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女性に多い膠原病の一つである関節リウマチの原因や症状と改善法について

人は誰でも関節に痛みを感じることがあります。

例えば、朝起きたときや長い時間同じ姿勢でいたあとなどに、膝や肘、足首、手足の指などの関節に痛みやこわばり、腫れなどを感じたりします。

冬の寒い季節でも、これらの症状を感じる人も多くいます。ところが、これらの症状が関節に炎症を起こして、とても強く感じる人が女性に多くいます。

関節に炎症を起こして、強い痛みや不快な症状を感じる疾患を「関節痛」または「関節炎」といいます。

関節痛の中でも特に多い疾患が「変形性関節症」と「関節リウマチ」です。

これら以外にも、中高年から過度の運動量によるスポーツを始めて起こる「関節障害」が起こり関節を痛める人もいます。

これらの疾患は同じように関節に痛みが走りますが、一般的な医学界における見解はまったく違う疾患であり、それぞれの病気に合った治療法を施すようです。

記述した疾患の中でも、特に多い疾患は変形性膝関節症と関節リウマチです。関節リウマチは、特に女性に多い疾患です。

日本では、「関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis:RA)」の患者さんが約60~70万人いるといわれています。

他の国では、おおよそ人口の0.5%くらいの患者さんがいます。前述したとおり、関節リウマチは主に女性がかかることが多く、男性の約5倍の人が発症します。

発症年齢のピークは、30~50代で中高年者の1%が病気にかかっています。一般的にも「リウマチ」という名称はよく聞く病気ですが、一体どのような病気なのでしょうか。

今回は、女性に多い「関節リウマチ」の原因や症状と改善法について解説します。

膠原病の提唱と関節リウマチの関係性

関節リウマチを説明する前に、「膠原病(こうげんびょう)」について説明します。

膠原病は、1942年に、病理学者のポール・クレンペラー(Klemperer Paul. 1887-1964)によって提唱された疾患群です。膠原病は英語で「connective tissue disease」といいます。

この当時、なぜ関節に痛みが出るのか原因不明でわからないこの病気を、総称名として膠原病としました。

また、ポール・クレンペラーはこの病気を病的な免疫反応が起こる部位や臨床症状から6つの疾患に分類しました。

 

1.関節リウマチ(安静時にも関節の痛みがあり、ひどくなると関節が変形する疾患)

2.リウマチ熱

3.全身性エリテマトーデス(免疫異常により炎症が起こる疾患)

4.皮膚筋炎、多発性筋炎(腕や足などにある横紋筋に炎症が起こる疾患)

5.強皮症(手指から腕、顔、胸部などへ皮膚の硬化が起こる疾患)

6.結節性動脈周囲炎(結節性多発動脈炎)(細い動脈血管に炎症が起こる疾患)

 

これらの6つの疾患は、古典的膠原病とよばれています。現代では、各疾患の臨床症状や経過、病理的特徴、異常免疫の機序、検査所見などから、膠原病はさらに細分化されています。

以前の医学の考え方では、病気は特定の臓器が障害されて起こるとする「臓器病理学」の考え方が支持されていました。

そのため、病気の診断は臓器の病変に基づいておこなわれていました。

ポール・クレンペラーは、全身性エリテマトーデスのように多臓器が同時に傷害されて、どの臓器が病変の中心的原因であるか特定できない病気があることに気付きました。

ポールは、これらすべての疾患において、細胞が結合している「膠原繊維(こうげんせんい)」という結合組織がフィブリノイド変性を起こしていることを見いだして「膠原病」と名付けたのです。

しかし後に、さまざまな研究により他の病気でも膠原繊維のフィブリノイド変性(英: fibrinoid degeneration)が起きていることから「びまん性結合組織病」と名称変更されました。

フィブリノイド変性は、血管や結合組織に変性したフィブリンを主体とする種々の血漿(けっしょう)成分(免疫グロブリンなど)により、これらの物質が滲み込んで形成される変性状態のことをいいます。

