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気功(氣)により痛みや不快な症状が消失する理由

なぜ気功で痛みや不快な症状、ストレスなどがとれるのでしょうか?このような質問や声を、たくさんの患者さんや友人からいただきます。

気功で痛みや不快な症状が改善するには、さまざまな理由や仮説がありますが、まだ気功のすべてが解明されたわけではありません。

もちろん、「氣」についても同様です。今回は、気功(氣)で痛みや不快な症状が消失する理由について、「氣」の説明を交えて詳しく解説します。

氣と気功の関係

本来、人間の身体を治すことができるのは、私たちに備わった自らの「氣」と「自然治癒力」だといわれています。それでは、「氣」とは一体なんなのでしょうか?

一言で「氣」といっても、普通の人に「氣」が見えるわけでもないので理解しがたいと思います。

日本でも中国でも、「氣」を極めた優秀な気功師は、「氣は物質であり見えるもの」という優秀な気功師の人もいます。

中国では、古来より「氣」について、自然界に存在するすべての物質のもっとも基本的な構成単位で、すべてのエネルギー(energy)の元(根源)だと考えられてきました。

また、何かが起こるすべての物事や出来事の変化は、物質の根源である「氣」の動きが流動することにより現れる現象として捉えていました。

つまり古代中国の考え方では、地球だけでなく宇宙に存在するすべての物質や生命体などは「氣」によって存在し、変化や成長を遂げていると考えていました。

逆にいえば、「氣」が無くなると、すべての物質や生命体は存在しないことになります。私たち生命体は、「氣」が存在することにより生きているのです。

また、「氣」は鍛錬により見ることも感じることもできるので、「氣」はエネルギーの元だと考える方が理屈として合っているかもしれません。

人体に宿る「氣」のことを「内気(ないき)」といいます。内気は、人間の身体を構成するもっとも基本的な物質で、古来中国では生命活動を維持する精微な物質といわれています。

インド哲学やヨガなどで呼ばれる「プラーナ(prāṇa)」も、「氣」と同様の物質であるという専門家もいます。

サンスクリット語でプラーナは「呼吸」「息吹」を意味し、日本語では「気息」と訳されるようです。

インドでも中国でも氣が集まれば生命が誕生し、氣が散っていけば死が訪れるといい、正に氣は生命エネルギーそのものだといえます。

体内における氣の発生メカニズム

中医学では、体内の氣の中には「営氣」「衛氣」が存在するといいます。前者の営氣は「運動エネルギー」のことを指します。

後者の衛氣は免疫のことです。これらの氣は、体内でどのように発生するのでしょうか。

身体を動かすことができるのは、外から摂取した水や食料により、食物が運動エネルギーに変換されて身体が動けるようになっています。

医学的に、身体を動かすには筋肉を働かせる必要があります。筋肉を動かすエネルギーの元が「ATP(アデノシン三リン酸)」です。

医学的解説では、体内でATPを分解してエネルギーを作り出すことにより、筋肉を動かしていることになります。

「氣」が発生するメカニズムは諸説ありますが、身体を構成する一つ一つの細胞の核や細胞膜の間で発生する電位差により、体内で「氣」が発生して蓄えられていると考えられます。

この氣は、血液が毛細血管により各細胞に栄養素を届ける際に、体内で氣が発生すると考えられます。

血液中には鉄分を含んだヘモグロビンなどの栄養素があり、それらが導電体である毛細血管を通過したときに氣が発生して、体内に蓄えられることが氣の発生メカニズムだと考えられます。

これが体内で発生する「内気」のメカニズムです。

「氣」をうまく操り、体内で得た氣や大地や宇宙から得た気を体内で巡らせて患者さんへ送る気功師は、日頃の鍛錬により氣の伝達がうまくできるわけです。

科学的な見地や、生物学的な見地を合わせて気功や氣について説明します。まず、血管内を流れる血液の流れが電気を起こす電流に相当します。

生物にも「生物電気」があり、生命活動に伴い体内で生じる電気が存在しています。体内で発生した氣や天地から得られた氣は、練功により相手に伝えることが可能です。

これは、共鳴や共振作用により相手に伝わっているのかもしれませんが、科学的に氣についてすべて解明されていません。

しかし、気功により「氣」が相手に伝わるという事実は間違いありません。

先天の氣と後天の氣

中医学では、氣のことを「先天の氣」「後天の氣」に分けて解説しています。

科学的に「先天の氣」は、何十億年も前から遺伝子情報(RNA、リボ核酸)で母親から子供へ、代々受け継がれた氣(エネルギー)のことを指します。

先天の氣は、母親からしか得られない氣です。母親が自分の一生をかけて子供に伝える氣のことです。

「後天の氣」は、生を受けてから食べた物や水、呼吸などで作られた氣のことです。さまざまな食物や水などの生命エネルギーを得て、自分の体内に新たな「氣」を蓄えるのです。

