみると間違っていることが多々あります。

間違った情報に惑わされずに、確かな情報を得て、実際に正しい気功やヒーリングを受けることが大切です。

正しい気功やヒーリングを受けることも偏差の予防には大切ですが、基本的な規則正しい生活習慣も重要です。

例えば、隔たりのないバランスの取れた食事や休息、適度な運動、安定した思考や精神、リラックスなどです。

現代では、勉強や仕事などで身体や心は疲弊しすぎた状態になっています。

そのため、これらの規則正しい生活習慣や、海や川、森などの自然に触れることで身体や心がリラックスした状態になります。

また、身体や心が極度に疲弊している状態では、無理に気功やヒーリングなどのワークをおこなう必要はありません。

無理にワークをおこなうと、偏差の弊害が生じる可能性もあります。

もちろん、身体や心の不調を整えるために気功やヒーリングなどのワークをおこなうわけですから、無理のない正しいワークなら大丈夫です。

偏差の予防には、気功やヒーリングをおこなうための正しい姿勢や呼吸法、精神状態が安定した状態でワークをおこなうことも大切です。

形だけの気功やヒーリングは、偏差が起こる原因になります。

自然に笑顔が出るくらいで、身体や心が落ち着くような呼吸法をおこない、正しい姿勢で少しずつワークを進めることも偏差の予防につながります。

もし、偏差の症状が起きたときには、速やかに信頼できる指導者などに相談しましょう。ただし、偏差の原因となった指導者に相談するのはおすすめできません。

他の信頼できる指導者に相談したり、原因となった気功やヒーリングなどのワーク(練功)や勧められたグッズの使用は止めたりすることです。

もし、おこなっていたワークやグッズの使用を中止して、偏差の症状が緩和するようであれば、明らかに受けていたワークやグッズの使用が原因だといえます。

前述したとおり、氣は上方(頭の方)に上がりやすい性質があるため、下(足の方)に下ろすことが重要です。そのため、上がった氣が下に下りるイメージをおこないましょう。

そのとき、できれば靴や靴下を履かずに足の裏を地面に付けてイメージをおこないましょう。

また、イメージしながらゆっくり歩くことや入浴することも身体や心がリラックスして偏差の解消につながります。

偏差の症状は、尾骨や仙骨、頸椎1番を調整することでも解消につながるといわれていますが、なかなか自分で解消することは難しいかもしれません。

尾骨などの調整は、信頼できる気功師や施術家の先生に相談するなどして偏差の解消に努めましょう。

前述したとおり、基本的な規則正しい生活習慣や自然に触れることも重要です。人工的作られたものは、あまり身体や心に良いとはいえません。

したがって、電磁波などが生じるパソコンやテレビ、携帯電話、電化製品、LEDなどから離れて生活しましょう。

また、自分がリラックスできる音楽を聴いたり、リラックスできる景色などをイメージしたりすることも偏差の症状の解消につながります。

偏差の症状が起きても、焦らないことです。焦ってしまうと、逆に自律神経の交感神経が優位になり身体が緊張してさまざまな症状が生じます。

焦らず無理をせず、できる範囲でリラックスして、身体や心が安定するのを待つことがポイントです。

偏差の症状が生じたときには、前述したような自分でできる対処法を無理せずにおこない、少しずつ身体を元の健康な状態に戻していきましょう。

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