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激痛をともなう変形性股関節症の原因と治療法

現代では、股関節に痛みを訴える女性がとても多くいます。股関節に痛みが生じる疾患のことを「股関節症」といい、さまざまな機能障害が起こります。

多くの人は、足の付け根である「鼠径部(そけいぶ)」に痛みを感じ、立ったり座ったりする動作や歩き始めに痛みが生じるようです。

股関節症がひどくなると、痛みの強さで股関節を動かさなくても痛みが起こり、寝た状態でも痛みが生じるので生活に大きな支障が出ます。

股関節は、骨盤の骨と太ももの骨がつながった関節のことを指します。股関節は、骨盤や身体の半分以上の体重を支える重要な関節なので、とても痛みやすい関節なのです。

股関節に痛みが続くと、股関節が変形してくることがあります。この疾患を「変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)」といいます。

今回は、激痛をともなう変形性股関節症の原因と治療法について解説します。

変形性股関節症の構造と原因

「変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう」は、女性や高齢者に多い疾患です。

股関節の構造は、関節がスムーズに動くように、骨の表面(先端)に関節軟骨が形成されています。

関節軟骨があることにより股関節は滑らかに動きますが、何らかの理由により関節軟骨がすり減ることで、骨端が変形して股関節に痛みが生じます。

この疾患のことを、変形性股関節症といいます。変形性股関節症になるのは、さまざまな原因と要因があります。

生まれつき何かの障害などを持つことを「先天性(せんてんせい)」といいますが、股関節も先天性の障害が生じることがあります。

例えば、生まれたときに股関節が脱臼している病気のことを「先天性股関節脱臼(せんてんせいこかんせつだっきゅう)」といい、この疾患が先天性のものです。

また、骨盤には股関節の「臼蓋(きゅうがい)」という大腿骨の骨頭が、すっぽり収まる受け皿のような箇所があります。

この臼蓋が、幼少期に何らかの原因で、形状が小さくなっているなどの発育不全が生じている場合があります。

また、幼少期だけでなく妊婦さんの胎内でも、発育不全が起こる場合もあります。

この疾患のことを「臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)」といい、先天性股関節脱臼と同じように先天性の疾患になります。

ある専門家の説では、変形性股関節症のほとんどの原因は、臼蓋形成不全だといわれています。

この疾患は、小さい頃にはまったく気付かないことが多いようです。しかし、歳を重ねることで、だんだん股関節に痛みが生じることでわかるのが特徴です。

外国人には、臼蓋形成不全が比較的少ないといわれています。日本人に臼蓋形成不全が多いのは、「昔のおむつ」が原因の一つだと話す専門家もいます。

なぜなら、昔のおむつは今のおむつと違い、布製のものが多かったことだといわれています。

布製の生地は硬く、赤ちゃんの太ももを外側から押しつけてしまうため、赤ちゃんの柔らかい股関節の可動域が制限されて、股関節が拘縮するために臼蓋形成不全が起こります。

現代のおむつは、とても柔らかくソフトで機能的にできているため、あまりこのようなことは起こりません。

現代では、赤ちゃんの股関節を圧迫するようなおむつがないため、臼蓋形成不全は減る傾向にあるようです。

現代の中高年女性に起こる「90%以上の股関節の痛み」は、変形性股関節症による痛みだといわれています。

なぜなら、女性は男性に比べて、筋力が弱かったり股関節が緩かったりするからです。

ほかの原因としては、骨盤が男性より女性の方が広いため、股関節に大きな負荷がかかることも変形性股関節症になる原因だといわれています。

変形性股関節症は、加齢や体重増加などで股関節に大きな負担がかかり、股関節の軟骨がすり減ることによって痛みが生じる疾患です。

股関節に痛みを感じる場合には無理をせずに、休息をとりながら仕事や家事をこなすようにしましょう。

一次性と二次性による変形性股関節症の違い

変形性股関節症は、「一次性変形性股関節症」「二次性変形性股関節症」に分けられます。一次性変形性股関節症は、老化が原因で起こる変形性股関節症のことを指します。

一次性変形性股関節症は外国人に多く、原因となる外傷や股関節の形成不全などの異常がない原因不明の疾患です。

外国人に起こる変形性股関節症の90%以上が、一次性変形性股関節症だといわれています。それに対して、日本人に多い変形性股関節症が「二次性変形性股関節症」です。

二次性変形性股関節症は、前述した先天性による「股関節脱臼(こかんせつだっきゅう)」「臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)」「発育性股関節形成不全(はついくせいこかんせつけいせいふぜん)」などの疾患です。

つまり、股関節の異常や外傷などによる「二次的に起こる」変形性股関節症のことを指します。

ほかにも、「関節リウマチ」や「大腿骨頭壊死症(だいたいこっとうえししょう)」、「大腿骨頸部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ)」により股関節が変形して起こる変形性股関節症も二次性変形性股関節症になります。

変形性股関節症の症状

 

変形性股関節症になると、股関節にさまざまな痛みや不快な症状が生じます。股関節の変形は、最初に股関節に症状が出てから2年くらいで変形が生じるといわれています。

健常者の大腿骨骨頭の関節軟骨節は、おおよそ3~4ミリの厚さで形成されています。

しかし、変形性股関節症になると、徐々にこの軟骨がすり減ってしまい、1年から2年で軟骨がなくなるといわれています。

変形性股関節症による股関節の痛みは、最初はウォーキングやなにかの運動などの後に股関節やお尻、太もも、膝の上などに痛み張りなどの不快な症状が生じます。

この段階では、運動後しばらくすると、股関節の痛みは一時的に治まります。

しかし変形性股関節症の症状が進行すると、股関節を動かしたときに痛む「始動時痛(しどうじつう)」を感じるようになります。

さらに症状が進行すると、股関節の前側と後側に痛みを感じるようになり、歩行時も休み休みでないと歩けないなどの歩行困難な状態になります。

日常生活では、靴下を履くときに痛みが出たり、足の爪を切るときに股関節に痛みが生じたりします。

ほかにも、トイレの便座に座ったり立ったりする動作でも痛みが起こります。今はあまり見かけませんが、和式のトイレの使用時に、股関節に強い痛みを感じることも多いようです。

