受付時間
9:00~12:00
15:00~20:00

ブリーフシステムを壊して成功脳を作る方法

私たち人間は、現在おこなっている行動やさまざまな認識を、無意識に脳内で規定しています。

このシステムのことを「ブリーフシステム(Belief System)」といいます。

私たちの脳内では、認識や行動を規定するブリーフシステムにより、物事の重要度を判別し認識してなんらかの行動を起こします。

自分にとって重要度が低いと判断すれば、無視してスルーします。

ブリーフシステムは、いわば自分が決めた信念です。私たちは、自分自身に対して無意識のうちに「私はこうだ!」「私はこうである!」のような自分の信念を作っているのです。

もしその信念が本当の自分と違っているのにもかかわらず、自分が意図しないブリーフシステムが働き続けているとすれば自分の限界を作ってしまうため、さまざまな自分の可能性を閉ざしている可能性があります。

今回は、あなたの間違ったブリーフシステムを壊して成功脳を作る方法について解説します。

ブリーフシステムとは

前述したとおり、ブリーフシステム(Belief System)とは「私はこうだ!」「私はこうである!」と思っていることであり、外部から脳への刺激に対して起こる「信念体系の反応のこと」を指します。

英語でブリーフ(Belief)は「信念」のことで、システム(System)は「体系」の意味があります。

コーチング的には、ブリーフシステムは「人の行動規範や習慣的な無意識の行動」と捉えています。

脳科学的には、ブリーフシステムは脳の前頭前野や大脳辺縁系などに作られた「認識パターン」のことを指します。

ブリーフシステムとは、自分の過去のできごとにより無意識にすり込まれた「自分のルール」だともいえます。

自分の信念を持つことはとても素晴らしいことなのですが、もし過去の自分に起きた失敗などが潜在意識に残っていると、本当の自分自身の考えとは違う信念のブリーフシステムにより自分を抑制してしまうことになります。

例えば、人前で話すことを極端に苦手だと思っている人がいるとします。「あがり症」などの症状がでる人などです。

ひどくなると、「緘黙症(かんもくしょう)」というような症状が生じることもあります。緘黙症は、ある一定の状況下におかれると、どうしても話すことができなくなるのです。

このような人の中には、過去に人前で話したときに何か恥ずかしい思いをしたために、自分が人前で話すことが苦手だというブリーフシステムを作り「私は人前で話せない」と決めつけているのです。

過去に起きた苦手だと思う気持ちは時間の経過とともに自分自身では忘れていきますが、潜在意識ではしっかり記憶されているため、人前にでると話すことができなくなるのです。

自分でこうだと決めたブリーフシステムは、必ず一つだけとは限りません。中には、たくさんの否定的ブリーフシステムを脳内に作っている人もいるのです。

また、ブリーフシステムはさまざまな物事の見方や考え方、なんらかの行動を起こす基準になります。

ブリーフシステムは、人間の90%を占める無意識の領域(潜在意識)にあり、自分自身が何かの行動を決定するシステムです。

ブリーフシステムは無意識で作られているため、自分の知らないルールだともいえます。

ブリーフシステムは、「感情」「イメージ」「言葉」などで構成されています。

例えば、小さな頃に太っていることが原因で友達にいじめられたとします。このとき作られるブリーフシステムは、「このデブでのろま! もっと早く歩け!」などの友達から受けた言葉により作られます。

このときのこの子の感情は、自分が太っていてやることが遅くのろまだと思う悲しい気持ちです。

それが元で、自分が太っていてのろまで、みんなにいじめられる自分をイメージしてしまいます。

この言葉とイメージ、感情などにより、「私は太っていて動作がのろいためにいじめられて悲しい気持ちになる」というブリーフシステムが作られます。

ブリーフシステムのこわいところは、この体験が毎日のように繰り返しいじめられていることで、ブリーフシステムがさらに強化されていくことです。

ブリーフシステムが強化されると、この子の場合は対人恐怖症になっていく可能性が高まります。

いじめていた友達以外の人にも、「自分をいじめるのではないか?」という不安にかられてしまうのです。

すると誰とも話すこともできなくなり、仕事や勉強、恋愛、友人関係にも大きく影響が起こります。

症状がひどくなると、「不安障害」のような症状が生じます。こうして作り上げられた自分の意図しないブリーフシステムに振り回されないように、間違ったブリーフシステムを壊す必要があります。

