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手指や手のひらに起こるさまざまなしびれと自分でできる判定と対処法

疲労や障害などにより身体の痛みがひどくなると、手足に「痺れ(しびれ)」が起こることがあります。

しびれは、首や肩、背中、手足、腰、顔など、全身のあらゆる箇所に起こる疾患です。また、正座を長時間おこない足がしびれることもあります。

このようなしびれは問題ありませんが、脳梗塞や脳卒中などの脳疾患や心臓病、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの病気の場合にはすぐに医療機関での治療が必要です。

また、背骨(頸椎・胸椎・腰椎)のヘルニアや椎間板の潰れなどにより起こるしびれも注意が必要です。

「しびれ」の症状が起こる人の中でも、手指や手のひらに「しびれ」を感じる人は多いようです。

一概に手指や手のひらの「しびれ」といっても、どの指にしびれが起きているのかでも、傷病名や傷害箇所は違います。

また、何らかの病気が起きていることにより、しびれが生じている可能性もあります。実は、どの指がしびれているかで「身体のどの箇所が悪いのか」おおよそ判定が自分でできるのです。

今回は、手指や手のひらなどの違いによって起こるさまざまなしびれや、指の麻痺などの自己診断や対処法について解説します。

首から手に起こるしびれ

首から手にしびれを感じている人は、首や肩に痛みや張りなどの症状が併発していることが多いようです。

主婦の人が洗濯物を干すために上を向いていて首が痛くなったり、仕事で長時間上を向いていて首が痛くなったりするなど、このような首の痛みからしびれに発展することもあります。

このような症状は40代以降の人に多く、頸椎の損傷などによる疾患であることが考えられます。

統計的には、首の強い痛みや張りなどの症状を訴える人は約1千万人いるといわれています。

防衛医科大学の千葉一裕教授は、「9割は筋肉の疲労などから起こる原因がはっきりしない痛み」だと話し、1週間~2週間で改善することが多く心配する必要はないといいます。

ただし、残りの1割程度の痛みや張りなどの症状は何らかの病気による場合があるため、注意が必要です。

下記に、一般的な首の痛みと医療機関を受診する必要がある痛みについて記述します。

一般的な首の痛み

・後頭部から首や肩、肩甲骨などに痛みや張りなどの症状がある

この場合は、筋肉の疲労など原因がはっきりしない痛みであり、1週間~2週間で改善することが多いといわれています。

医療機関を受診する必要がある首の痛み

・首を後ろに反らしたり動かしたりすると腕や手にしびれが出る

・首の痛みは軽いが片手または両手にしびれが生じている

・首の痛みが2週間以上経過しても取れない

・洋服のボタンがうまく留め外しができない

・手に痛みやしびれ、こわばりなどで字がうまく書けない

・箸で小さな食品をつかめない

これらの症状が起きている場合には、頸椎椎間板ヘルニアや頚椎症、後縦靱帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)、頚椎症性神経根症、ガン、感染症などの疑いがあります。

早めに医療機関を受診する必要があります。

脳卒中や糖尿病によるしびれ

脳卒中が起こると、身体の片側にしびれが起こることがあります。また、しびれ以外にも、身体の麻痺(まひ)やろれつが回らないなどの症状が起こります。

これらの症状が起きている場合には、迷わずにすぐ救急車を呼びましょう。

糖尿病の症状が進行すると、末梢神経にしびれなどの症状が起こります。そのため、手足にしびれ、そして左右の手にしびれが生じることが特徴です。

頸椎椎間板ヘルニアや頚椎症によるしびれ

頸椎は、7つの椎骨で構成されています。椎骨の中心には、脳から送られる指令を全身に送る脊髄があります。

そして、それぞれの椎骨の間から、手や背中に向かって走る神経根が延びています。

普段の生活(仕事や勉強、家事など)や加齢、体質などによる原因で頸椎に異常が生じて脊髄や神経根が圧迫されると、前述したさまざまな症状が生じます。

頸椎椎間板ヘルニアは、椎骨と椎骨の間にある椎間板という柔らかいクッションのような軟骨が潰れて、脊髄や神経根が圧迫されて痛みやしびれなどの症状が生じます。

頸椎椎間板ヘルニアは、40代~50代の人に多くみられる疾患です。

頚椎症は、60代以降の人で症状を訴える人が多い疾患です。頚椎症は、首の骨が加齢などにより変形して、変形した骨や厚くなった靱帯が神経を圧迫して痛みやしびれなどの症状が生じます。

頚椎症の症状は、神経根の圧迫によるものと脊髄の圧迫によるものがあります。

神経根が圧迫されると、肩から腕にかけて強い痛みやしびれなどの症状が起きたり、首や肩甲骨などに強い痛みやしびれなどの症状が起きたりします。

また、痛みやしびれなどの症状があるため、腕や手指に力が入りにくくなり筋力も低下します。神経根圧迫による頚椎症の症状は、身体の片側に起こるのが特徴です。

脊髄の圧迫による頚椎症は、痛みがさほど強くありませんが、両手にしびれが起きたり、ボタンの留め外しがうまくできなかったり箸で小さな食品をつかめないなどの運動障害が起こるのが特徴です。

