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立ちくらみやめまいの原因と予防法や対処法

急に立ち上がったときに、立ちくらみやめまいが起きる人もいると思います。立ちくらみやめまいなどの症状は主に20代~30代の女性に多いようですが、男性にも起こる疾患です。

立ちくらみやめまいは一時的なものが多くすぐに治まることが多いようですが、これらの症状が重症化すると、倒れ込む人や意識を失うこともあるため注意が必要です。

たかが立ちくらみやめまいだといって、軽く考えている人は要注意です。今回は、一般的に知られていない立ちくらみやめまいの原因と予防法や対処法について解説します。

立ちくらみの原因

急に立ち上がったときに立ちくらみが起こることを、医学的に「起立性低血圧(きりつせいていけつあつ)」と呼びます。

立ちくらみの症状を「脳貧血(のうひんけつ)」と呼ぶこともあります。

起立性低血圧は、立ったときなどに血液が下半身に集まり血圧が急激に下がるため、脳への血液供給量が下がるために立ちくらみやめまいのような症状が起こります。

通常身体は急に立ち上がるときに、自律神経系の働きにより下半身の血管を縮めて血液を上半身に押し上げるため、上半身の血液を一定に保つようになっています。

しかし、自律神経系の乱れが生じると、血管を縮めることがうまくできなくなります。すると、上半身の血液が不足するために、立ちくらみやめまいのような症状が起こります。

立ちくらみやめまいは、低血圧の人や自律神経系に問題がある人に起こる疾患だといわれています。

低血圧の人は通常の血圧が低い上に、さらに急に立ち上がることで一気に血圧が下がるため、起立性低血圧が起こります。

自律神経系の乱れにより起立性低血圧の症状が起こる原因は、普段の仕事や生活などで疲労やストレス、悩み事、ホルモンバランスの乱れ、生理などが引き金となり、立ちくらみやめまいなどの症状が起こります。

立ちくらみやめまいは、頭の位置が急に移動したり、集会や講演会などで長時間立っているときに起きたりすることが多いようです。

これらの症状がひどい人は、無理な仕事や運動などは控えるようにしましょう。

めまいの種類

めまいは、大きく3つの種類にわけられています。

めまいは、ぐるぐる目が回る「回転性めまい」とクラッとする「立ちくらみのようなめまい」、フワフワ浮いている感覚になる「浮動性(動揺性)めまい」の3種類です。

下記に、回転性めまいと浮動性めまいについて詳しく記述します。

回転性めまいの原因

回転性めまいは、自分で身体を回転させているわけでもないのに、自分や周囲(壁や天井など)がぐるぐる回っているような感覚を感じる疾患です。

めまいの中でも、一番多いといわれているのが回転性めまいです。医学的に回転性めまいは、耳が原因だといわれていることが多いようです。

ただし回転性めまいの中には、脳疾患が原因により回転性めまいが起こることもあるようです。

回転性めまいに難聴や耳鳴りなどの症状がともなう場合には、「突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)」「メニエール病」などの疾患の疑いがあります。

突発性難聴は、老化によることが多いといわれていますが、若い年代でも起こる疾患です。

子供がかかる難聴は、遺伝子変異や妊娠中に風疹やサイトメガロウイルスにかかって起こる場合(遺伝性難聴、胎生期難聴)があります。これらは「先天性難聴」といわれる難聴です。

突発性難聴による回転性めまい

突発性難聴は、ある日突然耳が聞こえなくなる疾患です。突発性難聴は40代~60代で発症することが多い疾患ですが、若い年代でも多く発症しています。

特に、50歳代に突発性難聴が多くみられるようです。2001年に厚生労働省がおこなった調査では、突発性難聴で治療を受けている患者さんは、年間で約3万5千人と推定されています。