ただ、歴史的背景から本国では、今でも膠原病という名称が一般的に使用されているのが現状です。

現代医学では、前述した6つの疾患以外にも乾燥症候群(シェーグレン症候群)や混合性結合組織病(MCTD)、Wegener肉芽腫症、大動脈炎症候群(高安病)、慢性関節リウマチ、ベーチェット病などの膠原病疾患があります。

現代医学における膠原病の考察

現代医学では、膠原病を「自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)」という病気であると考えています。

まず、「免疫(めんえき)」について考えてみましょう。

免疫とは、体内にウイルスや細菌などの外敵が侵入したときに、それらの異物を排除しようとする「生体防御反応(せいたいぼうぎょはんのう)」のことです。

生体防御反応は、リンパ球と呼ばれる細胞や、異物と結合する「抗体(こうたい)」と呼ばれるたんぱく質などがその役割を担っています。

体内における免疫機能は、自己(身体自身)と非自己(外からの外敵)を厳密に区別して機能しています。

そのため、正常な免疫機能の状態では自己には反応しませんが、何らかの原因(まだ解明されていない原因不明の原因)によりこの機能に乱れが生じると自己に対して免疫機能が反応してしまうことがあります。

膠原病患者さんの血液を検査すると、自分自身の身体の構成成分と反応する「リンパ球(自己反応性リンパ球)」や「抗体(自己抗体)」が見つかっています。

現代医学では、これらの反応が膠原病という病気を引き起こす原因だと考えられています。こうした考え方から、膠原病は「自己免疫疾患」といわれているのです。

そのため、膠原病の治療ではリンパ球の働きを抑えたり、自己抗体が作られることを抑えたりするステロイド剤(副腎皮質ホルモン)や免疫抑制薬が医師により処方されます。

また、膠原病とは自己免疫疾患以外にも前述した膠原繊維のフィブリノイド変性がみられる「結合組織疾患」と、関節や骨、筋肉などの組織に痛みやこわばりなどが起こる「リウマチ性疾患」が重なり合う疾患です。

膠原病とリウマチ性疾患の関係

日本では一般的に「リウマチ」という言葉が人々に浸透して使用されています。「リウマチ(rheumatism)」という言葉は、ギリシャ語で「流れ」を意味します。

もともとリウマチは、痛みの原因物質が、身体の中を流れて関節に溜まることが原因だと考えたことに、リウマチの語源由来があります。

この語源の由来から、関節や骨、筋肉などの起こる運動器官の痛みのことすべてを「リウマチ性疾患」と呼ぶようになりました。

日本では、単に「リウマチ」という場合には「関節リウマチ」という特定の病気をさすことがほとんどのようです。

なぜなら、その他膠原病全般に共通する症状の一つとして、全身の関節の痛みが高頻度に症状として現れるからです。そのため、膠原病のほとんどはリウマチ性疾患です。

2005年7月に、東京大学大学院医学系の松島綱治教授のチームが、体内で放出された化学物質と免疫細胞が反応するタンパク質「フロント」について報告しています。

この研究では、関節に炎症が起こることにより、体内で特殊な化学物質が放出されます。

すると、その化学物質目当てに集まった免疫細胞(白血球やリンパ球、マクロファージ、顆粒球など)と化学物質が反応して、次々に過剰な免疫反応が起こることがわかってきました。

女性に多いリウマチ性疾患の原因(女性ホルモンと自己免疫反応)

リウマチ性疾患は男女どちらにも起こる疾患ですが、男女比で比べてみると男性が1に対して女性が4と、圧倒的に女性に多い疾患です。

関節リウマチの全体の割合からみると、女性が患者全体の7割~8割を占めています。なぜ、このようにリウマチ性疾患は女性に多いのでしょうか。

女性に多い疾患はリウマチ性疾患だけでなく、自己免疫疾患全般も多いようです。

この原因として、女性ホルモンとこれらの病気の関係が考えられますが、まだはっきりとした原因が解明されていないのが現状です。

それにもかかわらず、なぜ女性ホルモンとこれらの病気が関係しているといわれているのでしょうか。

女性ホルモン(主にエストロゲンやプロラクチンなど)は、免疫反応を促す「サイトカイン」という物質を活性化させたり、自己抗体の働きを活性化したりする作用があると考えられています。

