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女性に多い偏頭痛とストレスの関係と対処法

偏頭痛(片頭痛)は、たくさんの日本人がかかる疾患であり、特に女性に多い疾患だといわれています。

統計では、日本人のうち800万人以上の人が偏頭痛で悩まされているようです。

偏頭痛が一度起こると、ひどい人の中には立っていられないくらい頭が痛くなるような症状になることもあり、とても厄介な頭痛の一つです。

偏頭痛の原因はさまざまですが、ストレスや疲労なども偏頭痛の原因となることがあり、私たちの深い悩みの種になります。

病院では偏頭痛の治療で、精神科や心療内科で治療することもあります。

一言で偏頭痛といいますが、実際に偏頭痛がどのような頭痛に分類され、どのようにすれば改善するのか理解されていない人が多いようです。

偏頭痛の原因を知ることにより、自分の偏頭痛の対処法も見えてきます。今回は、女性に多い偏頭痛とストレスの関係について解説します。

偏頭痛(片頭痛)の特徴

よく「偏頭痛」と一般的にいわれていますが、そもそも偏頭痛とはどのようなものなのでしょうか。

多くの偏頭痛は、頭の片側に痛みが生じるため、偏頭痛を「片頭痛」と呼ぶこともあります。どちらの漢字も呼び名として使用されるようです。

実は、偏頭痛の病態生理は未だに原因不明なのです。偏頭痛が起こる仮説として有力な説は、「三叉神経血管説(さんさしんけいけっかんせつ)」です。

この説は、最初に何らかの刺激により、頭の中の血管(頭蓋内血管、とうがいないけっかん)に分布する神経が刺激されます。

その後、血管作動性物質(頭痛の原因物質神経ペプチド)が血管内に放出されて血管が拡張します。

すると、無菌性の炎症が引き起こされるために炎症反応が血管に起こり、刺激が信号となって大脳に伝わることで頭痛の痛みを感じます。

この症状がひどくなると、吐き気や嘔吐などの随伴症状(ずいはんしょうじょう)を引き起こします。

また、脳内物質である「セロトニン」やセロトニン受容体、血管拡張物質の「CGRP(calcitonin generelated peptide)」も偏頭痛に関係しているといわれています。

人間の身体は、細胞内のカルシウムイオンとマグネシウムイオンのバランスが取れていることにより、安定した状態を保っています。

しかし、このバランスが崩れると、筋肉が緊張してさまざまな症状が起こります。

例えば、マグネシウムが不足することにより、足がつったり目のまぶたがピクピクしたりするなどの症状が起こります。偏頭痛も、マグネシウムが不足して起きているといわれています。

頭痛は、日本人の約3000万人の人がかかっているといわれています。この中の約800万人の人が偏頭痛持ちといわれ、20代~40代の女性に多く認められる疾患です。

典型的な片頭痛は「拍動性頭痛」といって、頭の片側にズキンズキンとした痛みが生じます。

しかし、片頭痛は拍動性頭痛だけではありません。例えば、随伴症状の一つである「緊張型頭痛」や肩こりが生じる偏頭痛持ちの人は、統計的に約75%にのぼるといいます。

片頭痛も片側だけでなく、両側性の頭痛が頭痛持ちの約40%、非拍動性の頭痛が約50%、緊張型頭痛に多いストレスによる頭痛が72%にものぼります。

片頭痛の診断ポイントは、頭痛の頻度(数日から数週間の間を於いて出現する頭痛)の発作性や日常生活(階段や家事)、吐き気や嘔吐、光や音などです。下記に、偏頭痛の特徴について記述します。

 

・頭の片側に頭痛が生じる

・20代~40代の女性に多い頭痛

・偏頭痛の前に何らかの前兆がある

・ズキンズキンとする拍動性の痛みがある

・約4時間~72時間の持続性の頭痛

・ひどくなると吐き気がする

・偏頭痛時に光りや音などに過敏になる

 

