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ゲシュタルトと能力の関係

あなたは、ゲシュタルト(Gestalt)という言葉をご存じでしょうか。

少し難しいと感じるかも知れませんが、ゲシュタルトとは辞書的には「知覚現象や認識活動を説明する概念で、部分の総和としてとらえられない合体構造に備わる特有の全体的構造や形態」のことを指します。

簡単に説明すると、一つの漢字は、いくつかの字で構成されています。それにより漢字が成り立ちます。しかし、それぞれ一つずつの字を見ていても、一つの漢字を認識することはできません。

一つの漢字がまとまったものとしてとらえる必要がでてきます。つまり、漢字を一つのゲシュタルトと見なすことにより、漢字として認識できるわけです。

私たちは、さまざまな物事の部分部分を見て物事を捉えていると思いがちです。ところが、あらゆる知覚領域において、ゲシュタルト的認識をおこなっているのです。

つまり、物事が見えているようで見えていないのです。

何となく、難解な用語で理論的に難しいと思うかも知れませんが、ゲシュタルトは仕事やコミュニケーションなどの能力と大きな関わりを持っています。今回は、ゲシュタルトと能力の関係について解説します。

ゲシュタルトとは

前述したとおり、ゲシュタルト(Gestalt:形象、形態)とはドイツ語で、ゲシュタルト心理学における「知覚現象や認識活動」を説明する概念です。

ゲシュタルトは、前述したとおり「部分の総和としてとらえられない合体構造に備わっている、特有の全体的構造のこと」を指します。

もう少し簡単に要約すると、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことです。さらに感単に説明すると、「一つの意味を持った集合体」のことです。

日常生活では、あまり聞き慣れない言葉ですが、ゲシュタルトは普段の日常生活にも大きく関わっています。

ゲシュタルトを能力としてとらえる認知科学者の苫米地英人博士は、「私たち人間にもともと備わっている生きる上で必要な能力」であり、ばらばらな状態の物事を一つのものとして統合して観る機能や能力であると説明されます。

前述したとおり、一つの漢字はいくつかの字が集まって形成されて一つの意味を持ちます。

たとえば、「法」という文字を見てみましょう。法は、「氵(さんずい)」「土(つち)」「ム」で構成された漢字です。これら一つずつを見てみても、「法」という漢字を想像することはできません。

この3つの文字が合わさって、はじめて「法」という漢字を認識できるのです。これが、全体性を持ったまとまりのある構造というゲシュタルトの意味合いになります。

写真やパソコンの文字なども同じです。写真やパソコンの文字は、顕微鏡などで見ると、「ドット」という一つの点がたくさん集まった集合体として構成されてできたものです。

ドットの一つずつの点は、なんら意味を持ちません。しかし、小さな一つずつの点が集合して、はじめて映像や文字という意味を持ちます。

漢字や写真、文字だけでなく、あらゆる物事の存在は、ゲシュタルトなのです。

私たちは、さまざまな物事の対象を、全体として捉えて理解しています。全体は、その関係性で、一つずつの部分の総和以上のものになり得るのです。

逆に、一つずつの部分は、その関係性により、まったく別のものになることもあります。これが、人によっては、誤解や錯覚を招く原因になります。

この参考例が、有名な「ルビンの壺」です。図面では、白枠の中に黒色のルビンの壺があります。

単純に見れば、ただ黒色のツボがあると見てとれますが、白枠の方から見方を変えると二人の向き合った顔に見えてしまうのです。

この「ルビンの壺」は、だまし絵としても有名です。これは、一つのまとまりのあるゲシュタルト(形態)が、ただの壺か二人の顔になるかの違いです。

そして、私たちの脳は、壺と二人の顔を同時に認識することはありません。これは、ものの見方や関係性で決まります。

つまり、人は自分が注意して見ているものだけに対して、「現実にあるもの」「正しいもの」として認識していることになります。

しかし、自分が注意して見ていない部分も多く存在し、その部分の中に真実や正しいものがある可能性もあるわけです。

ゲシュタルト心理学

心理学の中には、認知心理学とゲシュタルト心理学があります。認知心理学における認知とは、人間が持っている「情報を収集するための活動のこと」をさします。

一般的には、認知を「認識」と解釈されることが多いようです。新しく得られた認知による情報は、五感による感覚や知覚、記憶など、それまで得た脳内の情報に基づいて判断がおこなわれます。