「サイトカイン」は、もともと体内で免疫に関わる物質であり、外部から体内に侵入した異物を排除して身体を守る役割を担っています。

しかし、関節リウマチになると、サイトカインの「TNF-αやIL-6」が異常に増えて痛みや腫れを引き起こすと考えられています。

サイトカインにより免疫異常になると、骨や軟骨を壊すなどの症状も生じます。

関節リウマチが発症する年齢層も、比較的若い年齢層で発症することも多くあり、30代~50代の働き盛りの女性に多くみられる疾患です。

女性ホルモン以外にも、女性が持つ妊娠や出産の機能も自己免疫反応と関係していると考えられています。

なぜなら妊娠中には、免疫の働きが抑えられるからです。

女性にとって男性の精子や胎児の細胞は異物ですが、これらが異物として排除しないように、免疫系の働きが抑えられるため女性ホルモンと関係していると考えられています。

出産後に、この免疫制御が解除されると免疫系の働きが一気に高まるため、自己免疫反応が起こりやすくなり、関節リウマチになると考える専門家もいます。

関節リウマチになると、次のような症状が生じます。

 

・関節リウマチの初期に手足の指などの関節に痛みや腫れ、こわばりなどを感じる

・風邪でもないのに原因不明の微熱やだるさ(倦怠感、けんたいかん)などが続く

・ダイエットしていないのに体重が減少することもある

・関節リウマチが進行すると貧血になったり腎臓障害になったりする

 

これらの症状の中でも、手足の指などの関節に痛みや腫れ、こわばりなどを感じる人が多く、これらの症状を感じたら注意が必要です。

ただの疲労によるものと勘違いして、湿布や鎮痛剤などで済ませていると、徐々に関節の破壊が進んで症状が悪化する可能性が高まります。

関節リウマチの症状

関節リウマチになると、全身の関節に痛みや炎症などの症状が生じます。関節リウマチの初期段階では、微熱やだるさ、発熱、倦怠感、食欲不振、体重減少などの症状がみられます。

症状が進行すると、手足の指などの関節に強い痛みやこわばり、炎症などを感じます。もちろん、これらの症状は他の病気などでもみられる症状です。

しかし、関節リウマチの場合には、これらの症状が30分~数時間も痛みなどの症状が続くことが特徴です。

さらに関節リウマチの症状が進行すると、全身の関節の痛みが強くなり、腫れやしびれなども現れてきます。

関節リウマチによる関節痛は、初期段階では手足の指などの関節に起こる傾向があります。関節リウマチの症状が進むと、これらの症状が全身の関節や顎などにも出てきます。

関節リウマチの特徴の一つに、「左右対称性症状」があります。この症状は、関節リウマチにより右手が痛くなると左手も同じように痛くなるのです。

さらに関節リウマチの症状が進行すると全身の関節に変形がみられ、さまざまな痛みや不快な症状により寝たきりになるなど、日常生活に大きな影響を及ぼすようになります。

この頃になると、骨や関節が少しずつ壊れていき、関節の変形とともに関節が硬くなって動きが悪くなる拘縮(こうしゅく)などの症状も生じます。

関節リウマチは、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返して、徐々に悪化するのが特徴です。

関節リウマチによる合併症は、涙や唾液の量が少なくなる「シェーグレン症候群」や肺疾患症状である「肺線維症や肋膜炎」が現れたり、皮下結節や心膜炎になったりします。

他にも、眼の上強膜炎(白目の部分が炎症を起こす疾患)が起きたり、貧血や骨粗しょう症、アミロイドーシス(アミロイドと呼ばれるタンパク質が全身の臓器の細胞外に沈着する疾患)などの合併症を引き起こしたりすることもあります。

