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レディー・ガガも患う線維筋痛症の原因と治療法

アメリカや世界で最も有名といっても過言ではない女性歌手のレディー・ガガさんが、ライブなどの音楽活動を休止されました。

活動休止の原因は、「線維筋痛症(せんいきんつうしょう)」という病気によるものです。

実は日本でも、自分で認識していない潜在的な患者さんも含めると、約200万人の人がこの病気を患っているといわれています。

線維筋痛症は、リウマチ疾患の患者数(約60万人)よりも多い数字です。一体線維筋痛症とは、どのような病気で、どのような症状が起こるのでしょうか。

今回は、レディー・ガガも患う線維筋痛症の原因と治療法について解説します。

線維筋痛症の特徴

線維筋痛症の特徴は、全身のあちこちに激しい痛みが伴うことが特徴です。ただし痛む部位は流動的で、身体の一部に強い痛みが出たり全身に痛みが出たりします。

線維筋痛症の痛みは急に発症することが多く、この激痛症状が長期間にわたり慢性化します。

多くの患者さんは、「全身にガラスの破片が巡っている」「骨が裂けるような感じ」「筋肉がひきつれる感じ」などと表現されています。

症状が重症化すると、あまりの痛みの強さに失神したり、布団に触れるだけでも痛みを感じたり、髪の毛がなびくだけでも皮膚に強い痛みを感じるといいます。

身体の筋肉は、骨の骨膜という膜にくっ付いていた状態で存在しています。

全身には筋肉と同様に多くの関節が存在し、関節周辺の筋肉が何かの動作で動くたびに骨膜を引っ張るので、全身に強い痛みを感じるのです。

健康な人は、一時的に似たような強い痛みを感じることがありますが、ある程度時間が経つと痛みがなくなります。

しかし、線維筋痛症の人は長期間にわたり、常時強い痛みを身体に感じています。

他にも線維筋痛症になると、筋肉だけでなく内臓など身体の深い箇所までひきつれる感じが生じる人もいます。

そのため、排尿障害や胃腸障害、月経困難症、血流不全、睡眠障害などの症状が、併発して起こることがあります。

線維筋痛症は強い痛みだけでなく、しびれやこわばり、倦怠感、自律神経失調、ドライアイ、記憶障害、微熱、集中力欠如、レストレスレッグス症候群、頭痛、不眠、疲労感、光のまぶしさなどの症状も起こる場合があります。

これにより、うつ病や強迫性障害などの精神疾患を合併することもあります。線維筋痛症の人の中には、リウマチや膠原病を伴って発症している場合もあります。

線維筋痛症の男女比は、男性が1に対して女性は5~8と圧倒的に女性がかかる病気です。年齢別では、30代~50代の中高年の女性に多くみられます。

潜在的な患者さんは、推定で200万人といわれており、そのうち医療機関にかかっている患者さんは約5万人といわれています。

この背景は、痛みが軽傷で我慢したり治療がうまくいかなかったりして、医療機関での治療を諦める人がいることなどが考えられます。

線維筋痛症の診断

線維筋痛症の診断は、一般的にアメリカリウマチ学会の「線維筋痛症分類基準(1990年)に沿って診断されます。

線維筋痛症は、通常の検査としてレントゲンや血液検査、筋電図、CT、MRI、CRPの炎症反応、筋肉の酵素検査などをおこなっても異常が認められません。

また、2010年に新しい予備診断基準が発表されているので、2つの基準を元に線維筋痛症の診断をおこなっています。

近年では、線維筋痛症の「簡易的診断(スクリーニング)」ができる問診票を活用する病院もあります。線維筋痛症の診断基準について、参考として下記に記述します。

 

・広範囲の痛みが3ヶ月以上続く(右半身/左半身、上半身/下半身、身体の真ん中)

・原因となる他の病気が認められない

・18箇所の圧痛点を指で押す(4kgの力で)と、11箇所以上で激痛が走る(医師による)

 (首や脇、肘の内側、膝の内側、喉、肩、肩甲骨、腰、股関節(大転子付近)の左右2箇所)

 

線維筋痛症の原因

線維筋痛症は、原因不明の疾患で、今の医学でははっきり原因が解明されていません。身体に痛みやこわばりなどの部位を検査しても、特に異常はみられません。

ただし、脳の痛みを感じるシステムに異常が起きていることが原因だという専門家の意見があります。

例えば、身体の強い痛みに対して脳は過敏に反応することがあり、この背景には中枢神経系の神経細胞の炎症があると考えられています。

他にも、脳の痛みの信号を伝える機能と、痛みを抑える機能が誤作動することにより、線維筋痛症が発症するといわれています。

線維筋痛症になると、「アロディニア」という触覚が痛覚に変わる現象がみられることがあります。

すると、ちょっとした刺激(髪の毛がなびいたり布団が触れたりするなど)でも激痛に感じてしまいます。

また、気圧や気温の変化や光や音などの刺激に対しても、激痛やまぶしさを感じるなど身体が過敏に反応するようになります。

これらの症状が重症化すると、局所に現れていた痛みが全身に広がります。

これは、痛みの刺激を繰り返し体験することにより、脳に入力された「痛みの信号を増幅させるような指令」が脳から出されている可能性があると考えられます。

線維筋痛症と心の関係性

線維筋痛症が発症するには、2つの段階があると考える専門家もいます。

例えば、最初の段階で起こる何らかの「身体的外傷」や「心的外傷」です。身体的外傷は、事故やスポーツ、仕事、手術などで身体に外傷を受けたり、過度の仕事などでオーバーワークになったりすることです。