偏頭痛には、これらのような症状が伴ったり、前兆や特徴としてさまざまな症状が身体に現れたりします。

偏頭痛の前に何らかの前兆があるということは、「あ、今から頭痛が起こる」などと自分で予兆を感じることです。

前兆の症状は、偏頭痛持ちの人の約3分の1の方があるといわれています。偏頭痛持ちの人の前兆として身体に生じる症状は、目がチカチカしたり身体がチクチクしたりします。

他にも、視界の一部が見えにくくなったり言葉が発しにくくなったりする症状もあるようです。

偏頭痛の原因

医学的には、偏頭痛の約70%~80%何らかの原因があるといわれています。

現在医学的に考えられている要因としては、精神的なものや肉体的(女性のホルモンバランスの変化や遺伝など)なもの、環境的なもの、食品や嗜好品、天候や睡眠、ダイエットなどです。それぞれの偏頭痛の原因について記述します。

偏頭痛の精神的要因

身体や脳は、仕事や勉強、友人関係、家族関係などで心配事や不安、焦りなどの精神的ストレスを長期間受けると、偏頭痛が起こりやすくなるといわれています。

例えば、責任が重い仕事をおこなったあとに、フッと緊張が抜けた途端に偏頭痛が起こることがあります。

こうした精神的要因は、責任が重い仕事で身体にストレスがかかっている間は、身体が緊張した状態で血管が収縮しています。

ところが、仕事を終えて緊張の糸が切れてリラックスした状態になったときに、血管が拡張して一気に血管壁が広がることで偏頭痛が起こると考えられます。

平日が仕事で忙しくて、週末の休日に偏頭痛が起こることもあります。

これは、折角の休みだからと週末寝だめのために朝寝坊したり朝食を抜いたりして低血糖になり、偏頭痛が起こりやすくなる状態になったことです。

週末に起こる頭痛のことを「週末頭痛」といいます。

また、ダイエット中や朝食を食べないときに、血糖値が下がることで頭痛になることもあります。

女性ホルモンバランスの変化による要因

女性に偏頭痛が多いのは、女性ホルモンバランスの変化に関係があるといわれています。

女性ホルモンの中でも、「エストロゲン」といわれる女性ホルモンの分泌量の変動が偏頭痛と関係しているといわれています。

偏頭痛は、生理が始まる1日~2日前や生理中(特に生理が始まって2~3日の間が多い)、排卵日などに偏頭痛が起こることが多いようです。

これとは逆に、妊娠期に生理が止まっている時には、エストロゲン分泌量が安定するために偏頭痛が治まります。

しかし、出産後にまた偏頭痛が起こる人が多いようです。閉経後に、偏頭痛が治まる人が多いのは、エストロゲンの変動がなくなるからだと考えられています。

女性は、避妊のために経口避妊薬である「ピル」を服用することがあります。しかし、ピルを服用すると、偏頭痛が起こりやすくなることがあります。

これは、ピルの中にはエストロゲンが含まれているからです。ピルの服用は21日間で、7日間休薬します。

そのため、休薬した7日間の間に偏頭痛が起こることが多いのです。偏頭痛がよく起こる人は、ピルの服用には十分注意しましょう。

また、家族や親戚に頭痛持ちの人が多い場合にも、偏頭痛になる可能性が高くなるといわれています。

統計的には、母親が偏頭痛の場合に、子供が偏頭痛になる確率は5割以上といわれています。

偏頭痛の環境的要因

  