関節リウマチの死亡原因は、1位が肺炎や敗血症などの感染症で、2位が間質性肺炎(肺線維症)、3位がアミロイドーシスです。

関節リウマチの合併症を引き起こさないためにも、定期的に診察を受けて、早期に対処することが大切です。

女性ホルモン以外の関節リウマチの原因

関節リウマチの原因は、女性ホルモン以外にも、さまざまな原因があると考えられています。

例えば、遺伝的な原因(遺伝因子)です。以前の医学では、関節リウマチが発症する人が多い家系は発症率が高いと推測されていました。

また、双生児が生まれたときに、一卵性双生児の片方の子供が生まれたときに、もう片方の子供が発症する割合は二卵性双生児よりも高いと推測されていました。

現代医学では、仮説としてHLA-DR1やHLA-DR4遺伝子、STAT4、PTPN22遺伝子、PADI4、FCRL-3などの遺伝子がリウマチ発症への関与が指摘されています。

ちょっと難しい話しになりますが、「HLA(Human Leukocyte Antigen=ヒト白血球抗原)」とは1954年に白血球の血液型として発見され、それ以来頭文字をとって今現在でもこのように呼ばれています。

現在の医学の研究により、HLAは白血球だけでなく、ほぼ全ての細胞や体液に分布していて、組織適合性抗原(ヒトの免疫に関わる重要な分子)として体内で機能していることがわかっています。

HLA-DR4遺伝子は、関節リウマチ(慢性)の感受性遺伝子といわれています。

しかし、この遺伝子を持っていて同じような環境下で過ごしていても、関節リウマチになる人とならない人がいます。

このような遺伝子が、関節リウマチになる原因として挙げられます。しかし、今の段階ではあくまで推測に過ぎず、これらの遺伝子が確実な原因と断定できていません。

遺伝因子以外では、環境因子も関節リウマチになる原因があります。例えば、喫煙や食べ物、歯周病などです。

喫煙は環境因子の中で科学的根拠が最も高い因子の一つです。

ある報告によると、リウマチ因子(RF)陽性は喫煙歴があったり今現在喫煙したりしている人の発症率が高く、男性で2倍~3倍で女性は1.2倍~1.3倍の発症率であるとされています。

食べ物では、肉類の過剰摂取やコーヒー、砂糖が多く含まれた炭酸飲料などが関節リウマチになる原因かもしれないという報告がありますが、これらも断定できていません。

ただし、関節リウマチになると、健常者の人よりも「血中酸化ストレスマーカー」が高いことが研究などでわかっています。

そのため、体内で起こる酸化ストレスを抑えることにより、関節リウマチの進行を阻害したり関節の痛みを軽減したりできる可能性に期待が持てます。

身体を酸化させる食品は、関節リウマチの人だけでなく、健常者の人にも良いとはいえません。

例えば、脂質や食品添加物がたっぷり入った菓子類やファーストフード、コンビニ弁当、大量生産された惣菜などです。

これらの食品を日頃から多く摂取している人は、日々の食生活を見直す必要があります。

逆に、身体の酸化を予防する「抗酸化作用」が優れている食品を積極的に摂取することが、関節リウマチやさまざまな病気の予防につながります。

また、歯周病原因菌であるポルフィロモナス菌(Porphyromonas gingivalis)やヒトパルボウイルスB19、ヒトT細胞白血病ウイルスなどがリウマチ抗体(抗CCP抗体)を活性化させて発症させる可能性が高いことが研究により指摘されています。