その後、脳内で新しい記憶として蓄積され、過去の情報と新しい認知による情報を元に行動を起こします。

その人間が認知した情報を元に、人間が「どのように考えてどう行動するのか」研究する学問のことを「認知心理学」といいます。

ゲシュタルトは、前述したとおり、「全体性を持ったまとまりのある構造」のことをさします。

これは、人間の脳の思考と同じで、思考は部分的な単なる寄せ集めではなく全体の思考があって、個々の思考部分が全体的思考から表出します。

この全体性のことをゲシュタルトと呼び、この観点から研究する心理学のことをゲシュタルト心理学といいます。

ゲシュタルト崩壊

前述したとおり、ゲシュタルトは「ばらばらのものが一つになって意味をなす全体性や形態のこと」をさします。

人間は、無意識にさまざまな物事を全体像として理解しています。前述した漢字や写真などが参考例として挙げられます。

また、音楽のメロディも同じです。一つの音符は、一つのただの音です。それらの音が連なると、メロディとなって美しい音楽が生まれます。

人間は、無意識に全体像として理解していた物事が、個々に(ばらばらに)わかれてしまうと意味がなさなくなり理解できなくなります。

この現象のことを「ゲシュタルト崩壊」といいます。前述した「法」という漢字をバラバラにすると、法という意味をまったく持たないそれぞれの字になります。

ゲシュタルト崩壊の参考例として、文字や図形を一定時間見つけている作業をおこなっていると、本来認識できる文字や形が構成しているパーツごとにバラバラに見えてくるため、本来の形とは違った形に見えてくることがあります。

つまり、ひとつの物事を連続しておこなったり凝視したりしていると全体像が見えなくなり、別の形状と認識されてしまう現象のことを指します。

これは、視覚によるゲシュタルト崩壊の参考例です。もちろん、ゲシュタルト崩壊は視覚だけでなく、聴覚でも起こります。

例えば、一つの言葉を繰り返し発生したり聴いていたりすると、その言葉の意味が理解できなくなることがあります。

試しに、「タイツ」とずっと発声します。タイツタイツタイツタイツ・・・と唱えていると、そのうち「ツタイ」に変わり意味がわからなくなります。

一時的に「タイツ」というものを理解できなくなりますが、しばらくすると「タイツ」と再認識して意味があることを理解します。

ゲシュタルト療法

心理療法の一つに、「ゲシュタルト療法」という療法があります。

この療法は、1950年代に、精神分析医のフレデリック・S・パールズ(Frederick S.Perls.)と妻でゲシュタルト心理学者のローラ・パールズ(Laura Perls.)、ポール・グッドマン(Paul Goodman)たちにより、作られた画期的な心理療法です。

ゲシュタルト療法とは、他者とのコミュニケーションやその他のものと、接触がうまくできない人に対しておこなわれる療法です。

ゲシュタルト療法では、コミュニケーションや他のものとの接触がうまくできるようにゴール設定をおこない、クライアント本人を改善するための心理療法です。

療法的には、クライアント本人のゴール設定をおこない、ゴールに至るまでの気付きを与えたり、活動的な援助方法を指導したりする療法です。

ゲシュタルト療法の目的は、クライアント本人が”気付き”を得て、本来の自分の姿を取り戻しクライアントに自己成長を促すことです。

内容的には、故ルー・タイス氏が最初に作ったといわれるコーチングと類似する点があるようです。

ゲシュタルト療法では、クライアントの病気に焦点を当てるのではなく、クライアントの成長に焦点を当てることを目的としています。

そのため、コーチングをおこなうコーチと同じように、ゲシュタルト療法のセラピストは、クライアントの気付きや創造性を妨げるような言論やアドバイスをおこなってはいけません。