突発性難聴の原因はさまざまですが、はっきりとした原因はわかっていません。原因として挙げられるのは、ウイルス感染説や内耳(蝸牛)循環障害説などです。

内耳循環障害説とは、内耳の出血やストレスによる血管の痙攣(けいれん)や血栓や塞栓などの血管の詰まり、糖尿病などが原因で起こるといわれています。

ウイルス感染説による突発性難聴は、難聴が起こる前に風邪などの症状があったり、麻疹(はしか)やおたふく風邪で高度難聴を引き起こしたりすることがあります。

ウイルス感染説による突発性難聴は再発がほとんどなく、1回だけ難聴が起こるのが特徴です。「流行性耳下腺炎(ムンプス、mumps)」でも難聴が起こることがあります。

流行性耳下腺炎はパラミクソウイルス科のムンプスウイルスが原因となって発症する耳下腺炎です。

流行性耳下腺炎は、接触感染や飛沫感染で感染する疾患です。流行性耳下腺炎は、2歳~12歳の子供がよくなる疾患だといわれていますが、他の年齢層でも起こる疾患です。

流行性耳下腺炎は合併症として髄膜炎や髄膜脳炎などが起こりますが、他にも睾丸炎や卵巣炎、そして難聴なども起こる疾患です。

他に、中耳炎などの聴神経に炎症が生じて、めまいが起こることもあります。突発性難聴による回転性めまいは、比較的軽度のものが多いといわれています。

突発性難聴は文字通りの難聴であり、「即時的な難聴、または朝、目が覚めて気づくような難聴」であると表現されることが多い疾患です。

突発性難聴は、先天的な要因などはなく、健康で耳の疾患などが起きたことがない人でも突然起こる病気です。

突発性難聴の原因は不明ですが、片方の耳にだけ発症することが多いようです。突発性難聴の生活調査では、下記に述べる日常生活の状態の人に症状が多いとされています。

 

・ストレスや悩み事が多い人

・仕事や勉強などで睡眠不足な人

・日常生活が不規則な人

・朝食を食べない人

・肉食中心など欧米型の食生活をおくっている人

・疲労が蓄積している人

・飲酒量が多い人

・糖尿病や葉酸が欠乏している人

 

これらの身体の状態の人に、突発性難聴が起こることが多いようです。これらの状態は主に、普段の生活が不規則な人や忙しい人などにありがちなものです。

普段の生活を注意して、突発性難聴にならないように心掛けましょう。

メニエール病による回転性めまい

メニエール病により起こる回転性めまいは、30分以上続くことがあるようです。

メニエール病は、耳の中にある内耳を満たすリンパ液が過剰になり、耳の蝸牛(かぎ突発性難聴は、ゅう)と呼ばれる器官が腫れて「内リンパ水腫」になります。

内リンパ水腫になると、耳の蝸牛や耳石(じせき)という平衡感覚を司る「三半規管(さんはんきかん)」の機能が乱れるために、回転性めまいが起こると考えられています。

メニエール病になると回転性めまいだけでなく、難聴や耳鳴り、耳が詰まる感じなども同時に起こることがあります。

回転性めまいの症状がひどくなると、吐き気や頭痛、冷や汗などの症状も生じる場合があります。メニエール病は一度治まっても、何度も症状が生じることがあるので注意が必要です。

メニエール病がひどくなると耳鳴りや難聴がともなうことがありますが、これらの症状がともなわない場合には「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」である可能性があります。

良性発作性頭位めまい症は、起き上がったり寝返りをうったりしたとき、つまり頭の位置を変えたときにぐるぐる目が回る症状が起こります。

良性発作性頭位めまい症の症状がひどくなると、吐き気や頭痛などが起こることもあります。

「良性発作性頭位めまい症」によるめまいは、おおよそ30秒~1分くらいの短い時間だけめまいが起こるのが特徴です。

良性発作性頭位めまい症は、耳の奥にある耳石が剥がれ落ちて、身体の平衡感覚を司る三半規管に入って耳石が神経を刺激するために、回転性のめまいが起こると考えられています。