原因不明の病気である膠原病の治療と問題点

膠原病は原因不明の病気であり、難病といわれる「特定疾患」として厚生労働省に指定され、公費補助対象疾患になっています。

現代では、以前よりも生命予後が改善されましたが、依然として治療法が確立されていない難病で死亡率が高く重い障害も起こる病気です。

膠原病や関節リウマチなどで、よく使用されている薬が「ステロイド剤」です。

ステロイド剤を使用すると、体内で炎症を抑えたり免疫力を抑えたりする作用があるため、痛みやこわばりなどが一時的にとても改善された感じが得られます。

しかし、一般的にも副作用がとても強いことがよく知られていることも事実です。ステロイド剤は、もともと抗がん剤として使用されていました。

ステロイドとは、腎臓の上端にある副腎から作られる「副腎皮質ホルモン」の一つです。

ステロイド剤は、膠原病全般の疾患に対して処方されます。ステロイド剤の使用方法は、経口により「プレドニゾロン(PSL)」という薬が使用されることが多いようです。

また、「ステロイドパルス療法」として、メチル・プレドニゾロンを点滴注射で使用する方法もおこなわれています。

ステロイド剤の服用に関する注意点は、急に内服を中止しないことです。通常、体内でステロイドホルモンはPSL換算で約2.5~5mg程度の量が分泌されています。

しかし、それ以上の量のPSLを長期間服用すると、副腎皮質からステロイドホルモンが分泌されなくなります。

このため、急に内服を中止すると体内のステロイドホルモンが不足して、頭痛や吐き気、倦怠感、血圧降下などのさまざまな症状(ステロイド離脱症候群)が生じることがあります。

ステロイド剤の副作用はさまざまなものがあり、服用には特に注意が必要です。

ステロイド剤の副作用ですが「易感染性」といって、ステロイド剤の服用により免疫力や抵抗力が低下するため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

そのため、バクタ配合錠などの感染予防薬を服用することもあります。また、副作用により骨がもろくなるため骨粗しょう症になり、圧迫骨折や大腿骨頸部骨折が起こりやすくなります。

ステロイド剤による骨粗しょう症を予防するため、ビスホスホネート薬を内服することもあります。

ステロイドは、糖を合成する働きを高める性質があるため、血糖値が上昇します。ステロイド剤の投与量が多い場合には食事療法による予防や、糖尿病予防薬を服用することもあります。

また、ステロイドによる潰瘍も起こりやすくなります。これはステロイドを服用することにより、消化管粘膜が弱くなるからです。

そのため、胃酸分泌を抑制する薬や胃の粘膜を保護する薬を併用して内服することもあります。

ステロイド剤を服用すると、血管の中で血液が固まる「血栓症(けっせんしょう)」が起こりやすくなります。

これは、ステロイドにより出血を止める働きを担う血小板の機能が亢進するからです。血栓症の予防に、血液をサラサラの状態にする抗血小板薬を服用することもあります。

他にもステロイド剤は「ムーンフェイス(満月様顔貌)」といって、顔がまん丸くなったり中心性肥満になったりすることもあります。

さらにステロイド剤の副作用として、動脈硬化や高脂血症、むくみ、高血圧症、緑内障や白内障などの目の病気、副腎不全、ステロイド坐瘡(ざそう)、大腿骨頭壊死、ステロイド筋症、不整脈、生理不順、脱毛、不眠症、躁うつ病などになることもあります。

関節リウマチの治療の変化

関節リウマチの治療は、近年大きな変化を遂げました。以前の関節リウマチの治療は、主に痛み止めやステロイド剤が主流でした。

現在では、抗リウマチ剤が多く使用されるようになり、関節の破壊進行を抑える効果があるといわれています。

ただし、抗リウマチ剤の効き方には個人差があり、薬が効く人と効かない人、副作用が出る人と出にくい人、薬の量が少量で効く人と大量投与で効く人などの個人差があります。

抗リウマチ剤の副作用は、おおむね20%~30%の人に出現するといわれています。

抗リウマチ剤は、メトトレキサート(リウマトレックスR)やサラゾスルファピリジン、ブシラミン、ペニシラミン(商品名 メタルカプターゼR)などがあり、メトトレキサートが処方されることが多いようです。