環境的な要素により、偏頭痛になることもあります。例えば、天候や気圧の変化、温度変化、光や音、匂い、人混みなどで偏頭痛になる場合があります。

台風や梅雨の時期になると、気圧が変化するために偏頭痛が起こりやすくなるといわれています。

普段の生活習慣では、冬などの寒い季節や地域などで熱い風呂に入るときの温度差などで偏頭痛が起きる人がいます。

また、その逆に夏の冷房が効いた部屋から外に出たときも偏頭痛になる人もいます。頭痛は、天候や気候などと密接な関係があるようです。

また、照度の明るさなども自律神経系と関係があるといわれ、明るかったり日差しが強い季節だったりするときには偏頭痛が多いとの報告があります。

行楽地やデパート、病院などに行くと、片頭痛が起こる人もいます。

これらの場所には人がたくさんいて騒音やストレス、人混みの匂い香水などによる誘因が、偏頭痛の原因となります。

旅行に行くと偏頭痛が起こるのは、自分が住んでいる場所との環境変化や車酔い、食事の違い、寝不足、疲労、ストレスの解放など、多くの偏頭痛の要因が絡んできます。

食品や嗜好品による偏頭痛の要因

偏頭痛が起こる原因の一つに食品や嗜好品があります。これは、食品や嗜好品のなかに血管が作動する作用がある物質が含まれているためです。

この作用のことを「血管作動作用(けっかんさようさどう)」といい、血管拡張作用と血管収縮作用の2種類の作動作用があります。

偏頭痛が起こる誘因となる代表的な食品は、赤ワインやチョコレート、チーズなどです。これらの食品に共通するのは、食品中に「チラミン」という成分が入っていることです。

チラミンは、アミンの一種です。また、チラミンだけでなく、中華料理で多く使用されているうまみ成分の「グルタミン酸ナトリウム」で頭痛が生じることも多いようです。

ちゃんとした中華料理のお店では、グルタミン酸ナトリウムを使用していないのですが、とても多くの中華料理店でグルタミン酸ナトリウムが使用される傾向があります。

そのため、中華料理を食べて頭痛が生じることを「チャイニーズレストランシンドローム」と呼ばれるようになりました。

赤ワインだけでなく、他のお酒を飲むことでも頭痛になることがあります。下記に、血管が広がる拡張作用がある食品と血管が収縮する収縮作用がある食品を挙げました。

 

血管拡張作用がある食品と物質

・赤ワインなどのアルコール(アルコール、ポリフェノール、ヒスタミン様物質)

・お菓子や砂糖に含まれるアスパルテーム(甘味料)

・ワインやソーセージ、ベーコンなどの加工肉(亜硝酸化合物)

・ゴマやブルーベリー(ポリフェノール)

・いくらやたらこ、魚肉ソーセージなどの水産物加工物(亜硝酸ナトリウム)

 

血管収縮作用がある食品と物質

・コーヒーや紅茶、緑茶など(カフェイン)

・チョコレートやココア(チラミン、カフェイン、ポリフェノール)

・チーズや柑橘類(チラミン)

・菓子類やうまみ調味料(グルタミン酸ナトリウム)

・米味噌や麦味噌、豆味噌などの味噌類(チラミン)

・醤油や納豆(チラミン)

・牛のレバーや鳥の肝臓(チラミン)

・ヨーグルト(チラミン)

・タマネギ(チラミン)

・加工食品(顆粒だしや味の素、めんつゆ、マヨネーズ)

・加工食品(漬物やコンビニ弁当、カップラーメン、煎餅)

・加工食品(緑茶やケチャップ、ドレッシング)

 

偏頭痛に良い食べ物

偏頭痛には、食品中に含まれるマグネシウムを摂取すると良いといわれています。マグネシウムは、筋肉の緊張を和らげる効果があるといわれています。

ある調査結果では、偏頭痛持ちの人の脳内マグネシウム濃度を測定したところ、全体の3割~5割の人が通常濃度よりも19%低いという結果が報告されています。

マグネシウム不足を解消することにより、頭痛の発作を軽くしたり発作の回数を減らしたりすることが可能だといわれています。

厚生労働省が推奨するマグネシウム摂取量は、1日あたり成人男性で280mg~300mg、成人女性で240mg~260mgです。下記にマグネシウム含有量の多い食品を挙げます。

 

・豆類 大豆や納豆、油揚げ、きな粉などの大豆製品

・海藻類 ひじきやワカメ、アオサ、昆布、めかぶ等

・野菜類 枝豆やパセリ、オクラ、しそ等

・種類  ゴマや落花生、アーモンド、松の実等

・魚貝類 アサリやハマグリなどの貝類、鰹節や煮干し、しらす干し、干しエビなどの乾物

 

