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日本人の誰にでも起こりえる肩こりの原因と肩こり超速解消法

多くの日本人が抱える身体の悩みの筆頭が、男女ともに「肩こり」といってもいいかもしれません。

国がおこなう国民生活基礎調査で、平成28年の「病気やけが等で自覚症状のある者の割合」の有訴者率によると、男性の1位が腰痛で2位が肩こり、3位が咳や痰が出るという症状を訴えています。

これに対し女性は、1位が肩こりで2位が腰痛、3位が手足の関節が痛むことでした。

いずれにしても、肩こりは男女ともに上位を占めている身体の悩みです。昔から今現在に至るまで「日本人はとても勤勉」だと世界でもとても評価されています。

しかし、長い労働時間やストレス、運動不足などにより、肩こりなどの不快な症状が身体に生じます。

長時間肩こりの症状が続けば、それに伴い首痛や頭痛、花粉症などの症状も併発して起こります。

日本人女性の場合は肩こりと同時に、腰痛や手足の関節の痛みも訴えており、肩こりだけでなく他の症状も緩和することが健康的な生活を送る上で重要なポイントになります。

近年では、若い人にも肩こりになる人が多いようです。今回は、日本人の誰にでも起こりえる肩こりの原因と肩こり超速解消法について解説します。

肩こりの名称由来

日本で「肩こり」という言葉は、いつ頃から使用されるようになったのでしょうか。

諸説有りますが、日本で肩が「こる」という表現を最初に使用したのは、明治時代の文豪の夏目漱石だといわれています。

夏目漱石の作品は「吾輩は猫である」「こころ」などが広く知られていますが、明治42年に発表された「門」という小説に肩が「こる」という表現を夏目漱石がしています。

小説では、「~・・・指で圧して見ると、頸と肩の継目の少し背中へ寄った局部が、石の様に凝ってゐた。」と書かれています。

実は、日本ではこの頃以前に「肩がこる」という表現は「肩が張る」という表現を使用していました。

夏目漱石の「門」は当時の新聞に連載され、たくさんの日本人に読まれていたので、新聞の小説を通じて日本国中に「肩が凝る」という表現が広まっていったのです。

身体の構造と肩こりの関係

身体の体幹の中心は、背骨と骨盤で構成されています。

現代医学の説明では背骨は3パートにわけて説明され、上部から首のパートに位置する「頸椎(けいつい)」があります。

頸椎の下は、背中のパートに位置する「胸椎(きょうつい)」、そして腰のパートに位置する「腰椎(ようつい)」から背骨が構成されています。

頸椎の上には、頭(頭蓋骨、ずがいこつ)があります。腰椎の下には、骨盤(腸骨と仙骨という骨で形成)があります。

背骨の骨は一本の骨でなく、頸椎が7つの椎骨(ついこつ)で胸椎が12個の椎骨、腰椎が5つの椎骨で形成されています。

また、腰椎の下にある仙骨は、仙骨と尾骨で形成されています。そして背骨は、緩やかなS字のカーブを描いている状態が正常な状態です。

緩やかな背中のS字のカーブのことを「生理的湾曲(せいりてきわんきょく)」といいます。この生理的湾曲が崩れると、肩こりや身体の痛みなど、さまざまな痛みや不快な症状が生じます。

先述したとおり、頸椎の上には頭部があります。頭部の重さは、おおよそ5~6キロの重量があります。

その重量を、毎日細い頸椎が支えているため、休息や睡眠などで首を休ませる必要があります。

また、頸椎は頭部を支える意外にも、頭部と頸椎が連動して左右前後にスムーズに動くように作られています。

その頸椎の複雑な動作や重い頭部を支えるなどの役割から、頸椎には絶えず大きな負荷がかかっています。

頸椎や胸椎、腰椎に負担がかかりすぎると、椎骨付近の筋肉疲労や炎症が起こります。

また、自律神経の交感神経が優位になって身体が緊張するので、肩こりや頭痛などの症状が起こります。

肩関節(けんかんせつ)は、肩甲骨と上腕骨、鎖骨の骨から構成されています。仕事や勉強、趣味などを休みなくおこなうことにより、肩関節周辺の筋肉疲労や炎症が起こります。