ただし、副作用による弊害や死亡例(リウマトレックスRの因果関係が否定できない死亡例が582例報告)もあり、薬の服用には特に注意が必要です。

死亡例は、新聞などでエンブレルの使用中に79人死亡と記事が出ています。

ネットでは1万4369人のうちの79人なので、死亡率は低いなどと報じている大学や病院などがありますが、果たしてそう言えるでしょうか。

他にも、アラバ錠(死亡例が30例で厚生労働省の発表では投与中止後に死亡した例が2例ある)なども重篤な副作用や死亡例が報告されています。

副作用には、肝障害が最も多く、胃腸障害や皮膚障害、呼吸器障害、下痢発熱などが生じることがあります。

こうしたことを考えてみても、抗リウマチ剤の使用には十分な注意が必要だといえます。

関節リウマチを予防する食事

関節リウマチの治療法の一つに、食事療法があります。

普段から食品添加物や脂質、糖質が多いファーストフードやコンビニ弁当、惣菜ばかり食べて偏った食事をしていると、症状が悪化する傾向があるといわれています。

そのため、普段の食事はとても重要になります。下記に、関節リウマチを予防する食事について記述します。

関節リウマチを予防するビタミンやミネラル文の多い食品

関節リウマチを予防するために食事面で気を付けることは、ビタミン類やミネラル分の多い食品を意識して摂取することです。

例えば、無農薬野菜でビタミンやミネラルが多く含まれているもの摂取することや、ホルモン剤や抗生物質などを使用していない脂肪分が少ない肉類などを摂取することです。

具体的な野菜類は、海藻類や小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、大豆製品などがおすすめです。

関節リウマチを予防する脂肪酸

健康な身体を維持する上で、脂肪も身体に必要な栄養素です。

しかし、トランス脂肪酸といわれるマーガリンなどを多く摂取すると、関節リウマチになったり悪化したりする可能性が高まるといわれています。

脂肪酸は、「N-3系脂肪酸」といわれる脂肪酸を多く摂取することが望ましいといわれています。N-3系脂肪酸は、体内で起こる炎症などの症状を抑制する効果があるといわれています。

N-3系脂肪酸は、鰯や鯖、アジなどの青魚に多く含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)、エゴマ油やアマニ油などの調理油に含まれるαリノレン酸などに多く含まれています。

関節リウマチを予防するカルシウム

ビタミンやミネラル、脂肪酸以外にも、カルシウムを摂取することも関節リウマチの予防につながるといわれています。

なぜなら関節リウマチになると、関節が炎症を起こして骨の破壊や形成を抑制するため骨が弱くなります。

関節リウマチによる関節の痛みで、普段の運動量が低下したり骨の変形も起こったりするため、食事でより多くのカルシウム摂取が病気の予防につながります。

ただし、カルシウムはビタミンDやビタミンKなどと一緒に摂取することがポイントになります。

これらのビタミン類をカルシウムと同時に摂取することで、カルシウムの吸収率がアップしたり骨の形成が進んだりします。

カルシウムは、ちりめん煮干しなどの小魚類や干物、乳製品、ひじき、緑黄色野菜などに多く含まれています。

ビタミンDは魚介類やキノコ類、卵類などに多く含まれています。ビタミンKは、納豆やモロヘイヤ、鶏肉、ツルムラサキなどに多く含まれています。

関節リウマチを予防する鉄分

関節リウマチの予防には、ビタミンやミネラル、脂肪、カルシウム以外にも、鉄分も必要です。

なぜなら関節リウマチになると、関節が炎症を起こして体内で生産された「サイトカイン」が造血を抑制したり、薬剤の副作用などで貧血を起こしたりします。

貧血防止には、鉄分の摂取が有効です。鉄分は、海藻類や魚貝類、レバー、豆類などに多く含まれています。

鉄分はビタミンCや動物性たんぱく質を一緒に摂取すると、吸収率がぐっとアップします。ビタミンCは、果物や野菜、大豆製品、ひじき、ブロッコリー、小松菜などに多く含まれています。