これらの食品を多く摂取することにより、1日のマグネシウム摂取量を補えることになります。

また、これらの食品と共に、オリゴ糖やビフィズス菌などの善玉菌を摂取すると、さらにマグネシウムの体内吸収率を高めることにつながります。

オリゴ糖は、てんさいや蜂蜜、バナナ、ごぼう、大豆などに多く含まれています。ビフィズス菌は、ヨーグルトやぬか漬け、キムチなどの発酵食品に多く含まれています。

ただし、ちゃんとした製法により作られたものを選ぶようにして発酵食品を摂取しましょう。

中には、さまざまな添加物(保存料や着色料、人工甘味料など)をたくさん使用した名ばかりの発酵食品が多くみられます。

そのため、パックの裏面を確認するなど、ちゃんとした発酵食品を選んで食べるようにしましょう。

尚、マグネシウムとカルシウムの摂取バランスは、マグネシウムが2に対してカルシウムが1の比率が理想的といわれています。

マグネシウムが多く含まれた食品とカルシウムが取れる小魚や牛乳などを一緒に摂取して、偏頭痛にならないようにしましょう。

その他の偏頭痛に良い食べ物

偏頭痛には、マグネシウムを摂取することも大切ですが、マグネシウム以外にも偏頭痛を和らげる食品があります。

例えば、「オメガ3脂肪酸」といわれる脂肪酸です。体内で必要な栄養素は、たんぱく質と糖質、そして脂肪です。

これらは「三大栄養素」とよばれ、人間の身体を構成するための必要不可欠な栄養素です。

これらの栄養素は、体内で作ることができないため、食品から摂取しなければいけません。脂肪酸は、大きく「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」の2種類にわけられています。

飽和脂肪酸には、チーズやバター、ラード、肉類の脂などに多く含まれています。また、不飽和脂肪酸は、青魚や植物油などに多く含まれています。

不飽和脂肪酸は、3つの脂肪酸に分類されます。

3つの脂肪酸は、αリノレン酸の「オメガ3脂肪酸」、リノール酸の「オメガ6脂肪酸」、オレイン酸の「オメガ9脂肪酸」そして「トランス脂肪酸」です。

これらの脂肪酸の中でも、特に「オメガ3脂肪酸」が偏頭痛などのさまざまな症状に対して、好影響を与えるといわれています。

オメガ3脂肪酸は、αリノレン酸やDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)を多く含む食品です。

DHAやEPAは、青魚(サンマや鯖、アジ、ブリ、鰯、サケ、マグロ)などに多く含まれています

αリノレン酸は、オリーブオイルや菜種油、くるみなどの植物油に多く含まれています。

これらの脂肪酸を多く含むオイルの1日摂取量は、オイル原液で成人男性は約2.6g以上で、成人女性は2.3g以上が目安となります。

この目安は、おおよそスプーン1杯くらいの量です。

植物油の中でも亜麻仁油は、アレルギー症状を和らげる「ルテオリン」というファイトケミカル(抗酸化力や免疫力アップの期待が持てる化学物質)を含んでいます。

そのため、とても抗酸化作用が強い油といわれています。ただし、亜麻仁油は酸化しやすいため、加熱料理は避けてサラダなどにかけるなど生の状態で摂取する方がいいでしょう。