肩関節も、頸椎と同じように毎日大きな負担がかかっています。肩関節に負担がかかれば、肩部周辺の筋肉が緊張するため肩こりになります。

肩部周辺は、とても多くの筋肉で複雑に構成されています。

例えば、僧帽筋(そうぼうきん)や三角筋、肩甲挙筋(けんこうきょきん)、棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)菱形筋(りょうけいきん)などの筋肉群が複雑につながっています。

肩部は肩の筋肉が複雑に構成されているため、肩部に負担がかかりすぎると筋肉に緊張が起こり肩こりになります。

これら肩部周辺の筋肉の中でも、僧帽筋は肩こりに深く関係しています。

なぜなら僧帽筋は、頭が前後左右に動いたときや仕事などで首や頭が傾斜したときに頭部を支える役割を担っています。

それ以外にも、約5キロもある腕部を毎日支えているため、僧帽筋は疲労が溜まりやすくなります。これらの僧帽筋の役割による日々の負担も、肩こりの原因となります。

肩こりの原因

老若男女問わず、なぜ多くの日本人は肩こりになるのでしょうか。前述したとおり、肩こりになるには必ず原因があります。

例えば、肩部の使いすぎによる筋肉疲労や炎症が原因の場合や、病気が原因で肩こりが起こる場合などです。

ひと言で「肩こり」といっても、実にさまざまな原因があります。肩こりの原因について、下記にまとめました。

肩こりの1番の原因は姿勢と筋肉疲労

肩こりが起こるには、さまざまな原因が挙げられますが、1番多い原因としては肩部の「筋肉疲労」です。

現代では会社や学校などで、長時間デスクワークや勉強をすることなどによる「筋肉疲労」が、肩こりの原因に挙げられます。

デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、身体は正しい姿勢を保てなくなり、背骨の正しい生理的湾曲(背骨S字カーブ)が崩れてきます。

また、長時間労働(仕事や勉強、趣味など)をおこなうことによって頸椎や胸椎の椎間板の潰れが起こり、神経を圧迫するなどして肩の痛みや張りなどの不快な症状が起こります。