動物性たんぱく質は、肉類や乳製品、魚貝類を摂取するといいでしょう。

関節リウマチの痛みを緩和する抗酸化物質

関節リウマチになると、関節に炎症が起こるため痛みが生じます。活性酸素を抑える作用がある「抗酸化物質」は、炎症を抑える作用もあるといわれています。

炎症を抑えることができれば、痛みも緩和する効果に期待が持てます。抗酸化物質を多く含む物質は、緑茶や果物、野菜、フルボ酸、大豆などの豆類、玄米などです。

関節リウマチによる血行悪化を予防する食品

関節リウマチになると、関節以外にも血管なども炎症を起こすため、血行が悪化して冷え性などになることがあります。

そのため、血行を良くする食材を摂取することが大切です。血行を改善する食材は、緑茶や梅干し、フルボ酸、野菜類、魚介類、海藻類、肉類、豆類(納豆など)です。

関節リウマチが懸念される食材

現代の医学では、関節リウマチだから食べてはいけないという食べ物はないといわれています。

しかし、ファーストフードやコンビニ弁当、惣菜などには多くの脂質や糖質、食品添加物などが含まれており、関節リウマチの症状を悪化させる恐れがあると考えられます。

他にもインスタント食品や炭酸飲料などに含まれる多くの添加物は、体内の免疫力を低下させるといわれています。

すべてを控えることは難しいですが、なるべく自然な食品を摂取するようにしましょう。

関節リウマチが懸念される食材は、マーガリンやバター、菓子類などに含まれる油脂類なども含まれます。

これらの食材は多くの脂質や糖質、食品添加物などが含まれているため、体重増加につながります。

体重が急激に増加すると、腰や足などへの負担が大きくなり、関節リウマチの症状が悪化する恐れがあります。

野菜類を多く摂取して、カロリーをコントロールすることも関節リウマチの予防につながります。バランスの良い食事を心掛けるようにしましょう。

関節リウマチのリハビリ

関節リウマチは原因不明の病気といわれており、一般的な医学では一生付き合っていかなければならない病気だといわれています。

関節リウマチの進行を抑えたり症状を改善したりするために、普段の生活の工夫や生活改善することも重要です。

関節リウマチの症状を進行させない方法は薬物療法や手術療法以外に、リハビリによる方法があります。

リハビリには、運動療法や物理療法、作業療法、装具療法の4種類があります。

関節リウマチの症状を進行させないようにするためには、関節に過度の負担をかけないことが必要です。

ただし、まったく身体を動かさないようにするわけではありません。関節は動かさないと固まってしまいます。痛くない範囲で関節を動かすことも、関節リウマチの予防になります。

普段、椅子から立ち上がるときに、机や椅子の手すりに手をついて立ち上がります。この動作は、手首の痛みがある人にはとても大変な動作です。

このとき、手首だけに体重を乗せるのではなく、腕全体を使って体重を支えながら立てば手首の痛みを軽減することが可能になります。

この動作も、一つの運動療法になります。他の動作でもおなじように、一つの関節だけに重みがかからないように動作をおこなえば、関節の痛みの軽減につながります。

現代の生活では、スマートフォンを使用することが当たり前のようになってきました。スマートフォンの操作は、片手でおこなう人が多いようです。

手首や指に痛みがある人は、片手でスマートフォンの操作をすることが苦痛になります。スマートフォンの操作を両手でおこなえば、手首や指の負担が少なくなり指の痛みが軽減します。

家で家事をこなすことも、ひとつの全身運動になります。

ただし、何かの家事をおこなう動作で関節が痛い場合は、なるべく痛みが出る家事をおこなわないか関節に負担がかからない程度に家事をおこなうようにしましょう。

どうしても運動をおこないたい場合には、お風呂やプールなどで身体を動かすといいでしょう。

水中では浮力が働くため体重が軽くなり、関節に負担がかからなくなります。

ただし、水温が低すぎると身体が緊張して痛みなどが出るおそれがあるため、水温は35度以上が望ましいといえます。

関節リウマチや変形性関節症などの予防

関節リウマチや変形性関節症などの病気は、関節が炎症を起こして痛みが出たり、関節が変形したりする疾患です。

これらの病気を予防するポイントは、いかに関節に負担がかからない生活を送ることができるかです。

また、前述したリハビリなどで関節を柔軟にして、関節の周囲の筋肉を強化することも必要です。下記に関節に負担がかからない生活ポイントについて記述します。

 

関節に負担がかからない生活ポイント

・身体の関節(腰や膝、股関節、肩、肘など)を冷やさないようにする

・長時間同じ姿勢を続けないようにする(痛くない範囲でときどき身体を動かす)