また、台所や洗濯、掃除、買い物、バスの乗り降りなどの家事全般にも支障が起こるようになります。

この状態の痛みを「運動痛」といいます。さらに変形性股関節症の症状が進行すると、静止時にも股関節に痛みが生じるようになります。

この状態になると、股関節や膝などに水が溜まったり腫れや熱感が生じたり、夜間にも痛みが出たりして睡眠障害が生じることもあるようです。

身体を動かす動作も股関節が拘縮して動きにくくなるため、階段の上り下りも出来なくなり、身体を動かすことが嫌になってきます。

当然、ベッドから起きたり身体を捻ったりするにも股関節に痛みが生じるため、そのまま寝たきり状態になることもあります。

このような寝たきりの状態でも股関節が痛い場合は、脳からの命令により股関節の動きを制限するため筋肉や関節が硬くなる「関節拘縮(かんせつこうしゅく)」が起こります。

私たちはたとえ痛みがあっても、生きるために食べたりトイレに行ったりしなければいけません。

そのため、さらに股関節に強い痛みが走り、次第に足を引きずるようになります。

すると、痛みでお尻などの筋肉を使わないためお尻の筋肉が衰えたり、痛みで身体を傾けて歩いたりするので身体が歪んだりするようになります。

このような足を引きずったり身体を傾けたりして歩く歩き方のことを「跛行(はこう)」といいます。跛行の状態で歩くと、さらに股関節の症状が悪化して痛みが強くなります。

変形性股関節症の治療法

変形性股関節症の検査は、最初に医師の問診や触診、視診などをおこないます。問診が終わると、X線検査、CT検査、MRI検査などにより、患部の細かい検査がおこなわれます。

変形性股関節症の一般的な治療法は、最初に保存療法がおこなわれることが多いようです。

保存療法では、消炎鎮痛剤などを使用する薬物療法や、患部を温める温熱療法などの理学療法が主におこなわれます。

また、運動療法として水中ウォーキングやストレッチ、筋力トレーニングなどもおこなわれます。

しかし、股関節に強い痛みが生じている場合には、運動療法はすすめられません。逆に、股関節に痛みが増してしまうおそれがあります。また、薬の使用も副作用があるので注意が必要です。

他の変形性股関節症の治療は、食事制限をおこない、体重を減らすことも治療の一環としておこなわれます。

これらの保存療法で、効果が認められない場合には、手術療法がおこなわれます。

手術療法では、股関節や骨盤の骨などを切除する「骨盤骨切り手術」「寛骨臼回転骨切術」「内反骨・外販骨切術」などの手術がおこなわれることが多いようです。

また、股関節を人工関節に置き換える「人工関節置換術」や、股関節を固定する「股関節固定術」などの手術もおこなわれることがあります。

あんしん療法による施術

あんしん療法による変形性股関節症の施術は、優しく痛みのない施術法により、脳にあんしんできる信号を送ります。

変形性股関節症の治療で大切なことは、股関節に負担がかからないように股関節の可動域を広げて、動作を改善してあげることが重要です。

変形性股関節症は、股関節における大腿骨と臼蓋が、脳による患部を守る作用により、股関節を緊張させることが影響して、関節が擦れて炎症を起こすことが大きな原因と考えられます。

この疾患は、先天性の原因もありますが、加齢や普段の姿勢(足組や横座りなど)、スポーツや仕事などで股関節に大きく負担がかかる動作などの後天的要因が原因となっていることが多いと考えられます。

股関節に負担がかかる動作をおこなってしまうのは、脳の間違った記憶に深く関係があります。

脳は繰り返し同じ動作をおこなっていると、例え間違っている動作でも、その動作を正しいと誤認識して脳に記憶されてしまいます。その結果、股関節に負担がかかり、痛みが生じます。

また、変形性股関節症が起こる原因として「体の連動性の欠如」「体幹の歪みや膝関節のズレ」などで、股関節に負担のかかる動作をおこなっていることが挙げられます。

当院では、脳の間違っている動作を、元々おこなわれていた正常な動作をおこなうように脳に「再記憶させる脳科学療法」をおこないます。

さらに、脳の内部表現変換により間違った脳内情報が正しく書き換えて体の連動性を取り戻すため、体幹や骨盤、膝のズレなどが正常化されて変形性股関節症の症状が改善します。

まとめ

変形性股関節症になると、跛行などで歩くこともままならないつらい痛みが股関節に生じます。

痛みが有るのにも関わらず、「運動した方が良い」などと医療関係者にいわれて、無理矢理運動する人がいます。

しかし、痛みがある状態で運動すれば、脳は身体を守るために股関節を緊張させて痛みが強くなります。

痛みが強くなれば股関節に負担が生じるため、軟骨がすり減るスピードも速まり、変形性股関節症の症状が悪化します。

痛みを我慢してまで運動することは、患部を悪化させるのでやめましょう。痛みがあるときにはよく休息するなど、無理に仕事や家事などをしないことが身体を早く治す秘訣です。

また、身体を入浴などで温めたり、信頼のおける優しい施術をおこなう整体などを受けたりすることもいいでしょう。自分にとって最善の方法により、変形性股関節症を克服しましょう。