これは、仕事や勉強などで事務作業を長時間おこなうと身体が前傾姿勢になるからです。

また、頭も前傾するため3倍~5倍もの重量が頸椎にかかり、首や肩の周辺の筋肉が疲労してしまうからです。

また、足を組んで仕事をおこなったり、身体が崩れるような姿勢で仕事をおこなったりすることも肩こりになります。

これらの姿勢では、骨盤や体幹にねじれが生じるため、同時に肩部にも負荷がかかります。

また、長距離運転や長時間同じ姿勢でいるような仕事をおこなうことなども、同じ姿勢で同じ筋肉を使いつづけるために肩部の筋肉疲労が生じます。

他にも、農業や工場などで同じ姿勢で長時間おこなうような仕事でも、肩部の筋肉疲労が生じます。

普段の生活では、寝ながら手枕をおこなうような姿勢をでも、身体の姿勢が崩れて肩こりの原因になります。

高齢者の円背(えんはい、背虫)や姿勢が悪い若者がおこなう姿勢、猫背などの姿勢を常時おこなうことも肩こりになります。

なぜなら、背中が丸い人でも前方を見るために顔を上げるため、無理に首や肩に負担がかかり緊張します。

長時間このような姿勢でいると、首や肩に筋肉疲労が起こったり自律神経の交感神経が優位になったりするため、頸部や肩部の筋肉が緊張して肩こりになります。

ストレスで起こる肩こり

人は毎日の仕事や勉強、趣味などで、さまざまなストレスが身体にかかっています。

ストレスは、肉体的ストレスと精神的ストレスの2つのタイプのストレスがあります。前述した猫背や足組などの悪い姿勢は、肉体的ストレスに分類されます。

2つのストレスを身体が受けると、自律神経の交感神経が優位になります。

すると、脳は肩と周囲の筋肉を緊張させて、身体を守ろうと反応します。この反応の結果により、肩こりが生じます。

ストレスが長期間続くと肩こりが慢性化して、なかなか肩こりが治らない状態になります。

また、運動不足も肩こりになるといわれています。例えば、日頃から運動をあまりしない人は肩部の筋肉が使われないため、筋肉の緊張や疲労が起こります。

すると、運動不足による血行不良が生じて肩こりになります。

他にも、現代社会で必需品のパソコンや携帯電話(スマホ)を長時間使用することも肩こりになります。

長時間スマホやパソコンをおこなうと、目の筋肉が緊張して目に疲労がたまる「眼精疲労(がんせいひろう)」になることも肩こりの原因の一つです。

さまざまな病気で起こる肩こり

肩こりは姿勢や仕事、ストレスだけでなく、さまざまな病気で起こることもあります。

例えば、四十肩や五十肩といわれる「肩関節周囲炎」が起こると同時に肩こりが生じます。肩関節周囲炎は、加齢や肩部の疲労などで炎症が起こり肩部に痛みが生じます。

肩関節周囲炎になると肩こりのような張りが起こるだけでなく、肩部周辺に強い痛みを感じるため注意が必要です。

女性の場合、閉経の前後10年間を「更年期」と呼びますが、この期間に女性ホルモンの分泌が低下してホルモンバランスが崩れます。

すると、身体のだるさや疲労、イライラ、不安感とともに肩こりも生じます。これらの症状をまとめて「更年期障害」といいます。

肩こりは、「低血圧症」の人にも起こりやすいといわれています。低血圧症は病気や遺伝などで起こります。低血圧になると、疲労や冷え、だるさ、寝起きの悪さとともに肩こりが生じます。

これらの症状以外にも、「狭心症」「心筋梗塞」などの心疾患でも、肩こりになることがあります。

運動不足や暴飲暴食などにより、老廃物やプラークなどが血管に詰まり「動脈硬化」が起こることによって血流が悪くなり、これらの疾患が起こります。

肩こりがあると同時に胸に痛みなどの症状がある場合には、早めに病院を受診するなど注意が必要です。

肩こりの予防法

前述したように、肩こりが起こる原因はさまざまです。それぞれの原因にあった肩こり予防法を自分でおこない、肩こりを解消するようにしましょう。

例えば、仕事の姿勢や長時間労働が原因なら、仕事時の姿勢に気をつけて仕事するようにしましょう。

デスクワークなどの事務作業が中心の仕事なら、たまにお腹を少し前に出して軽く胸を張り、アゴを引いた姿勢をとります。

この正しい姿勢が、前述した「生理的湾曲」であり、肩こりを軽減することができます。

パソコンやスマホを常におこなっていると、どうしても背中を丸くして作業をおこなうために姿勢が悪くなります。

正しい姿勢をおこない生理的湾曲が作られると、姿勢が悪いことによる肩こりをかなり予防することができます。

どうしても仕事が長時間になる場合には、たまに姿勢を変えたり背伸びをしたりトイレに行くようにして、同じ姿勢を長時間おこなわないように心掛けましょう。

身体を少し動かすだけでも肩周辺の筋肉の緊張を減らすので、肩こりの予防になります。

運動不足によることが肩こりの原因ならば、身体に負担がかからない程度にストレッチやヨガ、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、体操などをおこない適度に身体を動かしましょう。

適度な運動は、身体の血流が良くなり肩こりの予防につながります。

また、夏場の冷房がよく効いたところで首や肩を冷やしすぎることや、冬場の寒さによる筋肉の緊張も肩こりの原因になります。

直接冷房の風に当たらないようにしたり、タオルや厚着をしたりして、首や肩を冷やさないようにしましょう。入浴などで身体を温めることも、肩こり解消につながります。

いずれにしても肩こりは、外部から何らかの刺激を受けたことにより脳が身体を守るために、患部である肩や肩周囲の筋肉が緊張させて疲労などが起こることが原因です。

筋肉の緊張を解消する簡単な方法は、夏場のエアコンによる「身体の冷やしすぎ」に注意したり、身体を締め付けるような服を着ないようにしたり、お風呂に入ったりして血流を改善することです。