話しは変わりますが、「いただきます」という言葉は、他の生き物などの「お命頂戴します(生命エネルギーを)」という意味です。

したがって、ありがたく感謝を込めて、後天の氣(他の生命)を「いただきます」と祈りを捧げて食事を摂ることは大切なことです。

これら2つの氣は、私たちが存在する物理空間で存在する氣のことになります。

情報空間の秘伝の氣と気功により痛みが取れる内部表現変換

機能脳科学者の苫米地英人博士は、この2つの氣の他に、「情報空間の氣(秘伝の氣)」について解説します。

「情報空間の氣」とは、簡単に説明すると「脳で考えている空間」の氣のことになります。

例えば、何らかのビジネスを進めているときに「このビジネスはどうしたら成功するのだろう?」と考えることは物理空間ではなく、情報空間でおこなわれているやりとりです。

この空間で存在する氣が「情報空間の氣」です。情報空間の氣のことを「秘伝の氣」ともいいます。

ただし、情報空間の氣といっても、イマイチピンとこない人も多いでしょう。まず、氣の本質について考えてみましょう。

相手に言葉を伝えることは、声を発することにより空気が振動して言葉が相手に伝わります。

しかし、言葉=空気の振動ではなく、空気の振動に書き込まれた情報が相手に伝わって相手の言葉が理解できるのです。

スマホやパソコンで、SNSのやりとりをおこなうときも同じです。「こんにちは」と相手に文字を送ることは、電波に文字情報が載って相手に情報が伝わります。

これらの情報伝達が、情報空間でおこなわれていると考えると、情報空間の氣(秘伝の氣)が理解できます。

氣のやりとりも同じことです。氣のやりとりとは、例えば気功師が患者さんに医療気功として氣を送ることなどです。

現在、気功師の手から科学的に、赤外線などのさまざまな電磁波が出ていることが証明されています。

例えば、赤外線や磁気、高周波電流、低周波電流、静電気、生体情報などです。これらのことを「波動」と表現する専門家もいます。

ただし、赤外線は遮へい物があると通過できないため、気功師が送る氣は赤外線ではない他の氣の物質だといわれています。

私がおこなう遠隔による気功法は、東京でも北海道でも、外国でも直ぐに「氣」が届いて感じることができると患者さんがいいます。

ということは、氣には時空を飛び越えて伝わる伝導性があるということになります。氣のやりとりは、「量子化通信」であるという専門家もいます。

気功による氣のやりとりは、現段階で完全に解明されてはいません。ただし、確実に氣が、相手に伝わっていることは間違いのない事実です。

そしてこの氣には、情報が載っています。私を含めた気功師の氣の情報には、「身体の痛みや不快な症状が改善する情報」が書き込まれて患者さんに送り伝わるのです。

つまり、気功とは「氣の情報の伝え方や載せ方の方法」だということがわかります。

機能脳科学者の苫米地英人博士は、氣の本質は「情報」だといいます。

例えば、気功師が患者さんの頭痛を治す場合に、「頭痛よ、治れ!」という情報を相手に伝えることで頭痛が治るといいます。

もし「腹痛よ、治れ!」という情報を相手に伝えたら、相手の頭痛の痛みは治らないといいます。

気功の「功」という文字は、方法だという意味にも解釈できます。

氣による脳の内部表現変換

私たちは、常に脳で物事を考えています。脳で作られた思考はすべて情報であり、脳内で表現しています。

このことを脳の「内部表現」といいます。内部表現とは、その人それぞれの宇宙全体像でもあります。

内部表現とは人の「心と身体」全体のことであり、表現の広がりは物理空間から情報空間まで幅広く広がっています。

少し説明がわかりづらいかもしれませんが、内部表現の中で一番抽象度が低い物理空間に存在するのが、私たち人間の身体になります。

これに対し内部表現の中で抽象度が高く、情報空間に存在しているのが私たち人間が持つ「心」になります。

内部表現という大きな視点からみると、身体や心は視点の高さが違うだけで両者とも同じものになります。

この違いは、身体は低い抽象度で心が高い抽象度という違いだけであり、内部表現的には身体や心は同じものなのです。

気功というひとつの技術は、心と身体という内部表現に対して抽象度の高い心から情報介入して、身体の痛みや心の悩みに作用していきます。

例えば、患者さんの心(高い抽象度)の中に存在する「病気」という情報を変換(病気情報を消す)すれば、抽象度の低い身体から病気(という情報)が消えます。

また、心の中に「美しい顔」「ダイエットできている」という情報を新たに書き込めば、抽象度の低い身体が「美しい顔」「ダイエットできている」に書き換えられて変化が起こります。