前庭神経炎による回転性めまい

めまいの中には「前庭神経炎(ぜんていしんけいえん、vestibular neuronitis)」という、突発性耳性めまい症のめまいもあります。

前庭神経炎は突発的に発症し、強い回転性のめまいが数時間続くことがあります。

この病気では、蝸牛が原因となる耳鳴(じめい)や難聴の症状が特徴で、メニエール病とは病態が違います。

前庭神経炎の症状がひどくなると、頭痛や吐き気、嘔吐などが伴うこともあります。体動時や歩行時などのふらつき感は、数週間~数ヶ月間起こるようです。

前庭神経炎の原因は不明ですが、ウイルス感染説や血管障害説、脱髄性病態説などを疑います。

浮動性(動揺性)めまいの原因

浮動性(動揺性)めまいは、身体が浮いているわけでもないに、フワフワ浮いているような感覚があり、自分で姿勢を保持するのが難しい症状が起こります。

他にも、浮動性(動揺性)めまいの症状は、真っ直ぐに歩けないような症状も起こります。

浮動性(動揺性)めまいには、主に「中枢性」「全身性」「薬剤性」「心因性」の4種類があり、それぞれに異なる原因があります。

中枢性めまい

中枢性めまいは、脳内の脳幹や小脳に障害が起こることで症状が生じます。例えば、脳内出血や脳梗塞などの脳疾患が原因で、中枢性めまいが起こる可能性があります。

これらの脳疾患になると、中枢性めまいだけでなく強い頭痛や吐き気、嘔吐、手足のしびれ、身体の脱力感なども併発することもあり、このような症状がある場合にはすぐに救急車を呼びましょう。

全身性めまい

全身性めまいは、身体のどこか一部分に問題があるわけではなく、身体全体の問題によりめまいが生じる疾患です。

全身性めまいに一番多い原因として挙げられるのは、「自律神経失調症」です。他にも、貧血をよく起こす人や発熱時にも全身性めまいが生じることがあります。

薬剤性めまい

薬剤性めまいは、その名のとおり薬の服用により、副作用でめまいが起こることがあります。

薬剤性めまいが起こる薬には、風邪などで服用する抗生物質や精神科で処方される精神安定剤などがあります。

薬剤性めまいが起こる人の中には、市販されている薬を服用してもめまいが起こる人もいるので、薬の服用には注意が必要です。

心因性めまい

検査の結果、耳や脳などに異常がなく、明確な原因が不明である場合には「心因性めまい」の可能性があります。

心因性めまいは、極度の疲労や精神的なストレスや悩み事などで自利神経が乱れて、内耳や脳幹に悪影響を与えるためにめまいが起こるといわれています。

心因性めまいの症状を改善するには、原因となるストレスや悩み事などを除くことが重要です。

このタイプのめまいが生じた場合には、自律神経失調症やうつ病である可能性が高いため、心療内科を受診することが一般的な治療方法になります。

病院での検査

立ちくらみやめまいが起きたときに、病院では脳外科や内科を受診してCT検査やMRI検査などをおこなうことが病院でおこなわれる一般的な検査法になります。

これらの検査で異常がなければ、他の検査をおこないます。

立ちくらみやめまいが起こると、何か脳の異常などで症状が起きていると思いがちですが、実は脳の病気でこれらの症状が起こることはあまり多くありません。

ほとんどが、自律神経の乱れや耳の病気などから、立ちくらみやめまいなどの症状が起こります。

立ちくらみやめまいなどの症状に対する検査は、眼球のぶれを調べる「眼振検査(がんしんけんさ)」や身体のふらつき度合いを調べる「重心動揺検査」、「聴力検査」などを中心におこなわれます。