あくまで自主性を重んじ、クライアント自ら気付きを得て、行動する活動的な援助をおこなう療法です。

ゲシュタルト療法によるクライアントの気付きを与えるアプローチは、気付きを得て本人が自覚することが基本になります。

“気付き”には、身体の「内部領域」と現実世界の「外部領域」、思考からなる「中間領域」の3つの領域があり、それぞれの気付きの領域にアプローチしていきます。

内部領域による“気付き”は、身体の気付きです。私たちが生存するために肉体を持ち、水や酸素、食料が必要になります。

お腹が空けば、お腹が鳴り、喉が渇けば水が欲しくなります。登山で酸素濃度が低下すれば息苦しくなります。

これらの状態が身体の気付きです。また、人間は、心理的や精神的な気付きもあります。人間は、笑ったり怒ったり、泣いたり嬉しくなったりするなど「喜怒哀楽」という感情を持ち合わせています。

身体と心は密接な関係があり、怒ったり泣いたりすれば身体は緊張し、笑ったり安心したりすれば身体は緩みます。

これは、自律神経の働きによる作用で怒るものです。中間領域による“気付き”は、思考世界などの情報空間領域からなる“気付き”です。

人間は、進化の過程で飛躍的に脳が発達してきました。長い人間の歴史の中でも、近年による脳の発達は目覚ましいスピードで進化の過程を遂げています。

現代人の思考プロセスは、善悪の判断や合理性、客観性などを過去の記憶から照らし合わせすぐに判断して、言葉や行動につなげることができます。

しかし、現代における情報量の多さとともに知識に頼りすぎるため、クライアント本人の自分を見失う傾向も多くあるようです。

外部領域の“気付き”は、現実社会の世界とのコンタクトによる気付きです。内部領域で「喉が渇いた」と自覚して気付き、中間領域で「水を飲みたい」と想像しても、水を得ることはできません。

内部領域と中間領域で気付きを得たあとに、外部とのコンタクトによる外部領域による気付きを得て、実際に水を飲むことにより、喉の渇きを癒すことができるのです。

そのためには、私たちが持つ視覚や嗅覚、味覚、触覚、聴覚などの五感をフルに活用することがポイントになります。

五感をフルに活用することにより、水道やコンビニ、スーパー、川などで水を見つけ出して、実際に水を飲むことで喉の乾きを癒すことが可能になります。

ゲシュタルト能力の必要性

ゲシュタルト能力とは、ばらばらのものを「一つの意味をなす物事と捉えることができる能力」のことです。

つまり、自分の視点を上げて物事を観ることができる能力です。これは、自分の「抽象度」を上げて物事を観ることです。

日本人は、猫や犬などをペットとして飼う人が多くいますが、猫にも犬にもたくさんの種類があります。

犬にも、コリーやダックスフンド、チワワ、柴犬、セントバーナード、マルチーズなど、大きさや形状もまったく違います。

しかし、ただ単に「犬」とした方が犬全体を見渡す概念となり、抽象度を上げたものの見方になります。さらに、犬を「動物」として捉えた見方をおこなうと、より抽象度を上げた見方になります。

抽象度を上げて物事を観るというのは、物事の全体を捉えて観るというものの見方になります。

逆に、犬やチワワ、チワワのミーちゃんとして犬を見ると抽象度は下がりますが、より犬の具体性が上がり特定しやすくなります。

「犬」という抽象度を上げた概念があることにより、さまざまな犬種を見たときに「ああ、犬だな。」と推測できる見方ができます。

つまり、ゲシュタルト能力とは、物事を観る「抽象度」を上げて類似の知識や経験などを総合的に活用して、「わからない未知の物事やさまざまな事象を想像したり理解したりすることができる能力」なのです。