なぜなら、心と身体は内部表現的には同じものであり、抽象度の高い心から抽象度の低い身体に作用するためです。

当然、気功による「内部表現変換」方法は高度な技術ですから、ちゃんとした技術がなければ相手を変える(内部表現変換する)ことはできません。

氣と健康の関係

古代中国で伝わった「氣」の考え方は、私たち現代人の病気や健康、ストレスなどの解消にとても参考になります。例えば、健康な人について考えてみましょう。

健康な人は「氣」の巡りがとても良く、常に良い「氣」が体内を循環しているため元気で健康な状態を維持して、物事をポジティブに捉えて明るい人生を送っているといえます。

このような健康な人は、仕事でも大成功しています。著名な実業家や芸能人は、必ずといって良いほど明るく健康的な人です。

もし自分の人生を楽しく明るく健康的で仕事も成功したいと思うのであれば、良い「氣」を体内で循環させて、いつでも元気でいることが絶対条件です。

古代中国では、身体や心の健康を考え「氣」についてさまざまな研究をおこなっていました。彼らが研究したさまざまな「氣」の方法について下記に記述します。

 

・「氣」を体内に滞ることなく循環させる方法

・「氣」の浪費を減らす方法

・「氣」を蓄える方法

・「氣」を自由に操る方法 など

 

古代中国の人々は、これらの方法について深く研究し、さまざまな工夫を加えていきました。

中でも「導引(どういん)」と呼ばれる気功法は、体内での「氣」の状態を改善することに大変効果があることがわかりました。

誰でも、「やる気が起きない」「気分が悪い」「気が乗らない」「気が重い」などと思うことがあると思います。

これらの「氣」はすべて否定やマイナスに作用している言葉であり、身体や心の健康に作用します。

これらの言葉が、プラスの作用である「やる気満々」「気分が良い」「気が乗っている」「気が軽い」になったら、健康で何でもやりたくなるはずです。

「氣」がプラスに転じることで、すべてがうまく回り出すのです。

ビジネスや芸能界などで活躍されている人すべてに通じることは、「氣」の巡りが良いために大成功を収めているということです。

あなたが健康でなんらかの成功を収めるためには、体内の「氣」の流れを良くして蓄えることがポイントになります。

日本の導引の発展と考え方

日本では、早島天來(はやしまてんらい、早島正雄)氏が、導引を最初に日本で広めた第一人者だといわれています。

早島氏は若い頃から中国の導引医学の研究をおこない、現代人に合わせて導引を体系化して、誰でも導引を学べるようにしました。

早島氏の著書には「気の導引術」「道家動功術」「洗心術」などがあります。

早島氏は、養子として早島家で人生を歩みだします。早島家の養父は柔術をおこなう傍ら、近所の人に頼まれて独特な「氣」の療法をおこない、人々の病気を治していといわれています。

早島氏は養父が亡くなったあとに、養父の志を受け継いで、武道と導引を勉強する道へ進むのでした。

早島氏は日中戦争時に、道教の寺院で導引を学びました。早島氏は合気道も習っており、合気道の呼吸法である「腹気法」で身体の「氣」の流れが良くなることを知っていました。

このようなことから、早島氏は独自に導引術と仙術医学を研究していきました。

早島氏は、昭和35年に鎌倉で松武館を開設して、腹気導引を独自にアレンジした腹気法や動功術、導引術の普及活動を進めていきました。

こうした活動から、昭和44年に台湾で道家龍門派伝統的第13第を中国人以外で初めて允可(いんか、許されること)されました。

また、道教の主席顧問などにも就任されています。昭和55年には、福島県いわき市に「日本道観」を設立して、導引術などの「氣」の健康術を人々に指導しました。

導引とは、約5千年前に中国で誕生した「氣」の健康法です。古代中国の人々は、動物の動作や生態を研究して、動物から身を守る研究をおこなっていました。

その研究の中で、野生動物と人間の違いから人間の動作の不自然さに気がつき、野生動物の動きを真似ることが健康に役立つという研究を進めていました。その研究の中で生まれた技術が、導引です。