・肥満や肥満気味の人はカロリーコントロールにより体重を減らす努力をする

・ビタミンやミネラル分の多いサラダを多く摂取する

・足を引きずるような歩き方を改善して正しい歩き方をおこなう

・外出時にはヒールやパンプスなどの靴は履かずに運動シューズを履いて歩く

・お風呂に入る回数を増やす

・睡眠時間を多くとるようにする(8時間以上)

 

関節リウマチや変形性関節症の予防トレーニング

・痛みのない範囲で首や肩、足などのストレッチ運動をおこなう

・痛みのない範囲で、軽いスクワット運動をおこなう(曲げられる範囲で)

・痛みが起こらない範囲で、軽いウォーキングをおこなう(決して無理をしない)

・水中ウォーキングをおこなう(あくまで痛くない範囲でおこなうことが前提)

 

関節リウマチや変形性関節症の予防トレーニングは、あくまで痛みのない範囲でおこなうことが前提です。

絶対に痛みがある状態で、予防トレーニングをおこなってはいけません。また、関節に負担がかからない生活ポイントを理解して、普段の生活を送るようにしましょう。

あんしん療法による関節リウマチの施術

関節リウマチや変形性関節症になると、関節が炎症を起こして痛みが生じたり、関節の変形が起きたりするため日常生活や仕事などに大きな支障を来します。

現代医学では膠原病や関節リウマチなどは原因不明の病気であるとされています。いずれは医学の進歩により何が原因で関節の炎症が起きているのか解明されるでしょう。

ただし、原因が解明されるだけでなく関節リウマチの、適切な治療がおこなわれることが重要です。

現在、膠原病や関節リウマチなどで使用されている薬剤はとても副作用が強く、中には死亡例の報告もあります。そのため、関節リウマチの薬剤を使用するには十分な注意が必要です。

世の中には、現代医学ですべてが解明できない疾患が数多く存在します。

身体を改善する上で大切なことは、身体の痛みや不快な症状などは脳の間違った記憶から起きているという事実を理解して、間違った「脳の内部表現を変換」することがポイントになります。

それにより、今まで対応できなかった身体の不快な症状にも改善がみられ、より多くの患者さんが楽になるのです。

まとめ

関節リウマチや変形性関節症などによる関節の痛みなどで、なかなか眠れなかった患者さんも、あんしん療法による施術を受けることで「よく眠れるようになりました」と喜んでいただいています。

関節リウマチや変形性関節症は、薬物療法や手術療法でも完全に改善されない方も多くいて、悩んでいる人がとても多い疾患です。

関節リウマチや変形性関節症は関節に炎症が起きて痛みが生じる厄介な疾患ですが、諦めないで少しでも改善できる方法をともに探っていきましょう。

関節リウマチを含めた多くの膠原病や他の疾患もそうですが、今までの医学(特に整形外科など)では常識だった「痛みの原因は骨の変形や神経圧迫などの肉体的なもの」という考え方から少しずつ離れていく必要があります。

もちろん、炎症や骨の変形、神経圧迫などが、さまざまな疾患に大きく関係していることはいうまでもありません。

ただし、それだけでは全てが解明できない疾患が世の中には数多く存在します。

身体を改善する上で大切なことは、身体の痛みや不快な症状などは脳の間違った記憶から起こっているという事実を理解することです。

そして、間違った「脳の内部表現を変換」をおこなうことで、さまざまな疾患を改善する可能性が大きく高まるという事実です。

脳の内部表現変換をおこなうことにより、今まで対応できなかった身体の痛みや不快な症状も改善がみられ、より多くの患者さんが楽になるのです。

あんしん療法では、ボキボキしたりグイグイ押したりするような強い施術はおこないません。

脳科学療法により、身体の連動性を取り戻して痛みの再発しない身体の動きを脳に記憶させることが可能になります。

あんしん療法では、神経過敏な患者さんでも脳や身体に対して「適切な働きかけ」をおこない痛みを改善します。

「あんしん堂」では、なるべく本人の早い健康改善を目指し、仕事や普段の生活への早期復帰ができるようにアプローチさせていただきます。