めまいの度合いが強い人は、裸眼でも眼球のぶれを確認できることもあります。

眼振検査は、頭を固定して視線を上下左右に移し、そのときに眼振が起こるかどうか調べる「注視眼振検査」をおこないます。

注視眼振検査では、物を注視して検査をおこないますが、注視しないで眼振が起こるかどうか調べる検査もあります。

この検査のことを「非注視眼振検査」といいます。この検査では、目の焦点が合わないように「フレンツェル眼鏡」という特殊な眼鏡を使用して検査をおこないます。

重心動揺検査では、水平の台の上に真っ直ぐ乗って、目を開けた状態と目を閉じた状態で1分間ずつふらつきがあるか度合いを検査します。

ふらつきの度合いがひどい人は、時間を30秒に短縮して検査をおこないます。

病院では、これらの検査以外にも血液検査などにより「鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)」になっていないかなどを調べます。

それ以外にも、内科や婦人科、精神科などでそれぞれの検査がおこなわれます。

病院でおこなわれる立ちくらみやめまいなどの治療

病院でおこなわれる立ちくらみやめまいなどの治療は、基本的に薬物療法が行われます。

例えば、内服薬として血液循環改善薬や自律神経調整剤、抗めまい剤、安定剤、吐き気止め、利尿剤、ビタミン剤などが処方されます。

ただし、これらの薬剤には必ず副作用があります。薬剤を利用する場合には注意が必要です。

良性発作性頭位めまい症の場合には、理学療法も取り入れて治療を進める場合があります。

良性発作性頭位めまい症や回転性めまいも発作後に続く軽いめまいが起こる症状のときには、身体を動かすような運動療法や首や頭を動かすリハビリなども動時におこなわれるようです。

メニエール病は、疲労やストレス、睡眠不足なども関与しているといわれています。そのため、薬物療法だけが根本的治療にはなりません。普段の生活習慣を見直すことも重要です。

中には、脳梗塞や脳腫瘍などの命に関わる病気に関係しいる場合もありますが、これらの病気になるめまい全体の頻度は200人~300人に1人くらいです。

立ちくらみやめまいの対処法と予防法

もし突然、立ちくらみやめまいが起きてしまった場合には、どうしたらいいのでしょうか。

まず、脳内に異常があることが原因で、立ちくらみやめまいなどの症状が起こるのか判断する必要があります。

立ちくらみやめまい以外に下記のような症状が起きていたら、すぐに救急車を呼んで病院で検査や治療を受けるようにしましょう。

 

・ハンマーで殴られたような強い頭痛がある

・ろれつがまわらない(舌がもつれる)

・顔や手足にしびれが生じている

・急に倒れる

・身体を動かすことができない

・物が二重に見える

 