現代は、「情報化社会」といわれ、膨大な情報を統合的に見てさまざまな価値を見いだしたり作り出したりすることが求められます。

ゲシュタルト能力がアップすれば、自分の能力がアップして、仕事やコミュニケーション力などが格段にアップします。

人間は、まったく経験や知識がない物事を認識することはできないといわれています。例えば、原始人に鉛筆を見せてもただの細い木と思うだけで、文字を書くものだとは思いません。

何らかの知識や経験があり、さらにゲシュタルト能力が備わっていて、はじめて全体構造を見渡せた物事を認識できる世界が広がるのです。

これは、新しい物事の創世や発明への“気付き”へと続くことが可能になります。

ゲシュタルト能力がアップすれば、物事の推測や新しいビジネスの戦略や開発、新たな発明など、成功の道は大きな広がりをみせるのです。

ゲシュタルト能力を高めることが成功する秘訣

認知脳科学者の苫米地英人博士は、仕事で成功したり人間関係を構築したりするには、ゲシュタルト能力を高めることが重要であると説かれています。

現代社会では、ネット社会の普及が進み、すべてのビジネスやコミュニケーションが情報化しています。

そのスピードも増加の一途をたどり、ゲシュタルト能力を高めることが、新たな価値や気付きを得る最善の方法になります。

インターネットも、それぞれの分野で違った側面を持ちますが、抽象度をあげて物事を見ることができると、ネット上で繰り広げられているビジネスやコミュニケーションに対応することが可能になります。

現実の八百屋で野菜を買うことと、ネットで野菜を買うのは同じで、抽象度を上げるとどちらも買い物です。

野菜を家に持ってきてもらえる利便性を取るのか、実際に目で物を見てから野菜を購入するかの違いだけです。

現実社会と情報社会を統合するゲシュタルト能力を持つことができると、新しい気付きや価値観が生まれるのです。

たくさんの情報の中から自分なりの抽象度を持ち、ゲシュタルト能力を高めることができると、さまざまな気付きを得て仕事で成功したり人間関係を構築したりすることが可能になります。

問題解決の糸口

ゲシュタルト能力を高めることは、さまざまな問題を解決する糸口にもなります。

ルー・タイス氏やマーク・シューベルト氏などの世界一線級のプロのコーチは、ゲシュタルト能力を活用して活躍されてきました。

彼らは実際に、現職の大統領やフォーチューン500社の社長、政府高官、軍関係者、警察幹部、オリンピック選手などに対してコーチングをおこない、それぞれの分野で素晴らしい活躍を遂げてきました。

ルー・タイス氏の功績は群を抜いていますが、マーク・シューベルト氏によるアメリカオリンピック選手の指導や、水泳のマイケル・フェルプス選手(オリンピック金メダル最多数)への指導も目を見張るものがあります。

抽象度を上げることは、「俯瞰(ふかん)」することと同じです。俯瞰の辞書的解釈では、「高いところから見下ろす」ことを意味します。

山の頂上から下界を見下ろすように、物事の全体を上から下に対して見ることです。高い視点から物事を観ることにより、さまざまな問題点がみえてきます。

コーチングのクライアントは、抽象度が低いため自分の問題解決が見えないのです。プロのコーチはゲシュタルト能力が高いため、クライアントが見えていない高いところから物事を見渡すことができるのです。

例えば、「○○社員の成績が悪い」という問題解決を、抽象度の高い視点から観ます。

ここで、この社員を高い視点から考察すると、「彼のゴール設定(年間・月間・週間売上目標)は実行できているか」「彼の戦略は正しいか」「彼の周りのフォローはできているか」などを俯瞰しながら問題点を探ります。

