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激痛を伴う変形性膝関節症の原因と治療法

加齢と共に、膝が痛む症状の一つに「変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)」という疾患があります。

一般的には、膝関節症(ひざかんせつしょう)と呼ばれることもあります。変形性膝関節症は、膝関節の軟骨の老化が原因による場合が多い疾患です。

変形性膝関節症は、膝関節のクッションの役目をする軟骨がすり減ったり、膝の筋力が低下したりして膝が変形するために痛みが生じる疾患です。

その他に、変形性膝関節症の原因はどのようなものがあるのでしょうか。今回は、激痛を伴う変形性膝関節症の原因と治療法について解説します。

変形性膝関節症とは

前述したとおり、膝関節の軟骨の老化により、変形性膝関節症は膝関節のクッションの役割をする軟骨がすり減ったり、膝の筋力が低下したりして膝が変形することにより痛みが生じる疾患です。

変形性膝関節症は、高齢者や肥満の人に多い疾患です。その中でも、変形性膝関節症は、50歳以降の女性の人に特に多いようです。

変形性膝関節症は、症状によって初期症状、中期症状、末期症状と、3つの段階に分かれています。

変形性膝関節症の初期症状は、膝に痛みが出ても身体を動かしているとすぐにおさまる傾向にあります。

変形性膝関節症の初期症状として、朝起きて歩き始めたときに、膝の違和感を感じることが最初の症状として多いようです。

他の初期症状は、膝に軽い張りなどの症状を感じるだけの人もいます。したがって、ただの膝痛だと思い、そのまま放置する人がほとんどです。

初期症状を放置すると、そのまま症状が進行して、膝の痛みが常に続くようになります。

この症状が、変形性膝関節症の中期症状です。常に、膝関節の痛みが続くため、歩くたびに痛みが出たり正座ができなくなったりすることが多くなります。

また、この頃から膝の痛みにより、膝関節を完全に伸ばしたり曲げたりすることができなくなってきます。

すると、徐々に膝が炎症を起こして、膝が腫れたり熱感を感じたり膝がむくんだりします。この頃になると、膝の軟骨がかなりすり減ってくるため、膝の骨が徐々に変形していきます。

すると、骨が欠けて周囲のさまざまな組織を刺激して、さらに膝の周囲に炎症が起こることで痛みが強くなります。

他にも、症状が悪化して膝に水がたまる「関節水症(かんせつすいしょう)」になったり、膝関節の奥からギシギシ音が鳴るような症状が出たりします。

関節水症は、別名「関節水腫(かんせつすいしゅ)」ともいいます。関節水症は、膝関節内にある関節液(滑液、かつえき)の量がさまざまな原因により、異常に増えてしまう膝の疾患です。

例えば、関節液を取り巻く滑膜に炎症が起きることで、滑膜から関節液が過剰分泌されてしまい膝に水が溜まるのです。

さらに膝の症状が悪化すると、末期症状になります。変形性膝関節症の末期症状では、関節の骨の変形がかなり進むため、膝を動かさなくても常に痛みが出ている状態になります。

そのため、普段おこなわれる仕事や買い物など、さまざまな日常生活に支障が起こるようになります。

膝が常に痛みが出ているため、外出を避けるようになることも多く、末期症状ではストレスが溜まったりうつ病になったりする人も出てきます。

末期症状の人の中には、認知症になる人もいます。変形性膝関節症は、身体の老化現象の一つともいえます。

歳をとることにより膝が痛くなる場合は、ほとんどが変形性膝関節症による痛みだと考えられます。

変形性膝関節症の特徴と原因

変形性膝関節症の症状には、さまざまな特徴があります。下記に挙げる膝の症状がある場合には、変形性膝関節症の可能性があるため注意が必要です。

 