これらの症状が起きている場合には、脳に何らかの異常が起こっている可能性が高まります。これらの症状がない場合には、下記の対処法や予防法を実践してみましょう。

朝の寝起きに注意する

立ちくらみやめまいが起きる人は、朝起きるときにいきなりパッと起きないようにしましょう。

目が覚めた後に少し寝返りをするなどして、じっとしてからゆっくり起きたりすることで、ある程度の立ちくらみやめまいを防ぐことができます。

身体が寝た状態で少し動かして、血液の流れがよくなってから起きるようにします。

規則正しい生活リズムをつくる

普段だらだらしたり、ゲームや深酒などで夜更かししたりして生活のリズムが狂うと、自律神経の乱れが生じてしまいます。

たまにだらだらすることは結構ですが、人間は常時だらだらしていると気分的に動きたくなくなります。

普段から規則正しい生活のリズムで生活することが、立ちくらみやめまいの予防法につながります。

早寝早起きを実践したり、ゲームのやり過ぎや夜更かしを控えたり、暴飲暴食に注意するなどして健康的な生活をおくるようにしましょう。

ストレスや悩み事をためない

ストレスには、身体的ストレスや精神的ストレスがあります。身体(脳)は、どちらのストレスでも影響を受けるため、立ちくらみやめまいの原因になります。

仕事や勉強などで睡眠不足になれば身体的ストレスが生じます。仕事や学校、家庭、恋人、友人関係などがこじれると精神的ストレスが起こります。

適度な休息や音楽を聴いたり散歩したりするなどして、身体的ストレスや精神的ストレスを身体や脳に溜めないようにすることが、立ちくらみやめまいの予防法につながります。

貧血予防に役立つ食品の摂取

立ちくらみやめまいがする原因のひとつに「貧血」があります。貧血気味の人は、血中のヘモグロビン色素が低下していることが考えられます。

したがって、鉄分が多く含まれている食品を多く摂るようにしましょう。鉄分が多く含まれている食品は、レバーやほうれん草、貝類、大豆製品、海藻類などです。

これらの食品を多く摂取するようにして、貧血改善に努めましょう。

バランスのとれた食生活をおくる

貧血予防に役立つ食品を摂取することも大切ですが、普段から栄養バランスのとれた規則正しい食生活をおくることも重要です。

貧血予防に役立つ食品を摂取するとともに、血流を改善する食品も摂取しましょう。なぜなら立ちくらみやめまいは、血液の流れが悪くなることで起こっている可能性があるからです。

血流を改善する食品は、緑茶や納豆、梅干し、生姜、ニンニク、海藻類、鯖や鰯などの青魚、緑黄色野菜、果物などです。

青魚に多く含まれる「EPA(エイコサペンタエン酸)」「DHA(ドコサヘキサエン酸)」は、中性脂肪を下げる働きがあります。

納豆には、「ナットウキナーゼ」という納豆菌が生産する酵素が含まれており、血栓の主成分である「フィブリン」を分解する作用があることがわかっています。

納豆だけでなく、大豆製品には抗酸化作用がある「大豆サポニン」や他にも、コレステロールや中性脂肪を下げる「グリシニン」が含まれています。

他にも、コレステロールを分解して動脈硬化の予防になる「レシチン」、悪玉コレステロールを減らす「リノール酸」などが含まれているので、多く摂取しましょう。

血管を拡張させて詰まりを予防する「イソフラボン」が含まれています。また、結構促進に効果があるビタミンEを摂取することも、立ちくらみやめまいの予防法になります。

ビタミンEが多く含まれる食品は、ナッツ類などです。ナッツ類は、不飽和脂肪酸である「オレイン酸」が豊富に含まれています。

オレイン酸は、悪玉コレステロールを減らす作用があり、善玉コレステロールは減らしません。ナッツ類の中でも、クルミには話題の「オメガ3脂肪酸」が多く含まれています。

クルミには多くの「αリノレン酸」が含まれていますが、αリノレン酸は体内に入ると代謝の過程で中性脂肪を下げるEPAやDHAに変化します。

血流改善に水を飲む

私たち人間を含む動物が、生命を維持するために最も必要なものが「水」です。当然ですが、水がなければ生物は生きていくことはできません。

血液の成分は、約90%が水でできています。立ちくらみやめまいのような症状だけでなく、命に関わる脳梗塞や心筋梗塞などの病気も、体内での水不足が一つの原因であるとわれています。

環境省が発表する「環境省熱中症環境保健マニュアル」では、人間の1日の水分の出入りは、1日で約2.5Lだとされています。

体重25kgに対して1Lが1日に摂取する水の目安です。ところが、多くの人がこの量の水分を摂っていないようです。

目安としては、今飲んでいる水分プラスコップで2杯くらいを余分に摂取すると、1日の水分摂取量をまかなえるといいます。

こまめに水分を補給する生活習慣を作ることが、立ちくらみやめまいの予防法になります。

自律神経系を整える

普段の日常生活で、夜更かしや暴飲暴食を常にしていると、体内の自律神経系が乱れることにつながります。

また、喫煙や疲労、ストレスなども自律神経系の乱れにつながります。普段の日常生活を見直して、身体も心もストレスフリーな状態でいることが立ちくらみやめまいの予防につながります。