高い抽象度から探った改善点を見つけた後に、少し抽象度を下げて、彼のさまざまな問題点を探りアプローチしていくのです。

例えば、○○社員だけでなく、他の社員の成績も悪いのであれば、さらに抽象度を上げて問題点を探っていきます。

たとえば、「立ち上げプロジェクトの問題点はないか」「プロジェクトの規模は大きすぎないか」「サービスや商品に問題はないか」などです。

すると、彼一人の問題ではなく、プロジェクトや会社全体の問題点を探ることが可能になり、会社に取って社運が大きく変わる転換期となるわけです。

その結果、彼個人が変わるだけでなく、会社全体が変わり全体的な業績がアップするのです。

このように、ゲシュタルト能力が高くなると抽象度を上げて気付きを得ることができるため、ゴール達成が可能になるのです。

今あるゲシュタルトを破壊して新たなゲシュタルトを構築する

前述したとおり、認知脳科学者の苫米地英人博士は、仕事で成功したり人間関係を構築したりするには「ゲシュタルト能力を高めることが重要である」と説かれています。

また、ゲシュタルト能力を高めることとは逆に、「今ある自分のゲシュタルトを破壊して新たなゲシュタルトを構築する必要がある」とも説かれています。

前述した「ルビンの壺」では、ものを見るときに見方次第で、絵が壺だったり二人の顔だったりして見えてしまいます。

そして、人間の脳は一つのものだけを認識するため、同時に2つのことを認識できないことを説明しました。

人間は、たとえ複数のゲシュタルトを持っていても、認識できるゲシュタルトは常に一つだけなのです。

こうしたことから、成功というゴールを達成するときに、「今現在の自分」と「成功(ゴール達成)した自分」にズレが生じた場合に、2つ同時に違う自分を認識することはできません。

このとき、私たちは2つのズレを解消するために、どちらか1つのゲシュタルトを自然(自動的)に選択します。

どちらかといえば、今現在の自分を多くの人は選択してしまいます。なぜなら、今現在の自分は居心地が良く、今の自分に都合が良いため迷わず自然に選択しまうのです。

この現状を「コンフォートゾーン(comfort zone)」といいます。人は誰でも、自分の成功を描いたり想像したりします。

身近なものでは、高校や大学受験、就職試験などの合格やダイエット、資格、昇進、結婚、恋人、禁煙、禁酒などです。

ところが、なかなか現状を変えることは難しいのです。なぜなら、今の怠けた自分やタバコを吸ったりお酒を飲んだりしている自分が心地良く、現状の自分を自然に選んでいるためです。

つまり、成功を達成するためには、今ある現状のゲシュタルトを破壊して新たなゲシュタルトを構築する必要があるのです。

新たなゲシュタルトを構築するには、今ある現状のゲシュタルトを放棄して、新たな成功した自分というゲシュタルトを強く自分に認識させる必要があります。

そのためには、もうすでに、「自分は成功しているという状態」を強烈に思いこむことが有効になります。

常に成功している自分を思いこむことにより、現状の自分に違和感を持った「脳」は、そのズレを解消するために現状の自分のゲシュタルトを破壊し始めます。

その後、成功している自分というゲシュタルトに修正していくため、さまざまなゴール達成のための方法に気付いて修正されていきます。

前述した身近なゴール達成も素晴らしいことですが、「ゴールは自分の思うゴールの外にゴール設定をする」ことが重要だと苫米地英人博士は説きます。

つまり、自分のゴールをより大きなゴールに設定するのです。すると、小さなゴールは簡単に達成されてしまいます。

たとえば、あなたのゴール設定が、「美味しいプリンを作ってお店を作って繁盛させる」ことがゴール設定だとします。

このゴール設定を、「美味しいプリンを作ってフランチャイズ化して、世界の人々に同じレベルのプリンを食べてもらう」とゴール設定をゴールの外に設定するのです。

これを、毎日欠かさず自分で強くイメージ(アファメーション)して、そのように成功している自分になりきって日々過ごすのです。

すると、そのゴール達成したリアル感が強くなり、美味しいプリン開発やフランチャイズ化計画、世界進出計画のための組織化、資金調達、広告宣伝戦略などのさまざまな方法やアイデアなどの気付きが得られて自ら行動し、ゴールに進んでいくのです。