導引は、経絡(ツボ)と呼吸法を身体の動きに合わせておこなうことにより、体内の氣の流れをスムーズに循環させる方法です。

また、導引は体内の氣の流れを改善して宇宙の氣と一体となり、自然の流れに添った生き方をするという考え方でもあります。

導引での考え方は、私たち人間も自然と一体となり、無為自然(むいしぜん)に生きていくことが本来の生き方であると考えられています。

導引は、人間が自然な生き方をすることにより自分に起こる病気や苦しみから解放されて、明るく楽しい人生を歩むことができるという「タオイズム」の実践哲学につながるといいます。

タオイズムとは、老子や荘子が基本とする「道、TAO」の哲学のことです。

TAOは「道」を表す言葉で、紀元前4世紀頃に中国で書かれた「老子道徳経」に説かれています。タオイズム(TAO-ism)は、19世紀後半に西欧で作られた言葉です。

タオイズムは、中国で生まれた「不老長生」を究極の理想とする思想であり哲学です。

風水の考え方や、仙人などの神仙思想などもタオイズムの一部です。他にも、易学や信仰、神話などもタオイズムの流れをくむものがたくさんあります。

導引術とは、身体の張りやコリなどを無くす体操のような方法です。身体が自然な状態であれば、病気にはならないという考えをもとに、研究が重ねられて作られた方法が導引です。

中国には「養生(ようせい)」という方法がありますが、養生法とは人間の体内に気を循環させて、病気にならない健康な身体を作る方法です。

日本でいわれる「養生(ようじょう)」とは病後に身体を癒やすことを指しますが、中国での養生とは少し考え方が違ってきます。養生の方法も導引の方法の一つだといわれています。

導引としての身体の不調に対する考え方は、自然などの大気中の「氣」が身体の中で停滞して起こるのが、身体の張りやコリなどと考えられています。

その症状を解消する方法が導引です。導引術により、身体の張りやコリなどが取れると、心の硬さも同時に取れるといわれています。

心の硬さが取れるということは、何事にも囚われない(自我にも)生き方ができるということになります。

あんしん療法により痛みが消える理由

あんしん堂には、「病院や接骨院に行っても良くならない」「整体やマッサージに行って揉み返しがあった」などといって、たくさんの人が来院します。

しかし、なぜ既存の西洋医学や整体、接骨院などの治療方法で身体が良くならないのでしょうか。

腰痛を例に考えてみましょう。たいていの人は、腰痛になると整形外科を受診します。

整形外科で最初におこなわれるのはレントゲンやMRIなどの検査であり、腰の骨に骨折やひび、椎間板にヘルニアなどがあれば、薬物療法やほかの保存療法、それでもダメなら手術がおこなわれます。

もし腰痛の原因が腰椎椎間板ヘルニアであれば、ヘルニアを手術で切除すれば治るというのが西洋医学の考え方です。

しかし、ヘルニアの手術をおこなったのにもかかわらず腰痛の痛みが取れず、手術後に腰にしびれが出たといって来院される患者さんが多くいます。

もちろん、すべてのヘルニアの方に当てはまることではありませんが、来院された患者さんは痛みやしびれなどの症状があり、手術をおこなっても変わらないといって来院します。

それでは、なぜ原因となるヘルニアを切除したのに痛みが取れないのでしょうか。実は、腰痛の8割以上が原因不明であり、腰に痛みが生じているといわれています。

医学界には「腰痛診療ガイドライン」というものがあり、このガイドラインでは手術は認知行動療法より効果があるとは言えないと記述しています。

薬物療法は、治験により科学的に効果があるとエビデンスが取れているようですが、薬を飲んでも改善がみられないといって多くの患者さんが来院します。

また、薬には必ずと言って良いほど、なんらかの副作用があります。

さまざまな西洋医学や東洋医学などの治療をおこなっても、腰痛や他の痛みなどに改善がみられない場合には、その治療方法が間違っている可能性が高いといえます。

通常の西洋医学だけでなく、ボキボキしたりぐいぐいしたりするような整体やマッサージなどの施術を、脳は強制力と判断するために患部を緊張させて守ります。

それにより、揉み返しのような症状が生じるのです。

脳科学療法である「あんしん療法」により、痛みや不快な症状が改善したと患者さんがいわれるのには理由があります。

あんしん療法は、完全無痛の優しい施術(気功法などを含めた)により脳や身体に働きかけて、脳の内部表現変換をおこなうために患者さんが楽になったといわれるのです。

どのような身体の痛みや不快な症状でも、身体に対して適切な働き掛けをおこなうことにより、脳の内部表現が変換されて改善する可能性が高まります。

身体はもともと自分の身体を治す力を持っています。あんしん療法は、心や身体に優しく働きかけて患者さんの自然治癒力を高める(脳の内部表現変換)お手伝いする脳科学療法なのです。