・立つときや座るときや歩き始めるときに膝が痛むことがある

・膝を最大限に伸ばしたり曲げたりすることができない

・膝関節を滑らかに動かすことができずにぎくしゃくしている

・坂道や階段などの傾斜があるところを歩くと膝が痛むことがある

・膝が腫れてブヨブヨしているなど、水が溜まっている感じがする

・普段できていた動作が、膝関節の痛みや違和感などでできなくなった

変形性膝関節症は、文字通り膝関節の骨や軟骨組織に変形性の異常が生じる疾患です。何らかの原因により、膝関節の隙間が狭くなり軟骨が薄くなるために、さまざまな症状が生じます。

例えば、「骨棘形成(こつきょくけいせい)」といって、骨の一部がギザギザしたトゲのような形に形成されます。

すると、この骨棘が膝関節周りの組織を刺激して痛みが生じます。また、骨棘形成と同時に、骨の一部が欠ける「関節ねずみ」ができることもあります。

関節ねずみは、激しいスポーツをおこなもう選手などに多く、関節ねずみが周りの組織を刺激して痛みが生じるようになります。

他にも、膝関節周辺の骨がもろくなってヒビが入ったり骨が折れたり、軟骨がけずれて骨棘や関節ねずみのような「軟骨カス」が多く発生することもあります。

変形性膝関節症になる主な原因は、歳を重なることで膝関節が衰える加齢と、仕事やスポーツなどで膝関節に負担が蓄積されることなどが主な原因だといわれています。

若く育ち盛りの若者は、ある程度膝関節に負担がかかっても、痛みや張りなどの症状は一時的ですぐに消失します。

ところが、加齢や仕事、スポーツなどで膝関節の負担が蓄積されると、膝関節の損傷箇所はなかなか回復することができなくなってきます。

変形性膝関節症により症状が悪化すると、膝関節の骨や軟骨組織は劣化してすり減り、痛みや違和感などの症状が強くなります。

変形性膝関節症の分類

変形性膝関節症は、大きく分類すると「一次性」「二次性」の2つに別れます。この分類区別は、変形性膝関節症になる明確な原因が特定できるものと、特定できないものの違いです。

明確に変形性膝関節症の原因が特定できないものを「一次性変形性膝関節症」といい、明確に原因が特定できるものを「二次性変形性膝関節症」といいます。

下記に、変形性膝関節症の分類をまとめましたので、参考にしてください。

 

一次性変形性膝関節症の原因

・加齢

・肥満

・女性(50代以降が多い)

・筋肉の衰え

・膝関節への負担が大きいスポーツ

・足に負担がかかる靴やハイヒール

・O脚やX脚、扁平足など足の変形 など

 

二次性変形性膝関節症の原因

・膝の靱帯損傷

・半月板損傷

・膝蓋骨(お皿)の脱臼

・関節リウマチ

・膝周辺の骨折が及ぼす関節軟骨の損傷 など

 