血流(血行)改善をおこなう

前述したとおり、立ちくらみやめまいは、脳の血流が減って酸素不足になっている可能性が高い疾患です。

したがって、ウォーキングやストレッチなど身体を動かしたり入浴したりして、血流の改善に努めましょう。

入浴は、寝る2時間~3時間前までに済ませましょう。入浴は血管が拡張して血行が良くなり、さらに心身のリラックス効果も得られます。

お湯の温度は38℃~40℃程度のぬるめのお湯で半身浴が良いという専門家もいますが、自分が気持ち良いと思う温度で結構です。

あまり身体を動かさない人は、エレベーターやエスカレーターなどを使わずに、少し多めに歩くようにすることも、血流の改善につながります。

特にふくらはぎの筋肉を余計に動かすことで、下半身の血液が上方に押し上げられて全身の血行がよくなるため、普段あまり歩かない人は積極的に歩くようにしましょう。

質の高い睡眠をとる

質の高い睡眠は、自律神経系の乱れを整えることにつながります。

仕事や勉強が忙しいからといって、睡眠時間が少なくなると体内の疲労が蓄積されて脳内の血流が悪くなり、立ちくらみやめまいにつながってしまいます。

質の高い睡眠とは、睡眠時間と寝る環境です。睡眠時間は、おおよそ8時間は寝るようにしましょう。

ベッドは、ふかふかな敷き布団よりもある程度反発するような敷き布団が、身体のラインを崩さないために良いといわれています。

寝るときに着るパジャマなどは、身体を締め付けるようなものを選ばないようにしましょう。部屋は薄暗くして、安らかに眠れる環境を整えて眠りにつきましょう。

寝る前のアルコールやタバコなどは禁物です。アルコールは眠りを浅くする作用があり、タバコのニコチンは刺激物で寝付きを妨げます。

また、脳をリラックスさせる効果がある音楽などを聴きながら寝るのも、一つの安眠方法となります。脳をリラックスさせて、質の良い睡眠を取ることを心掛けましょう。

目覚めた後に太陽光を浴びる

人によって、1日の活動サイクルは違います。脳には「体内時計」という1日の活動と休息のリズムを調整する役割があります。

誰にでも体内時計のズレは起こりえますが、目覚めた後に太陽光を浴びることにより、そのズレをリセットすることが可能になります。

このズレの修正が脳の体内時計によりおこなわれると、1日の活動が快適になり元気に1日を過ごせるようになります。

ただし前述したとおり、毎日怠惰な生活を送っていれば、いくら太陽光を浴びても体内時計のズレをリセットすることはできません。

普段の日常生活を見直し、さらに朝日を浴びることにより、元気な1日を送ることができます。その結果、立ちくらみやめまいなどを改善することが可能になります。

血流改善のツボ(経穴)を刺激

中医学では、ツボ(経穴)を刺激することにより、血流を改善する効果があるといわれています。代表的なツボ(経穴)を下記に記述します。

合谷(ごうこく)

一般的によく知れ渡るツボ(経穴)ですが、手の甲側にあり、親指と人差し指のラインが交わる付け根付近にあるツボが合谷です。

合谷は万能のツボともいわれ、特に上半身の血行を改善するといわれています。

陽池(ようち)

陽池は、手の甲側にあり、手首のほぼ中央に位置するツボ(経穴)です。このツボは冷え性などの改善に期待が持てるといわれています。女性の冷え性改善などにいいでしょう。

気海(きかい)