大切なことは、強くゴール達成した自分をイメージ(アファメーション)することです。この作業ができないと、ゴールを達成することはできません。

これが、今ある現状の自分のゲシュタルトを破壊して、新たなゲシュタルトを構築するというゴール達成のための方法です。

また、今ある自分のゲシュタルトを破壊するということは、「自分の枠であるフレームを壊して新たなフレームを作ること」も新たなゲシュタルトを構築することになります。

日本の会社形態でいえば、平社員から係長、課長、部長、専務、社長のような役職があり、それぞれの視点で仕事をおこなうフレームを作っています。

このフレームも、ゲシュタルトと同じです。会社だけでなく、自分の専門職を持った個人もフレームというゲシュタルトを作っています。

例えば、八百屋、床屋、先生、弁護士、医者、歌手、俳優、作家、登山家など、ありとあらゆる職種です。

もし、自分が本当に求めている理想の自分に変わりたいと思うのなら、このフレームというゲシュタルトも壊す必要があります。

これもご飯と同じように、違う自分を強くイメージ(アファメーション)するのです。

自分が八百屋なのに、本当は作家になりたいのであれば、自分が八百屋というフレームを壊して作家になっている自分を強くイメージ(アファメーション)します。

このイメージは、作家になっている自分だけでなく、本を読みながら「自分ならこのように表現するだろう」とイメージすることにより、より自分が作家になっているというゲシュタルトを構築することができます。

この新しいフレーム構築は、単に八百屋が作家になるためのフレーム構築に留まらず、作家から出版社、出版社から大企業、大企業から国の事業、国の事業から世界の事業などへ抽象度を上げてフレーム構築をおこなうこともできるのです。

これにより、八百屋が作家になることなどは簡単におこなうことが可能になり、さらに抽象度の高い視点から見たアイデアが浮かぶなどの“気付き”を得ることも可能になります。

ゲシュタルト能力を高める

ゴールを達成するには、今ある現状の自分のゲシュタルトを破壊して、新たなゲシュタルトを構築することが大切です。

さらに、ゲシュタルト能力を高めることも必要です。それと同時に、自分が成功するための知識を吸収したり、理解したりする作業をするとゲシュタルト能力がさらに高まります。

たとえば、仕事をしながらでも大学や大学院に通い専門知識を身に付けながら、何かを学ぶというプロセスを経験することです。

この作業をおこなうことは、新たなゲシュタルトを構築する作業と同じことになります。「仕事があるから」「忙しいから」といって、なにもしなければ新たなゲシュタルトを構築することはできません。

本当にやる気があれば、仕事やアルバイトをしながら、夜間大学に通うことも可能です。

また、大学で勉強することもゲシュタルト能力を高めることになりますが、1冊の本を何度も読んで完全に理解することも「ゲシュタルト能力を高める方法」になります。

まったく知らない本を何度も繰り返し読んでいると、本の内容の全体像がつかめ、深く理解できるようになります。

これは、何度も本を読んでいるうちに、今まで見落としていた内容や事柄がつかめる”気付き”を得られるためです。

ある専門家による調査では、人の年収と読書量は、比例しているという結果が報告されています。多くの本を読んでいる人は、ゲシュタルト能力が高いため、このような調査報告が出ると推測されます。

読書を習慣化していると、読むスピードも速くなり、結果として情報分析処理能力が高くなるのです。

大学で学んだり読書したりする以外にも、簡単にゲシュタルト能力を高める方法があります。これは、脳の五感をフルに使ってゲシュタルト能力を高める方法です。

たとえば、一杯の茶碗にご飯が入っているとします。そのご飯について、さまざまな考察をおこない思考を巡らせます。

「このご飯はどこで精米されたか」「ご飯はどこで作られたお米か」「水田はどのような状態で栽培されたか」「このご飯の味は前に食べたご飯との違いはなにか」などです。

一杯の茶碗に盛られたご飯を見たり香りをかいだり、実際に食べたりして、さまざまな事柄を鮮明に脳に描くのです。

また、今持っている茶碗のご飯について脳で描いたら、以前に食べたご飯についても同様に脳に描いていきます。

これを3回~5回繰り返した後に、さまざまなご飯を重ね合わせて、同時に脳で描いて想像するなどして感じます。

すると、味や香りの違い、粘り気、舌触り、音、色、新米や古米の違いなど、さまざまな情報が脳内で繰り広げられます。それらの情報を脳内で統合して、それぞれの批評や自分に合うご飯を確認します。