変形性膝関節症の検査

変形性膝関節症の検査は、最初に歩行時や動作時の確認、問診、視診、触診などをおこないます。これらの検査時に、膝の痛みや腫れの有無などを確認します。

その後、膝関節の変形の度合いを調べるために「X線検査(レントゲン検査)」をおこなうことが多いようです。

通常、X線検査では、軟骨の詳しい状態を写すことはできません。ただし、X線検査は膝関節の隙間が狭くなっているかを確認することができます。

そのため、膝関節の隙間が狭いようであれば、関節軟骨がすり減っていることにより変形性膝関節症の確率が高くなります。

その他の検査として、変形性膝関節症の検査には「関節液検査」があります。この検査は、注射器で膝の関節液を抜き取り、関節液の状態を検査して病気の判定をおこないます。

関節液検査は、膝に炎症が起こり、膝が腫れている場合などにおこなわれることが多いようです。

変形膝関節症の一般的治療

変形性膝関節症になると、関節軟骨が物理的にすり減ってしまうため、関節軟骨が完全な元の状態になることないといわれています。

変形性膝関節症の一般的治療は、膝の痛みを軽減させたり、膝の曲げ伸ばしを改善させたりすることが主な治療方法になります。

また、変形性膝関節症の症状が進行しないようにすることも、変形性膝関節症の治療目的になります。

変形性膝関節症の治療方法は、前述した症状の進行状況により異なりますが、薬物療法や温熱療法、装具療法、運動療法、手術療法などが主におこなわれます。

薬物療法による治療では、患部の炎症を抑えるために、非ステロイド性抗炎症剤の内服薬や外用薬(湿布薬や軟膏など)などが医師により処方されます。

また、膝関節内部にステロイド剤やヒアルロン酸などを注射して、膝の痛みの軽減や進行を遅らせる治療法もおこなわれます。

ただし、ステロイド剤は多用することにより、軟骨破壊が進むなどの副作用があるため使用には十分な注意が必要です。

また、ヒアルロン酸もステロイド剤などの注入も、消毒を適切におこなわないと感染症を引き起こします。

温熱療法では、入浴したりホットパックで患部を温めたりすることが療法として一般的です。

ただし、膝が熱感を持ち腫れているような場合は、患部を冷やす冷却療法がおこなわれます。運動療法では、運動により膝関節周辺の血流を良くして、患部の痛みを緩和させます。

膝関節周辺の血流が良くなることにより、患部に栄養素が行き渡ることで変形性膝関節症の改善を目指します。

さらに、血流を改善することにより患部に溜まった老廃物が排泄することにもつながるため、細胞が活性化したり病気の進行を防いだりする可能性が高まります。

ただし、痛みがともなうような危険な運動療法はおこなってはいけません。これらの保存療法で改善が認められない場合には、手術療法がおこなわれます。

手術療法には、さまざまな種類があり、手術によるメリットもデメリットもあります。手術療法の一つに、O脚を矯正する「高位脛骨骨切り術(こういけいこつこつきりじゅつ、HTO)」があります。

この手術をおこなった後は改善がみられることが多いのですが、手術には半年くらいの入院が必要になります。

膝関節が大きく変形して痛みがひどい場合には、「人工膝関節置換術(ATK/UKA)」という手術方法がおこなわれます。

この手術は、膝関節を人工のものに変える方法のため、正座ができなくなるなどのデメリットがあります。

半月板損傷や関節の変形があまり進行していない場合には、「関節鏡視下郭清術(かんせつきょうしかかくせいじゅつ)」という手術方法がおこなわれます。

別名は、「デブリードマン術」といいます。手術では内視鏡を使用して、すり減った関節軟骨や半月板などの欠片やカスを取り除く手術で、スポーツ選手などが多く受ける手術方法になります。

この手術は、一定の条件を満たした人ができる手術方法ですが、膝関節の状態が悪くてなかなか手術条件を満たす人がいないようです。

変形性膝関節症の予防法

変形性膝関節症を予防する方法は、さまざまな方法があります。変形性膝関節症になる原因を突き止めて予防することにより、変形性膝関節症をある程度防ぐことは可能です。

例えば、変形性膝関節症の原因の一つに「肥満」があります。肥満になれば、当然膝関節に負担がかかります。

肥満を解消するには、食事コントロールと適切な運動がポイントになります。例えば、体重が10キロ減ることにより、歩行時に膝にかかる負担は30kg減ることになります。

また、体重が10キロ減ることで、階段などの段差があるところの上り下りでは、膝関節に対する富岩が約50kg減ります。

体重を減らすことだけでなく、自分の足に合った靴を履くことも、変形性膝関節症の予防方法の一つです。

自分の足に合わない靴を履くことが、とても膝関節に負担が掛かるということをあまり知られていません。

自分に合わない靴とは、靴が窮屈だったり靴底が硬かったりするような靴を履くことや、ハイヒールなどを使用することも膝関節に大きな影響があります。

なるべく、緩やかで足にうまくフィットしたスニーカーや、鼻緒が付いて指を広げることができるようなサンダルを履いて歩くようにすると変形性膝関節症の予防につながります。