ブリーフシステムを壊す必要性

自分ではそうなりたくないのに、過去の嫌なできごとにより作られた自分の思いとは違うブリーフシステムを壊すことは、なかなか容易なことではありません。

ただし、そのブリーフシステムを壊すことができれば、本当になりたい自分になることができるのです。

例えば仕事が良い例です。好きでもないのに今の仕事をおこない、仕事内容や給料などに不満を持っている人が、仕事を辞めたいと思っているとします。

しかし、他の仕事を始めたとしても「自分に合っているかわからないし、今と同じ給料を得られるわけではないので辞められない」というブリーフシステムを作っているのです。

このブリーフシステムを壊すには、いきなり「もう仕事を辞めます」と宣言することです。つまり、通常の選択肢では考えられないような高いハードルを自分に設定するのです。

すると、今まで作られていたブリーフシステムが一気に崩壊してしまいます。ただし、このような選択は、よほど心が強い人でなければ厳しいかもしれません。

しかし、諦める必要はありません。一気にブリーフシステムを壊さなくても、徐々に壊していく方法を説明します。

間違ったブリーフシステムを徐々に壊す方法

前述したとおり、よほど心の強い人でなければ、長い年月をかけて作られたブリーフシステムを壊すことは難しいといえます。

下記に、ブリーフシステムを徐々に壊していく方法を記述します。

自分の態度や行動を変えていく

一度作られたブリーフシステムを一気に変えることは、なかなか難しいといえます。ただし、少しずつであればブリーフシステムを変えていくことは可能です。

前述した子を例に挙げて、考えていきましょう。例えば、少しずつでいいのでダイエットをおこなったり、早歩きをおこなったりします。

ダイエットは、大好きなお菓子やカロリーの高いものを減らして、野菜やローカロリーのものを食べて、炭水化物を少なめにします。

また、ウォーキングをおこなうことを常に日課として進めていけばダイエットにもつながります。

ウォーキングは、太っていることとのろまなことを同時に解消していくことができます。

スリムになって動作が速くなれば、友人と同じように行動することができるので、いじめられることもなくなるでしょう。

「人と話せない」というブリーフシステムを作っている人は、お辞儀したり笑顔を作ったりすること(小さなこと)から始めましょう。

人に対してお辞儀や笑顔ができるようになったら、「おはようございます」「こんにちは」という言葉を交ぜて挨拶をするようにしていきます。

このように、少しずつ態度や行動を変化させていく日々の積み重ねが、ブリーフシステムを徐々に壊していくことにつながります。

一つ一つの態度や行動の変化により自分に自信がついて、本来の自分になるためのブリーフシステムを構築させることが可能になります。

自分を認めるセルフトークをおこなう

間違ったブリーフシステムを作っている人は、「どうせ私は駄目な人間だ」とネガティブなセルフトークを言ったりイメージしたりしています。

毎日のようにネガティブなセルフトークを言うことでも、間違ったブリーフシステムが作られてしまいます。

それでは、どうしたらいいのでしょうか。それは、わざと(意図的に)毎日ポジティブなセルフトークを言い続けることです。

毎日、「私はなんでもできる」「私は素晴らしい人間だ」「私は天才だ」などとポジティブなセルフトークを言い続けることにより、自分がそのような人間だと信じていきます。

それにより、間違ったブリーフシステムが徐々に壊れていき、本当になりたい自分に変化しています。

ここで注意して欲しいのは、心から自分は素晴らしい人間だと信じて、ポジティブなセルフトークを言い続けることです。

外部から脳への介入によりブリーフシステムを変える(らしくないね)

子供は親の影響を受けて成長していきます。親が太っていると、子供も太っていることがよくあります。

これは親の嗜好が子供にも影響を与えるため、親と同じものを子供が食べるので、子供の嗜好が親に似て太る可能性が高くなるのです。

例えば、親が脂っこいものが好きなら、子供も脂っこいものが好きになります。お菓子が好きな親なら、子供もお菓子が好きになります。

このように、ブリーフシステムは言葉や過去の経験だけでなく、嗜好などでも作られます。

さて、よく忘れ物をする子供は親に「あんたは忘れ物ばかりするから気を付けなさい」と登校前に言われているとします。

すると、注意を受けた子供は「僕は忘れ物をしやすい子なんだ」というブリーフ(信念)を脳に刻み込みます。

他にも、会社でよくミスをする部下に「お前は本当によくミスばかりするな。気を付けろ!」「なんでこんなこともできないんだ!」ときつく指導すれば、その部下は「僕はミスばかりする人間なんだ」というブリーフ(信念)が作られます。