このツボは、おへその下、約指2本分のところにあります。気海を刺激することにより、自律神経の乱れを整えて血流が改善する作用があるといわれています。

あんしん療法による立ちくらみやめまいの対処法

立ちくらみやめまいの原因にはさまざまなものがありますが、あんしん療法では体幹の歪みや脳の間違った記憶などがこれらの症状の原因だと考えています。

普段の生活で、足を組んだり横座りをしたりする身体が歪む姿勢を長時間おこなっていると、脳は身体が歪んだ状態を正しいと認識して記憶してしまいます。

足組や横座りなどの身体が歪む姿勢は、血流を悪化させる原因になります。正しい姿勢とは基本的に、正座や胡坐(あぐら)などが左右対称の姿勢です。

これらの正しい姿勢をおこない、身体が歪まない生活で過ごすことにより、血流が悪くなることはありません。

足組や横座りは、身体を歪ませる姿勢の代表的な参考例ですが、他にも手枕や立っている(立位)姿勢や仕事、勉強する姿勢などで変な姿勢をおこない、身体が歪むことで血流が悪くなります。

人間は無意識のうちに、さまざまな身体を歪ませる姿勢をおこなっています。

身体が歪むと、神経を圧迫して筋肉が緊張してしまいます。身体が歪んで筋肉が緊張すれば、首や肩、腰などに痛みや張り、不快な症状などが生じます。

脳は、身体のバランスを常に保とうとする作用があります。

例えば、片手で重たい荷物を長時間持てば、そのバランスを取るために負荷がかかっていない逆の筋肉や関節などに負担がかかるようになります。

このような状態が長時間続くことにより、身体が歪んだ状態を脳が無意識に記憶してしまいます。

体幹に歪みが生じることにより、身体の痛みや張りなどが起こります。身体に痛みや張りなどの症状が起これば血流も悪くなるため、立ちくらみやめまいが生じます。

あんしん療法とは、完全無痛で身体に優しい施術方法であり、とてもソフトな脳科学療法です。

実際にあんしん療法の施術を受けていると、何をされているかわからないくらい施術がソフトなため、すぐに寝てしまう人もいるほどです。

 身体の痛みや張りなどの症状だけでなく、さまざまな疾患に対する治療で重要なことは、どうして患部にさまざまな症状が続いているのか正確に原因を解明することです。

そして、脳の間違った記憶により起きているさまざまな症状を、本当の正しい身体の状態へ改善してあげることが、立ちくらみやめまいなどの症状が改善する最大のポイントになります。

ただ単に、炎症が起きている患部に湿布を貼って炎症を治めたり薬を飲んだりしても、決して疾患が治るわけではありません。

その証拠に、炎症が治まって熱感がなくなっても薬を飲んでも、立ちくらみやめまいなどの症状が相変わらずあるといって、たくさんの患者さんがあんしん堂へ来院します。

根本治療とは、間違った脳の記憶を正しい記憶に内部表現変換することです。

根本治療をおこなうことにより、身体全体の連動性を取り戻して、体幹の歪みを改善したり脳の間違った記憶を変換したりすることが可能になります。

身体全体のバランスが整い、脳の間違った記憶が変換されることにより血流が改善されて、立ちくらみやめまいなどの症状がその場で改善されるのです。

どのような痛みや不快な症状もそうですが、患部ばかりに対して部分的に、さまざまな治療(対症療法)をおこなっても治ることはありません。

大切なことは、身体全体の状態を正確に把握して、正しい施術(脳の内部表現変換)をおこなうことです。

脳の内部表現変換がおこなわれると、身体の状態は健康な状態へと改善されていきます。

病院や接骨院、鍼灸マッサージなどで行っても改善がみられずお困りの方は、ぜひ脳科学療法をおこなう「あんしん堂」にご相談ください。

その場で身体の変化を感じることができます。(身体の感じ方は患者さんによりさまざまです。)

あんしん療法による「立ちくらみの改善例」の声をいただいております。参考にしてください。

立ちくらみの改善例 https://www.ansindo.jp/column/voice/voice2/1882/

まとめ

世の中には、たくさんの立ちくらみやめまいなどの症状で困っている患者さんがいます。治療で大切なことは、「私は病気だ」ととらわれないことです。

立ちくらみやめまいなどの症状は、いまだに原因不明です。それでも耳や脳の異常などと考えている患者さんの多くが、「めまいといえばメニエール病だ」と思っているようです。