心的外傷(心理的や社会的ストレス)には、友人や家族、恋人関係などのトラブルやショック、トラウマ、虐待、不安、怒りなどが挙げられます。

これらの段階を経て、2つめの段階として新たな外傷やストレスが身体や心に加わることにより、線維筋痛症が発症すると考えられています。

この背景には、自分の身体や心に負荷をかけ続けることが考えられます。

線維筋痛症になる人は「真面目気質の人」が多く、完璧性や几帳面さ、強迫性など自分に厳しく頑張ってしまう気質が関係しているといわれています。

線維筋痛症の患者さんに共通するのは、完璧主義者で活動性が高い人に、この病気が多く発症していると報告する専門家もいます。

特に、頑張りすぎる女性は要注意です。確かに、家事や子育て以外にも、仕事や介護などで女性は休む暇がありません。

多少身体の痛みや不調があっても、我慢する人(特に女性)が多いのが現状です。

しかし、頑張りすぎることで線維筋痛症を発症すれば、自分だけでなく周りの人にも迷惑をかけることになります。

線維筋痛症の一般的治療法

線維筋痛症の治療は、主に薬などの対症療法が主体となってきます。

例えば、神経障害性疼痛緩和薬の「プレガバリン(リリカ)」や抗けいれん薬、抗うつ薬、睡眠薬、睡眠導入剤などが使用されます。

プレガバリンは適切に使用すると症状が軽減する可能性がありますが、眠気やふらつきなどの副作用もあります。

線維筋痛症には、従来から使用される非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDsなど)が効かないケースも多くあります。

薬物療法による効果は、線維筋痛症全体の約6割だといわれています。残りの4割は、生活全般の改善が必要になります。

薬物療法以外の治療法は、リハビリや運動療法、認知行動療法、心理療法、温熱療法などです。

大切なことは、一度身体に痛みが出たときに放置せずに、しっかりケアをおこない「痛みの悪循環」を断ち切ることです。

そのまま放置して、痛みがあるのに身体に負荷を与え続けると、線維筋痛症などの病気が発症します。

運動療法では、定期的にストレッチや呼吸法、軽いウォーキングなどで血行改善と筋肉の代謝を促します。

ただし、過度な運動は控える必要があります。患者さん自身が、現在おこなえる運動から少しずつ運動をおこなうことがベストです。

認知行動療法では、日常の正しい行動を学習させる「行動療法」と、誤った痛みについての認識を改善させる「認知療法」を組み合わせて治療にあたります。

認知療法は心理療法と似た側面を持ち、自分の行動でマイナスの面をプラスの面に変えていく方法をとります。

例えば、「身体が痛いので何もできない」という認識を、「痛みがあってもできることはたくさんある」というプラスの認識に変える方法です。

何か集中しているときに痛みを感じないようであれば、その状態を増やしていきます。これは、脳の機能によるものです。

脳は、何かの物事に集中しているときに、他のことは感じなくなります。この作用を療法に適用して、痛みの軽減を促すことがポイントになります。

温熱療法では、お風呂や温水プールなどに入り、身体を温めることにより血流を改善させて身体の痛みを軽減させる方法をおこないます。

身体を温めることは、筋肉が弛緩して身体の痛みが緩和することに期待が持てます。患部に熱感があるなど、炎症を起こしている場合には、入浴などに注意が必要です。

あんしん療法による対処法

あんしん療法は、身体に痛みを伴うボキボキやグイグイするような危険な療法は一切おこないません。

逆に、優しく触れたり軽く動かしたり、氣の流れを円滑にして身体の状態を健康な状態に引き上げる療法です。

線維筋痛症などの病気は、「脳の誤作動」によることが原因だと多くの専門家が話しています。

あんしん療法は、優しい施術方法により脳にあんしんできる信号を送り、脳の誤作動を改善するように身体に働きかけます。

それにより、脳の誤作動が改善されて、身体の痛みや不調が改善されることが大いに期待が持てます。

事実、たくさんの身体の痛みや不調を訴えて来院される患者さんに、多くの感謝の言葉をいただいています。

あんしん療法は対症療法ではなく機能脳科学的な「根本療法」です。根本治療とは、間違った脳の記憶を正常化(脳の内部表現変換)して「脳の誤作動」を改善することです。

身体は、正しい施術をおこなえば、身体の状態が健康な状態へと改善されるはずです。

病院や接骨院、鍼灸マッサージなどに行っても改善がみられずにお困りの方は、ぜひ脳科学療法をおこなう「あんしん堂」にご相談ください。その場で身体の変化を感じることができます。(身体の感じ方は患者さんによりさまざまです。)

まとめ

レディー・ガガさんは、病気の公表時に「病気の啓発と患者同士の出会いにつながることを願っている」と述べられました。

この言葉の奥底には、多くの女性に「自分のように頑張りすぎないで」というメッセージが込められているのではないでしょうか。

線維筋痛症という病気は、普段の仕事や生活で頑張りすぎないようにという警告を、人間(特に女性)に発している病気なのかもしれません。

身体は、自分自身が守る以外に誰も守ってはくれません。毎日健康で幸せな人生を送るためにも、普段の生活を見直して、頑張りすぎない充実した仕事や生活を送るようにしましょう。