それが元で、余計にミスしたり忘れ物をしたりするようになっている可能性があります。

このようなネガティブなブリーフシステムが作られた場合には、このネガティブなブリーフシステムを壊す必要があります。このようなときには「お前らしくないよ」と指導します。

私がおこなうコーチングやメゾッドなどでもおこないますが、「~らしくない」と指導すると「僕は本来ミスしない人間なんだ」というブリーフシステムが作られるのです。

すると、ネガティブなブリーフシステムが延々と続くようなことを防げるようになります。

さらに、「○○君なら必ずできるよ」「素晴らしいね」「良い感じだね」などとポジティブな指導をおこなうことにより、どんどんポジティブなブリーフシステムが脳内に構築されて仕事でミスをしないようになります。

脳はネガティブでもポジティブでも外部からの言葉の影響を受けて、そのとおりのブリーフシステムを作ります。

それならばポジティブな指導をおこない、ミスしないポジティブなブリーフシステムを作ってあげることが上司や親の務めです。

あんしんコーチングプログラムでは、このようなブリーフシステム改善法やポジティブなセルフトーク、成功するための「アファメーション法」なども交えて、あなたのゴールが達成するための力を引き出す方法をおこないます。

まとめ

ブリーフシステムとは、他人や過去の出来事などからの刷り込みにより、無意識に脳内で作られた自分なりのルールのことです。

ネガティブな人は、毎日のように自分にネガティブなセルフトークにより「私は駄目な人間だ」とブリーフを作っている(宣言している)のです。脳の認識には、言い悪いがありません。

ダメだと思ったらダメと認識します。できると思ったらできると認識します。「私は素晴らしい人間だ」と思ったらそうなります。

私たち人間は、生まれてから親や教師、友人などと接しながら、彼らの価値観を無意識に脳に刻み込まれてブリーフ(信念)を作っているのです。

また、人からではなくテレビや広告などのメディアなどによる洗脳により、自分とは違うブリーフシステムを作っている可能性もあります。

CMなどで綺麗な女優さんが服やバックの宣伝をしている動画を見ていると、「私も同じ服やバックが欲しい」と無意識に脳に刷り込みが入ってしまいます。

他にも痩せるサプリや健康グッズ、マイホーム、結婚相手紹介など、メディアによる刷り込みは膨大にあります。

大切なことは、本当に自分がおこないたい自分自身の価値観です。ネガティブなセルフトークをする人は、直ぐにポジティブなセルフトークに変えることは難しいかもしれません。

しかし、前述したことを少しずつおこなっていくことにより、必ずポジティブなセルフトークができるようになり、間違ったブリーフシステムが壊れていきます。

「私はなんでもできる」「私は素晴らしい人間だ」などなんでもいいので、ポジティブなセルフトークを繰り返しおこないましょう。

それにより、脳内で作られたネガティブな内部表現が簡単に変換されていきます。人間が持っている自分の信念や価値観は、日々のセルフトークにより作られています。

他人からすり込まれたブリーフ(信念)を一度リセットして、本当の自分自身のブリーフ(信念)や価値観を作ることが大切です。

一度、自分が正しいと思ってきたことを疑ってみることも必要です。それには、瞑想や気功などが有効です。

もし本当の自分と違うと思うようなら、ポジティブなセルフトークをおこない、本当の自分のゴールに向かって前に進みましょう。

松島 弘之

浜松の整体「あんしん堂」 院長

松島 弘之

独自の「あんしん療法」によって医者、中小企業の代表、トップアスリート、武道家、モデルなど延べ10万人以上もの患者を施術。同時にストレスや悩みなど、様々な患者の相談を耳にする。
平成28年4月よりベトナムの首都ハノイでベトナム最大のホンゴック病院において、「あんしん堂」施術院開業