温熱療法による治療方法でも述べたように、入浴も変形性膝関節症の予防に大きく貢献します。

膝の悪い人は、膝関節が冷えると血流が悪くなり、関節がスムーズに動かなくなることで膝に痛みが生じることがあります。

毎日ゆっくり入浴して膝関節を温めることも、変形性膝関節症の予防になります。

膝関節が痛む前であれば、適切な運動をおこなうことにより、変形性膝関節症になることをある程度予防することができます。

なぜなら、筋肉や筋力は、加齢と共にどんどん低下していきます。筋肉や筋力が低下すれば、膝にも大きく負担がかかるため、変形性膝関節症になる可能性が高まります。

膝関節周辺の筋肉や筋力がアップすれば、関節の可動域も増して柔軟性も保たれます。

運動による変形性膝関節症の予防は、軽いスクワットや、座った状態で足を前に上げて10秒間止めるなどの筋トレをおこなうことです。

ただし、これらの運動は、膝関節周辺に痛みのない状態で運動をおこなうことがポイントです。

食生活を改善することも、肥満予防や体質改善として、変形性膝関節症の予防になります。暴飲暴食は、体重が増すばかりか、病気の元になります。

したがって、炭水化物や脂質の多いお菓子や食事を減らしましょう。私たちの食事は、どうしてもファーストフードやコンビニ弁当をとる機会が多く、炭水化物や脂肪を多く取りがちになります。

その結果、肥満や生活習慣病などになる確率が高くなります。

なるべく、野菜を多く摂りビタミンやミネラルなどの身体に必要な栄養素を摂取して、バランスの取れた食生活を心掛けるようにしましょう。

まとめ

変形性膝関節症は、前述したように初期段階に適切な予防をおこなうことにより、ある程度は防げる疾患なのです。

ところが、「痛みがあまりないから大丈夫だ」と自分で勝手に判断して、症状を放置することにより変形性膝関節症の症状が進行します。

その結果、日常生活の妨げになるような変形性膝関節症の症状が悪化してしまいます。

そうならないためにも、普段から実践する膝関節のケアや食生活の改善、適切な運動をおこなうことにより、変形性膝関節症にならないように努めましょう。

前述したような治療方法をおこなっても、変形性膝関節症の症状が改善しない場合には、治療方法が間違っている可能性が高いといえます。

例えば、マッサージや指圧、ストレッチボードによるストレッチ、アイシング、湿布、痛み止め、電気治療(ドップラー波電療法、干渉波など)インソール(ヒールカップなど)の治療方法です。

その場合には、変形性膝関節症改善の専門家に相談することも一つの改善法になります。

ただし、身体を揉んだりボキボキしたりするような、無理な整体やカイロプラクティックなどは危険なので注意しましょう。

身体は脳が支配しているため、無理な施術はかえってO脚を悪化させてしまいます。

脳は、無理矢理おこなわれる強い刺激を強制力と判断します。また、一般的にそれほど強い刺激だと思われていない治療方法でも、脳は身体を守ろうとします。

身体はとても繊細で、ほんの僅かな刺激でも強制力と判断します。逆に、脳にあんしんできる信号を送ると、即座に患部の緊張を解いて痛みや違和感などを解消させます。

変形性膝関節症のような重度の疾患も同様です。

どのような疾患でも、脳や身体に対して適切な働きかけをおこなうことにより、健康改善する可能性は十分にあります。

「あんしん療法」では、変形性膝関節症のような重度の疾患でも適切な施術方法により早い改善を目指していきます。

あんしん堂では、膝に痛みのない普通の生活を送ることができるように、変形性膝関節症の原因究明と改善するための脳科学療法による最高のアプローチをさせていただきます。