その作業が終わったら、それらのイメージを脳の記憶から一時的に消します。これは、視点を上げて抽象度を上げるためです。

その方法は、例えば両手の人差し指を目の両サイドに立てて、左右を交互に見ます。この方法は、速読のトレーニングなどでも使われる方法です。

この方法は、脳の記憶修正を利用したテクニックで、眼球運動をおこない過去の記憶を脳の記憶から一時的に消します。

眼球運動により、視覚から指を見るという作業による脳の記憶の書き換えをおこなうことにより、脳の記憶から一時的にご飯の情報を消します。

このトレーニングをおこなっていると、視点が上がり抽象度が高くなるため、気付きを得ることが可能になります。

また、先ほどのご飯トレーニングでは、さまざまな味や香りなどを脳に描いていきましたが、今度は、自分で感じた味覚などを、わざと別の味覚や嗅覚などに変えてしまいます。

自分で感じた味覚などの情報は、過去の自分が体感した味覚などの情報と照らし合わせて「このお米はこんな味だ」と自分で決めつけています。

これを、「このお米は違う味だ」とわざと置き換えます。さらに、味だけでなく、味を色に、色を香りに、香りを舌触りにするなど、ありとあらゆる感覚を変えて感じ取る訓練をおこなうのです。

このトレーニングをおこなうことにより、自分で作っているゲシュタルトを壊して新たなゲシュタルトを構築することになるため、ゲシュタルト能力を飛躍的に向上させることが可能になります。

抽象度を上げるトレーニング

ゲシュタルト能力を高めるには、今ある自分のゲシュタルトを破壊して新たなゲシュタルトを構築することや、脳の五感フル活用、読書、勉強などがあります。

それ以外にも、抽象度を上げることもゲシュタルト能力を高める方法になります。前述したご飯について考えてみましょう。

例えば、ご飯にもいろいろな形や食べ方があります。ご飯は、「普通のご飯」「お粥」「チャーハン」「お茶漬け」など、食べ方もさまざまです。

ご飯の抽象度を上げると、ご飯は「固体」「食べ物」「のり」など、さまざまな形に置き換えることができます。

この作業は、仕事や人間関係などにも役立ちます。例えば、前述した「○○社員の成績が悪い」という問題解決のために、抽象度を上げて高い視点からみる作業です。

一つの問題点が、個人の成績からゴール設定や戦略、フォロー、立ち上げプロジェクトの問題点や規模、サービスや商品といった視点で抽象度を上げてみるのです。

すると、さまざまな会社や人間関係、仕事上の問題点や解決のヒントに気付くことが可能になるのです。

この抽象度を上げた視点から物事を観る作業を日々おこなっていると、ゲシュタルト能力が確実に高くなります。

また、苫米地英人博士は仕事などを通じて、抽象度を上げた高い視点から物事を観て、新たな発想や価値、アイデアなどを作り出す人や想像する人になることが成功する秘訣だと説かれます。

この作業ができる人のことを「ゲシュタルトメーカー」といいます。

もし、まだ自分のゴール設定がみつからなくても心配する必要はありません。

前述したさまざまなトレーニングをおこなっていると、自分のゲシュタルト能力が確実にアップして、その中から本当の自分のゴールが見つかるように“気付き”を得ることが可能になります。

自分のゲシュタルト能力を上げ、高い抽象度から物事を観て、成功した人生を歩みましょう。

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