肩こりのあんしん超速解消法

肩こりの原因は前述したように、脳が身体を守るために肩や肩周囲の筋肉が緊張させて、肩部周辺が疲労することで血行不良が起きることによるものです。

肩こりは、肩部を優しく触れたり撫でたりすると肩部周辺の筋肉の緊張が解消されます。

その方法が脳科学療法であるあんしん療法の自己療法です。ただし、今回紹介する「あんしん肩こり超速解消法」は、決して無理をせずおこなうようにしましょう。

また、患部を押したり叩いたりしないでください。身体は押したり叩いたりすると身体や脳は守りに入り、身体を緊張させて「揉み返し」がおこります。

解消法は、自己責任においておこなってください。

あんしん療法の超速解消法は、立った状態や座った状態、寝た状態など、どのような姿勢でもおこなうことができます。

あんしん超速解消法は、ただ単に手の平で身体を触れるだけなのでとても簡単です。ただし、人の手は物を掴むようにできているので、手の力を抜くことが意外と難しいのかもしれません。

あんしん自己療法では、思い切りぐいぐい押すような乱暴なことはおこなわず、優しく触れるだけなので簡単だといえるでしょう。

この優しく触れる方法を「正定法(せいていほう)」といいます。ポイントは、患部に触れているときに余分なことを考えずに「空」の気持ちでおこなうことです。

余分なこと(治してやろうなど)を考えて自己療法をおこなうと、その情報が患部に伝わり体の緊張が解けません。

何も考えずに肩にそっと触れて、そのままの状態を保ちます。(約5~10秒間くらい)その後、静かに患部から手を離します。

確認後、痛みや張りが無ければ自己療法は終わりです。痛みや張りが有れば、3回まで自己療法をおこなっても構いません。

3回以上は自己療法をおこなわないで下さい。優しく体に触れると、脳は筋肉に対して「緊張している状態を解く」ように命令を出します。

すると、肩の緊張が取り除かれるため、肩こりが解消されるのです。この自己療法の注意点は、軽く触れて痛みや張りがある(圧痛、あっつう)ようなら、その箇所は触りません。

その場合には、圧痛があるところの周りを軽く触れ自己療法をおこないます。痛みや張りがある患部の周囲の緊張が解けると、痛みや張っている箇所がどんどん小さくなっていきます。

また、患部を絶対に押したり揉んだりしてはいけません。この肩こり超速解消法は、自分だけでなく、他の人に対してもおこなうことができます。

まとめ

このように、肩こりの原因にもさまざまなものがあり、その原因にあった対処法が必要です。

前述した「あんしん療法」による肩こり解消をおこなうことにより、肩こりのない健康的な生活をおくることも可能になります。

肩こりは、仕事や勉強などで肩に負担がかかる動作や姿勢を長時間おこなうことが原因となっていることが多いようです。

肩に負担がかかる動作をしてしまうのは、脳の記憶システムに深く関係があります。

脳は、繰り返し同じ動作をおこなっていると、例え間違っている動作でもその動作を正しいと認識して記憶してしまいます。

また、肩こりが起こる原因として「体の連動性の欠如」「体幹の歪みや膝関節のズレ」などが起こる動作をおこなっていることも挙げられます。

当院では、脳の間違っている記憶動作や姿勢などを、元々あった正しい正常な動作や姿勢を脳に「再記憶させる療法」をおこないます。

さらには、脳科学療法により脳の内部表現変換をおこない身体の連動性を取り戻します。

それと同時に、体幹や骨盤、膝のズレなどを改善することで肩こりだけでなく、身体全体を根本的に改善する療法をおこないます。

自分にあった対処法を実践して、肩こりのない健康的な生活を送りましょう。

松島 弘之

浜松の整体「あんしん堂」 院長

松島 弘之

独自の「あんしん療法」によって医者、中小企業の代表、トップアスリート、武道家、モデルなど延べ10万人以上もの患者を施術。同時にストレスや悩みなど、様々な患者の相談を耳にする。
平成28年4月よりベトナムの首都ハノイでベトナム最大のホンゴック病院において、「あんしん堂」施術院開業