これはテレビや新聞などのメディアの影響も大きく、立ちくらみやめまいなどの症状=メニエール病と思わされる人が多く、この風潮にまどわされないことです。

もちろん脳や耳の器官なども、立ちくらみやめまいなどの症状が起こる原因のひとつとして考えられます。

しかし、もし耳だけが原因であれば、なぜ頭痛や目の奥の痛み、光がまぶしいなどのいわゆる「不定愁訴(ふていしゅうそ)」などの症状が起きるのか説明できません。

立ちくらみやめまいなどの全身に及ぶ症状と関連した未知の原因があると考えられます。

実は、立ちくらみやめまいなどの症状がある人の80%以上の人が、首に痛みや張りなどの症状を感じているといわれています。

また、立ちくらみやめまいなどの症状が起こる誘因動作で、首を回したり振ったり、下を向いたりする首の動きに関係していることがあります。

これらの首回りの諸症状は、一般的な病院でおこなわれる整形外科や神経内科などの理論では証明できません。

これらの症状は頸椎の状態を改善させて、脳から全身に流れる血液やリンパ液の流れを改善させることも考慮して治療にあたることが、立ちくらみやめまいなどの症状の改善につながります。

医師や患者さんの多くは、聞き慣れている病名や考え方で病気だと納得しがちになります。何かの病名を付けることにより、安心感を得ているのかもしれません。

よく体重や年のせいにしたり、ストレスや自律神経失調症、疲労、血圧、心の病気などと片付けてしまったりすることがありますが、根本的な解決になっていません。

もちろん、これらの原因も考えられますが、それ以外にも人間関係や気圧、電磁波、仕事、食事など、さまざまな原因が考えられます。

大きな病院では、立ちくらみやめまいなどの症状の原因が究明できずに、あちこちの科をたらい回しにされることもあります。

立ちくらみやめまいなどの症状の人の症状はさまざまです。1日で改善する人もいれば、何週間から1ヶ月以上ずっと症状に悩まされる人もいます。

薬を飲んで何ヶ月も効かないようであれば、その薬が効いていないと考えられます。同じ薬を何ヶ月も飲んで効かないなら、他の治療方法を考えなければいけません。

立ちくらみやめまいなどの症状は、薬だけで十分に治らないことも多いと大阪の入野医院でもいわれています。

入野病院では、薬は少し楽になる程度だといいます。入野病院は西洋医学的治療の限界を感じ、医師と相談して漢方や鍼灸、整体やマッサージ、ヨガなどを試すことも話されています。

脳科学療法であるあんしん療法は、既存の西洋医学や接骨院、マッサージなどの治療方法とは決定的な違いがあります。

あんしん療法により身体の改善がみられたと患者さんがいわれるのには理由があります。

あんしん療法による施術は、患者さんの呼吸や氣の流れを詳細にみながら軽く触れたりして「脳の内部表現変換」をおこない、身体を本来あるべき健康な状態に戻す療法をおこないます。

もちろんどのような疾患でも、治る過程に早いか遅いかの違いはありますが、重度の患者さんでも脳や身体に対して「適切な働きかけ」をおこなうことにより、健康改善する可能性は十分にあります。

なるべく本人の早い改善を目指し、早期改善や仕事やスポーツの復帰ができるようにアプローチさせていただきます。

松島 弘之

浜松の整体「あんしん堂」 院長

松島 弘之

独自の「あんしん療法」によって医者、中小企業の代表、トップアスリート、武道家、モデルなど延べ10万人以上もの患者を施術。同時にストレスや悩みなど、様々な患者の相談を耳にする。
平成28年4月よりベトナムの首都ハノイでベトナム最大のホンゴック病院において、「あんしん堂」施術院開業