オメガ3脂肪酸を摂取する際の注意点

オメガ3脂肪酸は、脂肪酸の中でもとても身体に良いといわれている脂肪酸です。

しかし、オメガ3脂肪酸を摂取するときに、オメガ6脂肪酸との摂取バランスも重要です。

オメガ6脂肪酸は、マーガリンやドレッシング、マヨネーズ、大豆油、コーン油などに多く含まれています。

これらの脂肪は、加工食品やファーストフードに多く使用されているものです。

現代人は、オメガ6脂肪酸の摂取量が基準値を大幅に超えて摂取しているため、肥満が多く社会問題になっています。

オメガ6脂肪酸は、悪玉コレステロール(LDL)を低下させる作用があります。

しかし、とても酸化しやすい物質のため、LDLを酸化LDLコレステロールという悪い悪玉コレステロールに変えてしまうといわれています。

オメガ6脂肪酸は必須脂肪酸ですが、過剰な摂取は避ける必要があります。また、オメガ6脂肪酸と共に、摂取に気をつける必要がある脂肪酸が「トランス脂肪酸」です。

トランス脂肪酸は、植物油を加工して作られた油です。トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増加させて、心臓疾患や動脈硬化などのリスクを高める作用があります。

菓子類やコンビニ弁当、ファーストフード等にとても多く使用されているため、過剰な摂取には十分気をつけて摂取するようにしましょう。

偏頭痛とミトコンドリアの関係

偏頭痛の人は、ミトコンドリアの働きが悪いといわれています。ミトコンドリアとは、ほとんどすべての生き物の細胞に含まれている「細胞内構造物」の一つです。

生物の教科書などで、細胞の紹介図で描かれている楕円形のような形のものです。

ミトコンドリアは、一つの細胞内に数十から数万の数が含まれています。ミトコンドリアが、細胞内で呼吸をすることにより、体内エネルギーを生産しているのです。

私たち人間は呼吸をしていますが、呼吸により体内に取り込まれた酸素は、血液に乗って体内の各細胞に届けられます。

そして、ミトコンドリアの作用により、糖や脂肪を燃やす燃料として使われています。その結果、私たちは体温を保ったり運動したりして生きていられるのです。

しかし、片頭痛持ちの人はミトコンドリアの働きが悪いといわれ、ミトコンドリアの代謝機能が悪いと身体の不具合が出ます。

例えば、ミトコンドリアの働きが悪いと、脳内神経系の働きも下がります。すると、脳内セロトニン量も低下するため脳が過敏になり、偏頭痛などのさまざまな症状が生じます。

逆に、ミトコンドリアの代謝機能が上がることにより、セロトニン量が安定するため、偏頭痛などのさまざまな症状が改善されるといわれています。

ミトコンドリアの代謝機能を補う成分は「ビタミンB2」です。ビタミンB2は、納豆やうなぎ、レバー、海苔などに多く含まれています。

これらの食品を摂取することにより、ミトコンドリアの代謝機能を活性化させて、偏頭痛を和らげる効果に期待が持てます。

ただし、ビタミンB2は水に溶けやすいため、あまり食品を洗いすぎず煮汁なども摂取するといいでしょう。

また、ビタミンB2は光にも弱いため、食材を暗い場所で保管するようにしましょう。

偏頭痛の別の原因と間違った治療法

医学的には、三叉神経血管説やマグネシウム不足などの説が唱えられ、それに対するマグネシウム摂取やオメガ3脂肪酸摂取、ビタミンB2摂取などを推奨しています。

しかし、現実には食品を摂取したりサプリメントを摂取したりしてゆっくり改善するよりも、今現在抱えている頭痛を直ぐに解消したいと思う人が多いのです。

医学的な諸説以外にも、偏頭痛になる原因はいくつか考えられます。例えば、現代人は仕事でパソコンやスマホを多く使用する機会が増えています。

パソコンやスマホを使用するときに、多くの人が頭を少し前に出して(頭が前に前傾した状態)操作しています。

通常、頭の重さは約5kg~6kgあります。そのため、頭を少し前に出す姿勢の状態では、頭が約3倍の15kg~21kgにもなり、かなりの負担が首にかかります。

すると、首のS字カーブ(生理的湾曲)が崩れて、頸椎が真っ直ぐな状態(いわゆるストレートネック)になってしまいます。