脊髄圧迫がひどくなると、便秘や頻尿などの排泄障害が起こることもあります。

頸椎の骨の変形は少しずつ進みます。前述したさまざまな症状がある場合には、早めに医療機関を受診する必要があります。

神経圧迫の有無の確認は、腕を伸ばして手を握ったり開いたりする「グーパー」を早く繰り返します。グーパーを10秒間に10回以上できない場合には、神経圧迫の可能性が高まります。

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)によるしびれ

脳卒中や糖尿病などによる症状がなく、手指に痛みやしびれなどの症状がある場合には、手根管症候群の可能性が高まります。

手根管とは、手のひらの付け根にある手首の骨と、靱帯に囲まれたトンネル(管)のことを指します。

このトンネルには、9本の腱と正中神経が通っています。何らかの原因により、この腱を覆う膜などが炎症を起こすと正中神経が圧迫されます。

すると、正中神経が関わる小指以外の指にしびれが生じます。手根管症候群の初期には、中指と人差し指に痛みやしびれなどの症状が起こります。

症状が進行すると、正中神経の支配領域である親指(母指)から環指(薬指)の親指側半分までしびれが生じます。

このしびれは、手を振ったり指の曲げ伸ばしをおこなったりすると楽になることがあります。

手根管症候群は、痛みやしびれなどの症状だけでなく、こわばり感も起こるためうまく指を動かせなくなります。

手根管症候群は原因不明とされていて突発性で起こることが多い疾患ですが、更年期や妊娠中や出産期の女性に多くみられる疾患です。

他にも、仕事やスポーツなどで手を使いすぎたり骨折したりして手根管症候群になることもあります。腫瘍などでも、手根管症候群の症状が起こることがあるため注意が必要です。

小指と薬指のしびれ

手の小指と薬指(薬指の半分小指側で)にしびれを感じる人は、尺骨神経(しゃっこつしんけい)の障害が起きている可能性が高まります。

尺骨は、前腕の小指側にある骨のことを指します。尺骨神経は、その尺骨の傍を通る神経組織です。

尺骨神経は、上腕の上腕骨下端に「尺骨神経溝(しゃっこつしんけいこう)」という溝から指に向かって走る神経のことです。

尺骨神経の障害は、低位麻痺と高位麻痺の2種類があります。低位と高位の麻痺の区別ですが、肘関節より上に起こる麻痺であれば高位麻痺、肘関節の下に麻痺が起これば低位麻痺になります。

肘部管症候群によるしびれ

前述した多くの尺骨神経麻痺は、肘関節内側に原因がある「肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)」の可能性が高いといえます。

肘部管症候群の場合には、高位麻痺の症状が多く出ます。肘部管症候群は、小指と薬指(薬指の半分小指側)、手のひらの小指側(尺骨側)にしびれが生じるのが特徴です。

肘部管症候群の症状は、朝起きたときに前述した箇所にしびれが生じていることが多いようです。

肘部管症候群の症状が進行すると、しびれではなく「感覚鈍麻(かんかくどんま)」という症状が起こります。

感覚鈍麻は簡単に説明すると、感覚がにぶくなる症状のことです。肘部管症候群の症状がさらに進行すると、運動障害の症状も徐々に現れてきます。

例えば、両手の小指や薬指をうまく合わせることができなくなるため、顔を洗うときに指の隙間から水がポタポタと漏れてしまいます。

他にも、箸がうまく使えないなどの症状も現れたりするのが特徴です。他の肘部管症候群の特徴は、指などの筋肉がやせ細ることです。

自己診断をおこなう方法としては、最初に「しびれの範囲」を自分で調べてみましょう。前述したように、小指と小指の半分がしびれている場合には、尺骨神経障害で間違いないでしょう。