あんしん堂では、患者さんの痛みなどの早い改善や仕事やスポーツなどへの早期復帰ができるよう、さまざまな角度から脳や身体にアプローチさせていただきます。

まとめ(気と氣の違い)

今回は、「氣」や「気功」についての説明を詳しく記述しました。私が記事の中で「氣」という漢字を多様しているのには理由があります。

「氣」という昔使用されていた漢字と、今現在普通に使われる「気」の違いについて、どのくらいの人が理解しているのでしょう。

実は、1940年代の日本では「気」という文字はあまり使用されておらず、「氣」という文字が一般的に広く使用されていました。

それが現在普通に使用されている「気」になったのには理由があります。

第二次世界大戦後のGHQの統治により、漢字の見直しがおこなわれてから、「氣」が「気」の文字を使用するように変更されたのです。

日本が戦争に敗れても、日本の教育制度は整備されていたために、あっという間に「気」が常用化されました。

見た目では文字自体が似ていて、画数が4つ減っただけです。しかし、文字の意味合いがまったく違います。

私たち日本人は、「気」という文字を昔から使っていました。「元気」「やる気」「気分」「病気」など、たくさんの漢字に「気」という文字が使用されています。

2つの文字を見比べればわかることですが、「 氣 」と「 気 」の違いは、气 (きがまえ)の中の文字の「米」と「〆(しめ)」です。

米という文字には、八方へ広がるという意味があります。気のエネルギーは、八方へ広がってエネルギーが放出されることです。

〆(しめる)という文字には、気のエネルギーがしめて(閉じ込められて)抑え込まれるような感じになります。

また、米(こめ)は私たち日本人が古来より常に食してきた日本の食文化であり、元気の源です。文字には力があり、文字は無意識に私たちに大きな影響を与えています。

日本人の考え方のひとつに「言霊(ことだま)」という考えがあります。言霊という言葉の意味は、「言葉には魂や気持ちが宿っている」という意味です。

普段から、「気」という文字を使っていると、氣のパワーを体内に無意識に閉じ込めてしまうことになります。

例えば、ストレスや悩み事を脳や身体にため込むと、自分の氣が淀んで調子が悪くなります。

ストレスや悩み事を脳や身体から放出すると、頭も身体もリフレッシュして調子が良くなります。部屋の空気にも、同じことがいえます。

窓を開けて空気の入れ換えをおこなうと、部屋の中がとても気持ちの良い感じがします。このような感じが、「氣」の広がるエネルギーなのです。

地球にも人間にも、初等幾何学における「トーラス構造(torus)」という構造があります。

トーラス構造をわかりやすく説明すると、リンゴを縦にスパッと切ったときの断面のような写真を想像してみるとわかりやすいと思います。

リンゴの断面に、中心のラインを氣(エネルギー)が下から上、リンゴの表面をぐるっと回って、中心ラインを下から上に抜けていく感じの構造がトーラス構造です。

また、磁石の磁場を表した図も、同じような形をしています。トーラス構造は、エネルギーを具現化する基本的構造です。

人間も、地球も、銀河系もすべてがトーラス構造になっていて、空間から「氣」などのエネルギーを生み出す仕組みになっています。

私たち人間の意識や、心の陰と陽のバランスが取れて安定しているときに、エネルギーが生まれます。

このことを仏陀は「空(中庸、ちゅうよう)」と説き、イエス・キリストは「愛」と説きました。

「氣」の中の米は、八方に広がるトーラスのエネルギー分散を表しています。

GHQは、世界でも最も秀でている日本人を骨抜きにするために、漢字の「気」を「氣」に変更してしまったのです。

誰にでも、トーラス状の良いエネルギーや悪いエネルギーが周りに広がっています。どうせなら、自分の周りを良いトーラス状のエネルギー(波動)だけで固めて欲しいと願います。

良いトーラス状のエネルギーを自分の周りで広げるには、頭の中で良いイメージすることが大切です。

それには、「私は健康です」「私は成功しています」「私は幸せです」のような良い言葉を口にしてイメージするのです。

これだけでも気が「氣」に変化して、身体も心も健康になり、幸せになっていきます。

昔の人の言葉を借りていうと、「身体は氣でできている」ことになります。脳や身体を良い気でまとい、いつでも健康で幸せな日々を送るようにしましょう。

松島 弘之

浜松の整体「あんしん堂」 院長

松島 弘之

独自の「あんしん療法」によって医者、中小企業の代表、トップアスリート、武道家、モデルなど延べ10万人以上もの患者を施術。同時にストレスや悩みなど、様々な患者の相談を耳にする。
平成28年4月よりベトナムの首都ハノイでベトナム最大のホンゴック病院において、「あんしん堂」施術院開業