また、長時間パソコンやスマホを操作するために、頸椎の椎間板が頭の重さで圧迫して潰れた状態になります。

そのため、頸椎の神経を圧迫するために、首痛や偏頭痛などのさまざまな症状が生じます。

このような首に負担がかかる状態から、脳は筋肉を緊張させて守るために、首や頭部の筋肉を緊張させます。その結果、首痛や偏頭痛が起こるのです。

あんしん堂へ来院される患者さんから聞き取り調査をおこなうと、偏頭痛を解消するためにさまざまな療法や薬を飲んだりしているようです。

例えば、マッサージやボキボキするような治療や電気治療、湿布、頭痛薬、鍼灸などです。すべての療法を否定するわけではありません。

しかし、長い期間治療したり頭痛薬を服用したりして改善がみられないようでしたら、治療方法が間違っている可能性が高いといえます。

まず、身体は脳が守っているために、ボキボキやぐいぐいする身体に強い刺激を受け入れません。

そればかりか、痛みを我慢してマッサージなどを受けていると、筋肉組織が壊れてしまうこともあります。

また、何度もマッサージなどの強い刺激を受けていると身体が慣れてくるため、身体は慢性化してさらに強い刺激を求めるようになります。

結果として、身体が改善しづらい状態になっている可能性があります。

首や頭部の筋肉を緩める方法は、強い刺激ではなく優しい刺激を与えて、脳に正しい状態を理解させる方法があんしんで最善な方法です。

マッサージだけでなく、薬の服用も偏頭痛が治ったわけではありません。

薬を飲んで一時的に痛みが良くなっても再度頭痛が戻るのは、薬の作用で神経の働きを鈍らせて一時的に痛みを感じにくくさせただけです。

つまり、薬により頸椎の歪みや椎間板の潰れが解消したり、脳の間違った記憶が解消したりしたわけではありません。

身体に優しい方法により、脳に正しい状態を記憶させることで、身体の緊張は解消されます。

偏頭痛の根本的な解消

前述したとおり、首や頭部には重要な筋肉組織や神経がたくさんがあり、何らかの刺激により脳の命令により筋肉が緊張して偏頭痛などのさまざまな症状が起こります。

筋肉が緊張して張ることにより、頭蓋骨(とうがいこつ、頭の骨)を圧迫して頭痛が起こります。

頭蓋骨が圧迫すれば頭部の血管が圧迫されるために、酸素が行き渡らなくなり頭痛が起こります。

あんしん療法の施術は、優しく心地良い施術をおこないます。ボキボキしたり揉んだりするような身体に危害を与えるようなことはしません。

身体に対して、優しく施術することにより、脳にあんしんできる情報を送ります。すると、脳の命令により起こった筋肉の緊張を、瞬時に緩和させることが可能になります。

人間の脳は、身体に痛みや不快な症状を感じると脳から神経系統に命令が伝わり、患部付近を緊張させて身体を防御します。

この緊張して防御した身体の状態に対して、優しい施術で脳に緊張を解くように情報を伝えると、脳は緊張を解くために痛みが軽減されるのです。

あんしん療法の施術は、その人の呼吸や氣の流れをみながら軽く触れたりして「脳の内部表現変換」をおこない、身体を本来あるべき健康な状態に戻す療法です。

あんしん療法では、施術後のアドバイスもおこないます。それは、身体の状態が良くなったのにも関わらず、施術後にまた痛みや不快な症状が戻ることがあるためです。

脳は、常に身体を守る働きを担っています。そのため、今までおこなってきた姿勢や動き方を再度おこなうことがあります。

すると、姿勢や疲労などで再度身体を緊張させて、痛みや不快な症状が戻ってしまうことがあるのです。

よって、姿勢や動作、練習方法、休息、栄養など、効果的なアドバイスをおこないます。

もちろん、どのような疾患でも、治る過程に違いがでてきますが、重度の疾患でも脳や身体に対して「適切な働きかけ」をおこなうことにより、健康改善する可能性は十分にあります。

なるべく本人の早い改善を目指し、早期復帰できるようにアプローチさせていただきます。

人の身体は、生きている限り必ず改善します。自分の身体や心を信じて、生活するようにしましょう。

また、あんしん療法の施術による改善例を紹介しますので、参考としてください。