尺骨神経障害では、この肘部管症候群がもっとも多い疾患です。過去に肘付近を骨折していた場合には、この疾患になっている可能性が高いといえます。

また、肘を軽く曲げて、肘の骨(小指側)を軽く叩いてみる自己診断をおこないます。

もし、この自己診断法で、小指などに電気が走るような感覚が生じた場合には、肘部管症候群で間違いありません。

なぜなら肘を曲げた状態にすると、尺骨神経が引き延ばされた状態になるため、外からの刺激が直接神経に作用しやすくなるので判断がつきやすいからです。

一般的な内科的保存療法の基本は、肘を必要以上に曲げすぎないことと圧迫しないことです。それでも効果が認められない場合には、手術療法がおこなわれます。

手術では、神経が通っている神経孔を開いたり尺骨神経溝を削ったり、神経を骨の溝から外したりする方法がおこなわれます。

ギオン(Guyon)管症候群

肘関節から下に麻痺が起こる低位麻痺の場合は、「ギオン(Guyon)管症候群(尺骨神経管症候群)」の可能性が高くなります。

ギオン管症候群と肘部管症候群の違いは、圧迫される神経箇所の違いです。

例えば、肘部管症候群は肘の肘部管内で尺骨神経が圧迫され、ギオン管症候群は、手首のギオン管内で尺骨神経が圧迫されて痛みやしびれなどの症状が生じます。

ガングリオンなどで神経が圧迫されて、ギオン管症候群の症状がひどくなる場合もあります。ギオン管症候群は、正中神経の圧迫による手根管症候群の症状に似ています。

ただし、尺骨神経は、高位の肘から低位の指まで神経が通っているため、肘部管症候群と似ています。

ギオン管症候群になると、しびれよりも筋肉がやせ細ることが先に進行することが多いようです。

つまり、しびれていないのにも関わらず指の筋肉が痩せ細るために、指を伸ばしたり合わせたり、指の間から水が漏れたりする症状が起きてしまうのです。

この病気は、肘部管症候群よりも症例が少なく、とても珍しい病気のようです。この病気は、専門家でも判断は難しいといわれています。

ギオン管症候群の判別は、電気生理学的検査などの精密な検査や診察が必要です。前述した症状が出るようなら、すぐに検査を受けるようにしましょう。

治療方法は、保存療法の他に「神経解放手術」がおこなわれるようです。ただ、ギオン管症候群になると神経の変性が強いために、症状の回復が厳しいのが現状のようです。

あんしん療法による手指や手のひらのしびれの施術

手指や手のひらにしびれは、前述したとおり首の障害や病気、加齢、過労、事故、更年期や出産期の女性などに起こりますが、一般的には原因不明の疾患とされています。

もちろんこれらの原因も考えられますが、普段の姿勢や過労なども原因として挙げられます。

例えば、脳は足を組んだり横座りなどの姿勢を長時間おこなったりしていると、その状態を脳が正しいと認識して記憶します。

足組や横座り、手枕などの姿勢は、身体を歪ませる姿勢です。当然、首や背中に歪みが生じて、手指や手のひらにしびれなどの症状が起こる可能性が高くなります。

頸椎にズレや捻じれが生じるのは、過去に起きたさまざまな疾患の既往や、悪い姿勢により起こる体幹や骨盤の歪みなどが主な原因です。

また、脳が間違った状態を正しい状態と記憶していることでも、足部の関節や骨盤に歪みやズレが起きる原因の一つです。

骨盤や背骨の関節の歪みをそのまま放置していると、時間の経過とともに体幹や骨盤の歪みが大きくなります。

すると、頸椎の椎骨と椎骨の間にある椎間板の潰れやヘルニアなどの障害が起こるため、しびれや痛み、違和感などが生じます。

そのため、頸椎の歪みや椎間板のつぶれなどを正しい状態に修正する必要があります。あんしん療法では、ボキボキしたりグイグイ押したりするような強い施術はおこないません。

あんしん療法は、優しく完全無痛の施術方法をおこなうとてもソフトな脳科学療法です。

実際にあんしん療法の施術を受けていると、何をされているかわからないくらい施術がソフトなため、すぐに寝てしまう人もいるほどです。

正しい施術とは、脳の間違った記憶により歪んだ身体や頸椎の状態を、本来の正しい状態へ記憶変換してあげることが痛みやしびれなどの不快な症状を軽減させるポイントです。

ただ単に、保存療法として炎症が起きている患部に湿布を貼って炎症が治まるのを待っていても、決して頸椎の疾患が治るわけではありません。

その証拠に、一時的に症状が治まってもしばらくすると患部に痛みや違和感などが再発したといって、たくさんの方があんしん堂へ来院されます。

根本治療とは、間違った脳の記憶を正しい記憶に内部表現変換することです。

根本治療をおこなうことにより、間違った脳の記憶が書き換えられて歪みや椎間板が改善され、身体全体の連動性を取り戻すことが可能になります。

身体全体のバランスが整うことにより、頸椎に負担のかかる動きが改善されて、手指や手のひらの痛みやしびれなどがその場で改善されるのです。

まとめ

首や手指、手のひらなどがしびれたり指を合わせることができなかったりするのには明らかな原因があります。決して原因不明などではありません。

しっかりとした原因究明ができて、それに対する確かで安全であんしんできる療法をおこなえば、手指や手のひらの痛みやしびれなどの症状も改善される可能性が高まります。

自分自身で自己診断をしっかりおこない、どの指に、どのような症状が生じるのか理解して、対策を練ることが早くしびれなどを解消するポイントになります。

あんしんできる施術を受けたり、適度に休息を取ったりして痛みやしびれのない健康な身体作りを目指しましょう。